貧困撲滅のための国際デー

1992年12月の国連総会で制定された国際デー。フランスを拠点とするNGO「国際運動ATD第4世界」の発案により、多くの国でこの日が「極貧に打ち克つための世界デー」となっていることから、国連総会で「貧困撲滅のための国際デー」とすることが宣言された。

国連総会が1992年に制定した、極度の貧困と闘うための国際デー。世界中で貧困問題への理解と支援を呼びかけます。
1992年12月、フランスのNGO「国際運動ATD第4世界」の提案を受け、国連総会で正式に制定されました。極度の貧困に苦しむ人々への支援や貧困原因への理解を深めることが目的です。毎年10月17日には各国でシンポジウムやチャリティーイベントが開催されます。教育や保健、雇用など多岐にわたるアプローチで貧困撲滅を目指します。政府や民間団体、地域コミュニティが連携し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献します。
貧困撲滅のための国際デー 1992年 国際デー NGO

デサリーヌの日

国・地域: ハイチ

ハイチの独立運動指導者ジャン=ジャック・デサリーヌが1806年に暗殺された日。

ハイチ独立運動の指導者ジャン=ジャック・デサリーヌの暗殺を記念する日。彼の功績と犠牲を振り返ります。
1806年10月17日、ハイチの独立を勝ち取った英雄ジャン=ジャック・デサリーヌが暗殺されました。デサリーヌは1804年にハイチ初代皇帝に即位し、奴隷制廃止と国家建設を推進しました。しかしその急進的統治は内政対立を招き、暗殺に至ります。今日ではハイチ建国の父とされ、その功績をたたえるとともに政治的対立の教訓として振り返られています。毎年この日には式典や記念集会が行われ、国民の歴史意識が新たにされます。
ハイチ ジャン=ジャック・デサリーヌ 1806年

台湾文化の日

国・地域: 台湾

1921年に蔣渭水らによって台湾文化協会が創設されたのを記念。

1921年に蔣渭水らが台湾文化協会を創設した日。台湾文化の自律と発展を祝います。
1921年10月17日、台湾の医師かつ政治活動家である蔣渭水らが台湾文化協会を創立しました。これは日本統治下の台湾において、台湾語や民俗芸術を保護・普及することを目的とした初の文化団体です。協会は出版活動や演劇上演、講演会などを通じて台湾文化の自覚を促しました。台湾のアイデンティティ形成に大きく寄与し、その精神は現在の文化活動や教育にも引き継がれています。毎年この日は台湾各地で歴史講座や文化イベントが開催されます。
台湾 1921年 蔣渭水 台湾文化協会

神嘗祭

国・地域: 日本

天皇が、その年の新穀を天照大神に奉納する祭。1947年までは大祭日であった。

天皇が新穀を天照大神に奉納する神事で、秋の収穫を感謝する重要な祭祀です。
神嘗祭(かんなめさい)は、皇室が五穀豊穣を感謝し、新穀を天照大神に奉納する古代から続く神道の祭儀です。毎年10月17日に伊勢神宮(内宮)で執り行われ、天皇に代わり祭主が儀式を執行します。1947年までは国家の大祭日とされ、多くの参列者が皇居や神社に集いました。新穀を捧げることで豊かな実りへの感謝と来年の豊作祈願を捧げます。伝統的な装束や神楽舞が奉納されるなど、格式高い儀礼が特徴です。
神嘗祭 日本 天皇 天照大神 1947年 大祭日

貯蓄の日

国・地域: 日本

日本銀行貯蓄増強中央委員会(現在の金融広報中央委員会)が1952年の同委員会発足の際に制定し、翌年から実施。神嘗祭に由来する。

日本銀行貯蓄増強中央委員会が1952年に制定した、貯蓄の大切さを呼びかける記念日です。
貯蓄の日は1947年まで行われていた神嘗祭に由来し、日本銀行貯蓄増強中央委員会(現・金融広報中央委員会)が1952年に制定しました。翌1953年から毎年10月17日に実施され、国民一人ひとりに貯蓄の意義を啓発します。家計の安定や将来の備え、経済成長への貢献など、幅広い視点から貯蓄の重要性を訴えています。全国の金融機関や自治体、学校などで講演会やセミナー、キャンペーンが行われます。個人投資の促進や資産形成支援の取り組みとも連動し、持続可能な経済社会の実現を目指します。
貯蓄の日 日本 日本銀行 1952年

カラオケ文化の日

国・地域: 日本

全国カラオケ事業者協会が、同協会の設立記念日である10月17日を記念日として制定。ちなみに1月19日がNHKの制定した「カラオケの日」に、毎年9月の第2土曜日が文部省が提唱した「ファミリーカラオケの日」になっている。

全国カラオケ事業者協会が制定した、カラオケ文化の発展と楽しさを広める日です。
カラオケ文化の日は、全国カラオケ事業者協会の設立記念日である10月17日に定められました。1971年に井上大佑氏が発明したカラオケは、各世代に広がる国民的娯楽として定着しています。毎年この日にはカラオケ大会やイベント、特別キャンペーンが実施され、音楽を通じた交流が活発化します。NHKの「カラオケの日」(1月19日)や文部省提唱の「ファミリーカラオケの日」(9月第2土曜)とも連携し、多様な楽しみ方を提案します。地域活性化や世代間交流にも寄与し、日本発のエンターテインメント文化として世界でも注目されています。
カラオケ 日本 全国カラオケ事業者協会 1月19日 NHK 文部省

沖縄そばの日

国・地域: 日本

1978年のこの日、公正取引協議会により「沖縄そば」の名称の表示が特殊名称として登録許可された。

公正取引協議会が1978年に『沖縄そば』の名称を特殊名称として登録した日です。
沖縄そばの日は1978年10月17日、公正取引協議会が『沖縄そば』を特殊名称として保護することを認めた日に由来します。沖縄そばは小麦を主原料とする平打ち麺で、地域独自の製法と風味が特徴です。他地域のそばと区別するための登録は、沖縄の食文化と産業振興に大きく貢献しました。毎年この日には県内外で試食イベントや製造体験、観光キャンペーンが行われ、地元への理解と観光促進につながっています。沖縄そばの多様な具材や歴史を学ぶ機会としても定着し、訪日観光客にも人気です。
沖縄そば 日本 1978年