10月20日の命日 - 芸術家・音楽家

1438年

ヤコポ・デッラ・クエルチャ

(1374 - 1438)

彫刻家

15世紀初頭に活躍したイタリア・ルネサンス期の彫刻家。

1374年生まれ。イタリア・トスカーナ地方で活動し、ルネサンス彫刻に革新をもたらしました。サンマリア・デッラ・カルチェリ聖堂やボローニャの市庁舎などで傑作を制作。人物像に力強い表情と動きを与えたことが特徴です。後世のドナテルロやミケランジェロにも影響を与えたとされます。 1438年に没し、その作品は現在もヨーロッパ各地の教会や公共建築で見ることができます。

1438年ヤコポ・デッラ・クエルチャ彫刻家 1374年

1516年

ジュリアーノ・ダ・サンガッロ

(1445 - 1516)

建築家

15世紀ルネサンス期のイタリア建築家。

1445年生まれ。フィレンツェで活動し、サン・ピエトロ大聖堂などの設計に携わりました。ロレンツォ・デ・メディチに仕え、宮殿や教会建築で手腕を発揮。古代ローマ建築の形式を復興させることに貢献しました。建築理論にも精通し、多くの弟子を育てました。 1516年に亡くなり、弟のアントニオ・ダ・サンガッロと共に大きな影響を残しています。

1516年ジュリアーノ・ダ・サンガッロ建築家 1445年

1801年

ルイ・ゴーフィエ

(1762 - 1801)

画家

18世紀末から19世紀初頭のフランス派画家。

1762年にフランスで生まれ、18世紀末からローマで活躍した画家。新古典主義の影響を受けた肖像画や風景画を制作。ローマの芸術家コミュニティで高い評価を得ました。イタリアの文化や遺跡を題材にした作品が知られています。 1801年に亡くなり、短い生涯ながらその作品は今も美術館で展示されています。

1801年ルイ・ゴーフィエフランス語版 1762年

天保6年8月29日

田能村竹田

(1777 - 1835)

南画家

田能村竹田は江戸時代後期の南画家で、日本の自然や風景を詩情豊かに描いた人物です。

1777年に生まれ、南画を中心に水墨画の技法を磨きました。山水画や花鳥画など多彩な作品を制作し、その繊細な筆致が特徴です。門弟を育成し、南画流派の発展に寄与しました。詩画一体の表現を追求し、詩的な風景表現で知られます。 1835年に没し、その作品は後世に大きな影響を与えました。

1835年 8月29日田能村竹田南画 1777年

1842年

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ピクシス

(1785 - 1842)

ヴァイオリニスト、作曲家

ヴァイオリニスト作曲家

ドイツ出身のヴァイオリニスト兼作曲家で、19世紀初頭の音楽シーンで活躍しました。

1785年に生まれ、幼少時からヴァイオリンを学びました。ヨーロッパ各地で演奏旅行を行い、技巧的な演奏で知られました。作曲家としては室内楽や協奏曲を中心に手がけ、その作品は高く評価されました。演奏活動と作曲活動を両立させ、音楽界に多面的な貢献をしました。 1842年にその生涯を終えました。

1842年フリードリヒ・ヴィルヘルム・ピクシス 1785年

1870年

マイケル・ウィリアム・バルフ

(1808 - 1870)

作曲家

19世紀に活動した作曲家で、ピアノ曲や声楽曲を中心に作品を残しました。

1808年に生まれ、音楽教育を受けた後に作曲活動を開始しました。主にピアノ曲や歌曲を手がけ、優雅な旋律と伝統的な形式を特徴としました。演奏家としても活動し、自身の作品を披露しました。ロマン派の影響を受けつつも独自の作風を打ち出しました。 1870年に没し、その作品は後世にも演奏され続けています。

1870年マイケル・ウィリアム・バルフ 1808年

1902年

ユリー・ヴィルヘルミーネ・ハーゲン＝シュヴァルツ

(1824 - 1902)

画家

19世紀に活躍した画家で、肖像画や風景画を中心に制作しました。

1824年に生まれ、伝統的な絵画技法を習得しました。肖像画では人物の表情を繊細に捉え、風景画では自然の情景を描きました。柔らかな色彩とタッチで独自の画風を確立しました。英語圏でも評価され、作品は海外のコレクションにも収蔵されました。 1902年に没し、後世の画家に影響を与えました。

1902年ユリー・ヴィルヘルミーネ・ハーゲン＝シュヴァルツ英語版 1824年

1931年

エマヌエル・モール

(1863 - 1931)

作曲家、ピアニスト、楽器発明家

作曲家ピアニスト楽器発明家

作曲家・ピアニストとして活動し、独自の楽器を考案した音楽家です。

エマヌエル・モールは1863年に生まれた作曲家兼ピアニストです。自ら演奏活動を行いながら、音楽理論にも造詣が深かったと伝えられています。演奏だけでなく、音色や演奏法の改良を目的として独自の楽器を発明しました。作品にはピアノ曲や室内楽などがあり、当時の音楽界に新風をもたらしました。 1931年に逝去しました。

1931年エマヌエル・モール作曲家ピアニスト 1863年

1942年

フレデリック・ストック

(1872 - 1942)

指揮者

ドイツ生まれの指揮者。1905年からシカゴ交響楽団の音楽監督を務め、アメリカのオーケストラ界を牽引した。

1872年にドイツで生まれ、音楽教育を受けた。 1905年にシカゴ交響楽団の音楽監督に就任し、37年間率いた。新進作曲家の作品を積極的に取り上げ、アメリカに現代音楽を紹介した。幅広いレパートリーと精緻な演奏で高い評価を得た。 1942年にその地位で逝去し、音楽界に大きな足跡を残した。

フレデリック・ストック指揮者 1872年

1984年

ピエール・カスト

(1920 - 1984)

映画監督

フランスの映画監督。ヌーヴェルヴァーグの一員として革新的な映像表現を追求した。

ピエール・カストは1920年にフランスで生まれた。 IDHEC（現フェミス）で映画を学び、批評家としても活動した。 1950年代末から1960年代にかけて短編やドキュメンタリーを数多く手がけた。ヌーヴェルヴァーグの影響を受け、自由で実験的な映像表現を追求した。代表作に『La Maison des Bories』（1970）がある。国内外の映画祭で受賞し、後進の監督にも大きな影響を与えた。 1984年10月20日に逝去し、その革新的な作風は今なお評価されている。

ピエール・カスト映画監督 1920年

1985年

浦山桐郎

(1930 - 1985)

映画監督

浦山桐郎は日本の映画監督。ニューシネマを牽引し、若者の情感を捉えた作品で知られる。

浦山桐郎は1930年に熊本県で生まれた。武蔵野美術大学在学中に映画に関心を抱き、自主制作を開始。 1950年代に東宝へ入社し、助監督を経て1960年に『わが青春に悔なし』で監督デビュー。若者の青春や社会との葛藤をテーマにした作品を多く手がけ、鋭い視点と繊細な映像美が特徴。日本映画監督協会会長など要職を務め、後進育成にも貢献した。映画祭での受賞歴も豊富で、国内外で高い評価を得た。 1985年10月20日に逝去し、その作品は今も多くの映画ファンに愛されている。

1985年浦山桐郎 1930年

1993年

杉山寧

(1909 - 1993)

日本画家

杉山寧は日本の日本画家。自然や伝統文化を題材にした精緻な作風で知られる。

1909年に東京美術学校（現東京藝術大学）で日本画を学んだ。水墨や岩絵具を用いた繊細な筆致で自然景観や花鳥画を描いた。日展や院展で多数入選し、日本画壇を代表する画家として活躍した。文化勲章を受章するなど、日本文化の継承と発展に寄与した。後進の育成にも尽力し、多くの日本画家を指導した。 1993年10月20日に逝去し、その作品は国内外で高く評価されている。

杉山寧日本画家 1909年