10月18日の命日 - 芸術家・音楽家

1545年

ジョン・タヴァーナー

(1490 - 1545)

作曲家

ルネサンス期イングランドの宗教音楽を代表する作曲家。

ジョン・タヴァーナーは1490年に生まれ、イングランドのルネサンス期を代表する作曲家として活躍した。ミサ曲やモテットなど宗教音楽を中心に手掛け、繊細なポリフォニーと深い精神性が特徴とされた。 1545年に没後も、彼の音楽は英国聖歌や教会音楽の発展に大きな影響を与え続けている。

1545年ジョン・タヴァーナー作曲家 1490年

1615年

ケルビーノ・アルベルティ

(1553 - 1615)

画家

イタリア・ルネサンス期の画家・版画家。宗教画と版画制作で名を馳せた。

ケルビーノ・アルベルティ（Cherubino Alberti, 1553–1615）は、イタリアの画家・版画家で、マチェラタ出身。祖父レオン・バッティスタ・アルベルティの芸術的影響を受け、ローマでフレスコ画や宗教画を制作した。繊細な線描と荘厳な構図を特徴とし、教会や宮殿の装飾画に携わった。版画集を出版し、北欧巨匠の作品模写を通じて技術を紹介した。後進の育成にも力を注ぎ、イタリア美術史に大きな足跡を残した。

1615年ケルビーノ・アルベルティ 1553年

1678年

ヤーコブ・ヨルダーンス

(1593 - 1678)

画家

フランドル出身のバロック期画家。躍動感あふれる風俗画で知られる。

ヤーコブ・ヨルダーンス（Jacob Jordaens, 1593–1678）は、フランドルのバロック期を代表する画家。ルーベンスの影響を受けた豊かな色彩と力強い表現が特徴的である。神話や聖書を題材にした歴史画だけでなく、市井の人々を描いた風俗画でも高い評価を得た。彼の作品は躍動感と歓楽的雰囲気に満ち、ヨーロッパ美術界に大きな影響を与えた。アントワープで工房を率い、多くの弟子を育成した。

1678年ヤーコブ・ヨルダーンス 1593年

1794年

ヨハン・エルンスト・ハインジウス

(1731 - 1794)

画家

ドイツの宮廷画家。18世紀に肖像画や歴史画で知られる。

1731年に現在のドイツ・フランケン地方で生まれた画家。コート画家として諸侯や貴族の肖像画を多数手がけた。細密な筆致と繊細な色彩感覚に定評があった。ロココ様式や初期新古典主義の影響を受けた作風を展開。代表作にはヴュルツブルク司教の肖像などがある。 1794年に没し、その功績は後世の肖像画家に影響を与え続けた。

1794年ヨハン・エルンスト・ハインジウス 1731年

1817年

エティエンヌ＝ニコラ・メユール

(1763 - 1817)

作曲家

フランス革命期からナポレオン時代に活躍した作曲家。ロマン派への橋渡し的存在。

1763年にフランスで生まれた音楽家。オペラや管弦楽曲を中心に作曲し、静謐と情熱を併せ持つ作風が特徴。代表作にはオペラ『Joseph』や『Uthal』などがある。オーケストレーションの工夫により、後のロマン派作曲家に影響を与えた。フランス革命や皇帝ナポレオンの時代に宮廷作曲家としても活躍。 1817年に没するまで約40年にわたりフランス音楽界を牽引した。

1817年エティエンヌ＝ニコラ・メユール 1763年

1888年

アルベルト・ツィンマーマン

(1808 - 1888)

画家

ドイツの風景画家。ロマン派の影響を受けた叙情的な山岳景観を描いた。

1808年にドイツで生まれ、デュッセルドルフ美術アカデミーで学んだ。アルプスやドナウ渓谷などヨーロッパ各地の風景を題材に制作。光と色彩の表現に優れ、自然の壮大さと静謐さを巧みに捉えた。ロマン派の伝統を継承しつつも、写実的な描写を追求した。後進の風景画家への指導にも尽力し、教育者としても知られる。 1888年に没し、その作品は現在も多くの美術館で鑑賞されている。

1888年アルベルト・ツィンマーマン 1808年

1893年

シャルル・グノー

(1818 - 1893)

作曲家

フランスの作曲家。代表作にオペラ『ファウスト』や編曲『アヴェ・マリア』がある。

シャルル・グノーは1818年にパリ郊外で生まれたフランスの作曲家です。彼はパリ音楽院で学び、ベルリオーズやモーツァルトの影響を受けました。 1859年に初演されたオペラ『ファウスト』は国際的な成功を収めました。またバッハの前奏曲を編曲した『アヴェ・マリア』は広く歌われ続けています。宗教曲や室内楽も多く手がけ、その優雅で叙情的な作風が特徴です。後年は宗教音楽への傾倒を深め、教会音楽の名作を残しました。彼の音楽は現在も世界中で演奏され、多くの聴衆に愛されています。

1893年シャルル・グノー 1818年

1901年

アーギュスト・マルムストレム

(1829 - 1901)

画家

スウェーデンの画家。国民的ロマン主義の神話画で知られる。

アーギュスト・マルムストレムは1829年にストックホルムで生まれたスウェーデンの画家です。彼はフランスやイタリアで修行を積み、古典的・神話的題材を描きました。代表作にはスウェーデンの民話を題材とした作品や、歴史画が含まれます。国民的ロマン主義の潮流の中で、マルムストレムは民族的アイデンティティを表現しました。彼の作品は国立美術館や大学にも収蔵され、スウェーデン美術史における重要人物です。 1901年に故郷で没し、現在も多くの美術愛好家から評価されています。

1901年アーギュスト・マルムストレム画家 1829年

1918年

コロマン・モーザー

(1868 - 1918)

デザイナー

オーストリアの画家・デザイナー。ウィーン工房を創設し、ユーゲントシュティールを代表。

コロマン・モーザーは1868年にウィーンで生まれ、ウィーン美術アカデミーで学びました。グスタフ・クリムトらとともに分離派を結成し、美術様式の革新を図りました。 1903年にはヨーゼフ・ホフマンと共にウィーン工房（Wiener Werkstätte）を設立。家具、ガラス、テキスタイルなど多彩な分野で装飾美術を手がけ、ユーゲントシュティールを確立。その幾何学的で洗練されたデザインは後のモダンデザインに大きな影響を与えました。 1918年に亡くなるまで、芸術と工芸の融合を追求し続けました。

1918年コロマン・モーザーデザイナー 1868年

1935年

ガストン・ラシェーズ

(1882 - 1935)

彫刻家

フランス出身でアメリカを拠点に活躍した彫刻家。女性像を題材とした優美な作品で知られる。

1882年にフランスで生まれ、17歳で渡米し彫刻を学んだ。大胆で流麗な曲線を持つ女性像が特徴で、初期の代表作『浮遊する女性像』は高い評価を得た。メトロポリタン美術館など、アメリカ国内外の主要美術館に作品が収蔵されている。妻のアリスをモデルにした作品群は、彼の芸術性と個人的物語を色濃く反映している。 1935年に死去後も、20世紀を代表する彫刻家として名を残している。

1935年ガストン・ラシェーズ 1882年

1942年

ミハイル・ネステロフ

(1862 - 1942)

画家

ロシア象徴派の画家。宗教画や肖像画を手掛けた代表的作家。

1862年にサンクトペテルブルクで生まれ、モスクワ絵画彫刻建築学院で学んだ。象徴的な色彩と宗教的テーマを融合させた『若きバルトロマイの幻視』などの作品で知られる。ロシア正教の影響を受けた聖画や肖像画は、静謐で神秘的な雰囲気を漂わせる。『尼僧の大いなる受容』は彼の代表作のひとつで、晩年まで人気を博した。 1942年に没し、ロシア美術における重要人物として高く評価されている。

1942年ミハイル・ネステロフ画家 1862年

1943年

エミール・ボーシエ

(1874 - 1943)

画家

1943年エミール・ボーシエ 1874年