バンダ (翡翠蘭)

学名: Vanda spp.
科名: ラン科

花言葉

  • 上品な美しさ
  • エレガント
  • 華やかな恋
  • 身軽
  • 個性的

特徴

花色:

説明

バンダはラン科ヒスイラン属の着生植物で、東南アジアを中心に約60種が分布しています。樹高5~10mの高い木に住みついて、空気中に出した根(気根)をたくさん生やします。太い1本の茎と左右交互につく葉っぱを持ち、2~4月と8~10月頃に5~10cmの網目状の花びらをいくつか咲かせます。タイでは「王室の花」とも称されるほど高貴な花として扱われています。

豆知識

  • シンガポールの国花として1981年に選定された
  • タイでは「王室の花」と呼ばれ、最高級の敬意を表す花とされる
  • NASA宇宙ステーションでの栽培実験にも使用されたことがある
  • 一つの花が2週間以上咲き続ける驚異的な花持ちの良さを誇る

利用方法

観賞用
  • 切り花として高級フラワーアレンジメントに使用
  • 温室栽培での観賞用植物
  • 着生栽培による吊り下げ装飾
薬用
  • 特に薬用効果は報告されていない

注意: 薬用としての使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 香水の原料として一部の品種が使用される
  • 装飾品や工芸品の材料として利用

毒性

症状: 毒性は報告されていない

リンドウ (竜胆)

学名: Gentiana scabra var. buergeri
科名: リンドウ科

花言葉

  • 勝利
  • 誠実
  • 貞操
  • 悲しんでるあなたを愛する
  • 正義

特徴

花色:

説明

リンドウはリンドウ科リンドウ属の多年生植物で、日本全国の山野に自生しています。秋になると深い青紫色の美しい花を咲かせ、その強い苦味から「竜胆」と名付けられました。古くから健胃薬として利用され、現在でも敬老の日の贈り物として人気があります。花は日光が当たると開き、曇りや雨の日には閉じる性質があります。

豆知識

  • 花は晴れた日の午前10時頃から午後4時頃まで開花する
  • 根の苦味は胆汁より苦いとされ、「竜胆」の名前の由来となった
  • 敬老の日のギフトとして年間約300万鉢が出荷される
  • ヨーロッパアルプスでは青いリンドウが「山の宝石」と呼ばれる

利用方法

観賞用
  • 秋の茶花として茶道で重宝される
  • 庭園や鉢植えでの観賞用栽培
  • 切り花として秋のフラワーアレンジメントに使用
薬用
  • 健胃薬として消化不良や食欲不振に効果
  • 苦味健胃剤として膵液、胆汁の分泌促進
  • 漢方では消炎解毒の作用があるとされる

注意: 大量摂取は消化器系の不調を引き起こす可能性があるため注意が必要

食用

非常に苦いため食用には適さない

その他
  • 生薬として乾燥根が利用される
  • 園芸植物として品種改良が進められている

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 根部, 葉部

症状: 大量摂取により消化器系の不調を引き起こす可能性がある

ネリネ

学名: Nerine sarniensis
科名: ヒガンバナ科

花言葉

  • 華やか
  • また会う日を楽しみに
  • 箱入り娘
  • 輝き

特徴

花色:

説明

ネリネはヒガンバナ科ネリネ属の球根植物で、南アフリカが原産です。大正時代の初期に日本に渡来しました。花びらに光沢があり、明るい光を浴びてキラキラ輝く様子は宝石のように見えることから「ダイヤモンドリリー」とも呼ばれます。11月から12月頃に開花し、切り花にすると2週間ほど楽しめる花持ちの良さも特徴です。

豆知識

  • フラワーデザイナー資格検定試験でよく使用される花材
  • 花持ちが良く、切り花で2週間以上楽しめる
  • ヒガンバナに似ているため当初は栽培が敬遠されていた
  • 球根から花まで約3年の栽培期間が必要

利用方法

観賞用
  • 高級な切り花として冠婚葬祭で使用
  • ウェディングブーケの材料として人気
  • フラワーアレンジメントでの主役的存在
薬用
  • 薬用効果は特に報告されていない

注意: ヒガンバナ科のため、誤食に注意が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 園芸品種として多くの交配種が作出されている
  • 球根の繁殖により商業的に生産される

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 球根, 葉部

症状: ヒガンバナ科のため軽度の毒性があり、誤食すると消化器系の不調を引き起こす可能性

アカンサス (葉薊)

学名: Acanthus mollis
科名: キツネノマゴ科

花言葉

  • 芸術
  • 美術
  • 技巧
  • 離れない結び目
  • 信じ難い生命力

特徴

花色:

説明

アカンサスはキツネノマゴ科ハアザミ属の常緑多年草で、地中海沿岸が原産です。草丈、株張りともに1.5mほどになる大型の宿根草で、6月から8月に紫色の萼と白い花弁のコントラストが美しい花を咲かせます。古代ギリシャのコリント様式の柱の装飾モチーフとして使われ、「芸術」や「美術」という花言葉を持ちます。乾燥に強く、耐寒性も高い丈夫な植物です。

豆知識

  • 古代ギリシャのコリント式建築の象徴として2500年以上の歴史を持つ
  • ギリシャの1ユーロ硬貨にもアカンサスの葉がデザインされている
  • 一度植えると50年以上生育し続ける驚異的な長寿植物
  • 葉の形が非常に複雑で、彫刻家の技術向上の練習材料として使われた

利用方法

観賞用
  • 大型の庭園植物として背景に植栽
  • ドライフラワーとして装飾に使用
  • 建築装飾のモチーフとして現在も使用
薬用
  • 特に現代的な薬用効果は報告されていない

注意: 薬用としての使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 建築装飾のモチーフとして工芸品に使用
  • 庭園デザインでの構造植物として活用

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

シモツケ (下野)

学名: Spiraea japonica
科名: バラ科

花言葉

  • 整然とした愛
  • 儚さ
  • はかなさ
  • 無駄

特徴

花色:

説明

シモツケはバラ科シモツケ属の落葉低木で、日本、朝鮮半島から中国西北部にかけて分布しています。名前は最初に下野国(現在の栃木県)で発見されたことに由来します。5月から6月頃に枝先に小さな花が集まってふんわり丸く咲き、花色は赤、紫、ピンク、白などがあります。育てやすく大きくならず、観賞期間も長いため初心者におすすめの花木です。

豆知識

  • 栃木県の県花として親しまれている
  • 花期が長く、約2ヶ月間楽しむことができる
  • 挿し木で簡単に増やすことができる繁殖力の強い植物
  • 明治時代にヨーロッパに紹介され、現在も人気の庭園植物

利用方法

観賞用
  • 庭園での低木境界植物として使用
  • 鉢植えでの観賞用栽培
  • 切り花として春のフラワーアレンジメントに使用
薬用
  • 特に現代的な薬用効果は報告されていない

注意: 薬用としての使用は推奨されない

食用

食用には適さない

その他
  • 園芸品種として多くの改良種が作出されている
  • 生け垣や境界植物として利用される

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない