ラスティーネール
説明
ラスティーネールは、スコッチウイスキーとスコットランドの秘伝リキュール「ドランブイ」を組み合わせた、1937年に誕生したクラシックカクテルです。スコッチウイスキーの力強い香りとドランブイのヘザーハニー(ヒースの花の蜂蜜)による自然な甘み、そして秘伝のハーブとスパイスが織りなす複雑で奥深い味わいが特徴です。名前は錆びた釘のような赤茶色の外観に由来し、1960年代にはフランク・シナトラのラット・パックが愛飲したことで世界的に有名になりました。IBA公式カクテルにも認定されている、格調高い大人のカクテルです。
由来
発祥地: イギリス (1937年)
1937年のイギリス産業博覧会(British Industries Fair)で誕生し、当初は博覧会の頭文字を取って「B.I.F.」と呼ばれていました。しかし、このカクテルは一時期人気を失い、忘れ去られてしまいます。1950年代にアメリカに渡り、「D&S(ドランブイ・アンド・スコッチ)」や「ミグ21」などの名前で呼ばれるようになりました。1960年代初頭、ニューヨークの高級クラブ「21クラブ」のバーテンダーたちによって「ラスティーネール」という名前が定着し、1963年にドランブイ社の女性会長ジーナ・マッキノンがニューヨーク・タイムズで公式に推奨したことで、その地位が確立されました。
誕生日の意味
スコッチウイスキーの重厚で誠実な味わいとドランブイの穏やかな甘みが調和し、成功を収めても謙虚さを忘れず、周囲への感謝を持ち続ける品格ある人物を表している
名言
- 「ラスティーネールは男の飲み物だ。シンプルだが深い味わいがある」- フランク・シナトラ
豆知識
- 1937年のイギリス産業博覧会で考案され、当初は「B.I.F.」と呼ばれていた
- ニューヨークの高級クラブ「21クラブ」のバーテンダーによって1960年代に普及した
- フランク・シナトラ率いるラット・パックのメンバーたちの愛飲カクテルだった
- 1963年にドランブイ社の女性会長ジーナ・マッキノンがニューヨーク・タイムズで公式に推奨した
- 錆びた釘のような赤茶色の外観が名前の由来とされている
レシピ
材料:
- スコッチウイスキー - 45 ml
- ドランブイ - 25 ml
- 氷 - 適量 cubes
作り方:
- オールドファッションドグラスに氷を入れる
- スコッチウイスキー45mlを注ぐ
- ドランブイ25mlを加える
- バースプーンでゆっくりとステアして混ぜ合わせる
- レモンゼストまたはオレンジピールを軽く絞って香りを立たせる
- ガーニッシュをグラスの縁に飾る
- すぐにサーブして完成