1904年

日露戦争: バルチック艦隊がアジアへ向けてリバウ軍港を出港。

1904年10月15日、日露戦争でロシアのバルチック艦隊がリバウ(現・リガ)を出港し極東へ向かいました。大西洋を横断する長期航海が始まった日です。
ロシア海軍バルチック艦隊は主力戦艦を多数含み、セヴァストーポリを経由し極東へ派遣。 艦隊はアフリカ南端の喜望峰やインド洋を経て日本海へ向かう、歴史的な長距離航海を実施。 途中、ストライキや補給難など多くの困難に直面した。 後に対馬海峡海戦や日本海海戦で敗北し、バルチック艦隊の運命は大きく左右された。 この航海は艦隊の実力と補給体制の限界を浮き彫りにした。
日露戦争 バルチック艦隊 リバウ
1917年

第一次世界大戦: オランダ人ダンサーのマタ・ハリがドイツのスパイ容疑でフランス当局により銃殺。

1917年10月15日、第一次世界大戦中にスパイ容疑で逮捕されたマタ・ハリがフランスで処刑されました。舞踊家からスパイへ転身したとされる伝説の女性です。
オランダ生まれの舞踊家マタ・ハリは華麗な衣装とエキゾチックな踊りで人気を集めた。 フランス・ドイツ双方に情報を流した疑いで逮捕され、裁判は非公開で進行。 証拠は不十分とされるが、戦時下の恐怖と偏見が厳罰を後押しした。 処刑はヴィンセンヌ要塞で行われ、死の直前まで優雅な態度を崩さなかったと伝えられる。 彼女の物語は映画や小説で繰り返し取り上げられ、謎多き女性像を残した。
1917年 第一次世界大戦 マタ・ハリ
1934年

国民政府軍に敗れた中国共産党が、華南の根拠地を放棄し西方への長征を開始。

国民政府軍の攻勢により、中国共産党が華南の拠点を放棄し、西方への長征を開始しました。
1934年10月15日、中国共産党は江西省瑞金を拠点とするソビエトを離脱。 国民政府軍による包囲網を突破し、生存を図る大規模な戦略撤退が始まった。 この行程は約9,000kmに及び、『長征』として歴史に刻まれる。 過酷な山岳地帯や河川の渡河、敵軍との衝突を繰り返しながら進軍。 途中で毛沢東が党内の指導権を確立し、その後の中華人民共和国建国につながる転機となった。 長征は中国共産党の生き残りと結束を象徴する歴史的事件です。
1934年 国民政府 中国共産党 長征
1944年

パンツァーファウスト作戦。ハンガリーでナチス・ドイツと矢十字党によるクーデターが起こる。

ナチス・ドイツがハンガリーで行ったパンツァーファウスト作戦で、矢十字党がクーデターを実行しました。
1944年10月15日、ドイツはホルティ政権を強制的に従属させるためパンツァーファウスト作戦を発動。 ホルティ首相を拘束し、親独的な政権を樹立させるクーデターが行われた。 矢十字党が政権を掌握し、ユダヤ人に対する弾圧と大量虐殺が一層激化。 ハンガリーの内政に深刻な混乱をもたらし、多くの市民が犠牲となった。 この出来事はホロコースト史の悲劇的な側面を象徴する一つです。
1944年 パンツァーファウスト作戦 ハンガリー ナチス・ドイツ 矢十字党 クーデター
1945年

スマラン事件。ジャワ島スマランで日本軍とインドネシア独立派が武器の引き渡しをめぐり衝突。

ジャワ島スマランで、日本軍とインドネシア独立派が武器の引き渡しをめぐり衝突しました。
1945年10月15日、第二次大戦終結直後の混乱期にスマランで衝突が発生。 インドネシア独立派は日本軍から鹵獲武器の引き渡しを要求。 交渉が決裂し、双方が射撃戦を繰り広げる事態となった。 多数の死傷者が出るとともに、市街地では略奪や混乱が拡大。 この事件はインドネシア独立戦争の序章の一つと位置づけられる。 戦後の植民地主義崩壊と民族独立運動の激化を象徴する出来事です。
スマラン事件 ジャワ島 スマラン 日本軍
1962年

アメリカがキューバを海上封鎖し、核ミサイル配備のためのソ連船の入港を阻止。キューバ危機の始まり。

1962年10月15日、アメリカがキューバへの海上封鎖を開始し、キューバ危機が始まりました。
1962年10月15日、アメリカはキューバに向かうソ連船の入港を阻止するために海上封鎖(禁輸措置)を宣言しました。 これはソ連が核ミサイルをキューバに配備しようとしていることへの対抗策で、史上最大級の核危機となります。 封鎖は「キューバ封鎖」または「キューバ危機」と呼ばれ、米ソ間の緊張が極度に高まりました。 国際社会は核戦争の瀬戸際に立たされ、両国は交渉によってミサイル撤去を巡るせめぎ合いを続けます。 最終的に10月下旬に双方が妥協し、危機は回避されましたが、冷戦の象徴的事件として記憶されています。
1962年 アメリカ キューバ キューバ危機
2015年

ブルガリア難民射殺事件。

ブルガリアの国境で難民が射殺され、国際的な人権問題として批判が高まった。
2015年10月15日、ブルガリア・トルコ国境付近で警備にあたっていた国境警備隊が難民を射殺する事件が発生した。 射殺された難民は主に中東やアフリカ出身とされ、欧州への移民・難民危機の深刻さを浮き彫りにした。 ブルガリア当局はテロの疑いも含めた調査を実施したが、人権団体は過剰な武力行使を強く非難。 EU内では難民受け入れに関する対立がさらに激化し、域内協力の在り方が問われた。 事件は欧州全体の移民政策議論に大きな影響を与えた。
2015年 ブルガリア難民射殺事件
2021年

アフガニスタン紛争: カンダハルの金曜礼拝中のモスクで自爆テロが発生して41人以上が死亡。

アフガニスタン紛争下、カンダハルのモスクで自爆テロが発生し多数の犠牲者が出た痛ましい事件。
2021年10月15日、アフガニスタン南部カンダハルのモスクで金曜礼拝中に自爆テロが発生し、41人以上が死亡、数十人が負傷した。 タリバンと対立するイスラム過激派組織が犯行を主張したとされ、宗教施設が標的となった。 犠牲者の多くは礼拝に訪れていた一般市民で、地域社会に深い悲しみを残した。 国際社会は事件を非難し、アフガニスタン情勢の不安定さを改めて懸念した。 人道的支援団体は負傷者への医療支援や被災者支援を急務とした。
2021年 アフガニスタン紛争
2024年

北朝鮮が韓国につながる道路(東側の東海線と西側の京義線)を軍事境界線上で爆破。

北朝鮮が韓国へ通じる東海線と京義線の道路を境界線上で爆破し、緊張が高まった。
2024年10月15日、北朝鮮は軍事境界線上の東海線および京義線に通じる道路を爆破し、南北の緊張が一層高まった。 この行動は韓国との条約や協定に違反するとして韓国政府は強く非難。 爆破による人的被害は報告されなかったが、鉄道や物流への影響が懸念された。 国連や周辺国は南北対話の継続を求める声明を発表し、事態の沈静化を図った。 朝鮮半島情勢における軍事的挑発行動の一例として記憶される。
2024年 北朝鮮 東海線 京義線