10月12日の命日 | calendar.web-standard.org

建仁3年9月6日

仁田忠常

(1168 - 1203)

武将

鎌倉時代に活躍した御家人の武将。

1168年に生まれ、鎌倉幕府成立期の御家人として活動した。各地の合戦に従軍し、武勇を示したと伝えられる。史料は限られるが、地方支配に貢献した武将の一人とされる。晩年は建仁3年（1203年）の合戦で戦死した。日本中世史の一端を担う人物として注目される。

1203年建仁 9月6日仁田忠常武将 1168年

1320年

ミカエル9世パレオロゴス

(1277 - 1320)

東ローマ皇帝

パレオロゴス朝の東ローマ皇帝（在位1294年–1320年）。

1277年に生まれ、父アンドロニコス2世とともに共同皇帝として即位した。内政と軍事を分担し、帝国の安定に努めた。対外的にはセルジューク朝やブルガリアとの紛争に関与した。教皇庁との関係改善や教会内部の対立調停にも取り組み、宗教と政治の調和を模索した。1320年に没し、その治世は東ローマ帝国の歴史に重要な位置を占める。

1320年ミカエル9世パレオロゴス東ローマ皇帝 1277年

1435年

アグネス・ベルナウアー

(1410 - 1435)

バイエルン公アルブレヒトの妻

バイエルン公アルブレヒト3世の愛妾として歴史に名を残す人物。

1410年に生まれ、平民出身ながらバイエルン公アルブレヒト3世の寵愛を受けて結婚した。身分違いの結婚は貴族間で物議を醸し、政治的対立を生んだ。1435年に異端審問の名目で処刑され、悲劇的な最期を遂げた。彼女の運命は後世の文学や音楽作品にも影響を与えた。現代では身分の垣根を越えた愛の象徴として語り継がれている。

1435年アグネス・ベルナウアーバイエルン公アルブレヒト 1410年

1492年

ピエロ・デラ・フランチェスカ

(1412 - 1492)

画家

イタリア・ルネサンス期を代表する画家。

1412年頃に生まれ、遠近法の研究と幾何学的構図を取り入れた革新的な作品で知られる。代表作に『聖セバスティアヌスの殉教』や『ブレシアの旗挙げ』などがある。フレスコ画や肖像画にも秀で、その明快な色彩と静謐な表現は後世に大きな影響を与えた。数学と美術の融合を追求し、芸術理論にも寄与した。1492年に没し、その業績はルネサンス研究において今なお高く評価されている。

1492年ピエロ・デラ・フランチェスカ画家 1412年

1576年

マクシミリアン2世

(1527 - 1576)

神聖ローマ皇帝

神聖ローマ皇帝（在位1564年–1576年）。

1527年にハプスブルク家の一員としてウィーンで生まれた。父フェルディナント1世の死去に伴い1564年に皇帝に即位し、宗教的寛容政策を推進した。ルター派とカトリックの緊張緩和を図り、国内の安定を目指した。芸術と学問を保護し、ウィーンを文化の中心地として発展させた。1576年に没し、穏健な治世は神聖ローマ帝国の多元的社会の基盤を築いた。

1576年マクシミリアン2世神聖ローマ皇帝 1527年

天正18年9月4日

狩野永徳

(1543 - 1590)

狩野派絵師

安土桃山時代を代表する狩野派の絵師。

1543年に生まれ、狩野派の宗家として多くの屏風絵や襖絵を手がけた。大胆な構図と豪華な金箔使いを特徴とし、織田信長や豊臣秀吉からも重用された。代表作には『洛中洛外図屏風』や『吉野山図屏風』があり、日本絵画史に大きな足跡を残す。武家や公家の邸宅装飾を多数手掛け、城郭装飾にも影響を与えた。1590年に没し、その華麗な画風は後世の絵師に多大な影響を与えた。

1590年天正 9月4日狩野永徳狩野派 1543年

寛永9年8月29日

朽木元綱

(1549 - 1632)

戦国武将

戦国時代の朽木氏の武将。

1549年に近江国で生まれ、朽木氏の当主として地域支配を行った。浅井氏や織田氏と同盟を結びながら勢力を維持し、のちに徳川氏に仕えた。合戦や政治交渉に長け、東近江の要衝を守った。関ヶ原の戦い後も家名を保ち、江戸時代初期まで存続した。1632年に没し、朽木氏の礎を築いた人物とされる。

1632年寛永 8月29日朽木元綱戦国武将 1549年

1654年

カレル・ファブリティウス

(1622 - 1654)

画家

オランダ黄金時代の画家、レンブラント門下生。

1622年にオランダ・ミーデンベームスターで生まれ、レンブラントに師事した。繊細な光と影の表現に優れ、『金魚』や『木にとまる鳥』など小品を得意とした。1654年のデルフト大爆発で殉死し、35歳の若さでその生涯を閉じた。短い生涯ながら独自の画風を確立し、後世の画家に影響を与えた。彼の作品は現在もヨーロッパ各地の美術館に所蔵されている。

1654年カレル・ファブリティウス画家 1622年

寛文8年9月7日

片山良庵

(1601 - 1668)

軍学者

江戸時代初期の軍学者。

1601年に生まれ、兵法や軍事理論の研究に専念した。徳川幕府の要請で軍学の指導に当たり、武士の教育に貢献した。理論面から幕府の防衛戦略に寄与し、軍学の体系化を図った。実戦経験は少ないものの、文献を通じて後世の武学に影響を与えた。1668年に没し、その学説は江戸時代を通じて参照され続けた。

1668年寛文 9月7日片山良庵軍学者 1601年

1692年

ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリ

(1632 - 1692)

ヴァイオリニスト、歌手、作曲家

ヴァイオリニスト歌手作曲家

17世紀イタリアの作曲家・ヴァイオリニスト。

1632年にボローニャ近郊で生まれ、優れたヴァイオリニストとして活躍した。バロック期の作曲家としてソナタ集やトリオソナタを数多く残し、器楽音楽の発展に寄与した。教会音楽や室内楽の分野でも作品を発表し、高い評価を得た。弟子の育成にも力を入れ、後進に大きな影響を与えた。1692年に没し、バロック音楽史に重要な足跡を刻んだ。

1692年ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリヴァイオリニスト歌手作曲家 1632年

1730年

フレデリク4世

(1671 - 1730)

デンマーク王

デンマーク王位を継承し、国内改革を推進した絶対君主。北欧の政治史に名を残す統治者。

1671年に生まれる。 1699年にデンマーク王に即位し、宮廷改革や軍備増強を実施。財政再建に努め、税制改革を主導。同盟関係を再編し、北欧の外交に影響を与えた。文化・教育の振興を図り、学問にも理解を示した。 1730年にその生涯を閉じた。

1730年フレデリク4世デンマーク王 1671年

延享3年8月28日

富永仲基

(1715 - 1746)

思想家

1715年に伊勢国で生まれた江戸時代中期の思想家。形式にとらわれず合理的な実学を提唱し、後世に影響を与えた。

1715年に伊勢国で生まれる。儒学を基盤にしつつ、形式主義を批判して実践的な学問を推奨。『出定後語』などの著作で柔軟な思考法を示す。従来の学問体系を見直し、新たな哲学的視点を提示。後世の実学運動や学者たちに大きな影響を与えた。 1746年に惜しまれつつ逝去。

1746年延享 8月28日富永仲基思想家 1715年