10月09日の命日 | calendar.web-standard.org

1047年

クレメンス2世

(1005 - 1047)

第149代ローマ教皇

1047年1月に第149代ローマ教皇に選出された。教会改革を推進し、腐敗撲滅に尽力した。

本名はスイジェル（Suidger）で、ドイツのバンベルク司教を務めた。 1046年12月に教皇選出会議で選ばれ、1047年1月に戴冠。教会の聖俗混同や聖職者の腐敗をただす改革に力を注いだ。神聖ローマ皇帝ハインリヒ3世を戴冠し、皇帝との協調を強化。在位はわずか9か月で、1047年10月9日に急逝。死因には毒殺説もささやかれ、短い生涯が伝説と化している。

1047年クレメンス2世ローマ教皇 1005年

1253年

ロバート・グロステスト

神学者

中世イングランドの神学者・哲学者。自然科学にも関心を寄せ、後世の研究に影響を与えた。

1175年頃に生まれ、オックスフォード大学で教鞭をとり優れた講義で名を馳せた。 1235年にリンカーン司教に任命され、教会と学術の橋渡し役を果たした。神学だけでなく、光学・天文学・数学の研究も行い、中世自然哲学の先駆者とされる。ラテン語による著作は後世の学者に影響を与え、科学的方法の萌芽を示した。 1253年10月9日に没し、その博学と探究心は今も評価され続けている。

1253年ロバート・グロステスト神学者 1175年

1390年

フアン1世

(1358 - 1390)

カスティーリャ王

カスティーリャ王として内政や外交を統率した中世スペインの君主。

1358年、カスティーリャ王エンリケ2世の長男として生まれた。 1379年に王位を継承し、国内の統治制度強化に努めた。 1385年のアルジュバロタの戦いでポルトガル軍に敗北するも、国王としての威厳を保った。ブルゴーニュ公と婚姻を結ぶなど、外交面でも積極的に活動した。 1390年10月9日に急逝し、娘フアナがその後を継いだ。

1390年フアン1世カスティーリャ王 1358年

1562年

ガブリエレ・ファロッピオ

(1523 - 1562)

医学者

16世紀イタリアで活躍した解剖学者。卵管（ファロッピウス管）の詳細な記述で知られる。

1523年にイタリアのモデナで生まれ、パドヴァ大学で医学を学んだ。解剖学の先駆的研究を行い、女性生殖器の卵管を詳細に記述した。さらに内耳の構造や耳管についても研究し、解剖学の発展に大きく貢献。著書『解剖学要説』はヨーロッパ各地で読まれ、医学生理学の学習に影響を与えた。 1562年10月9日にミラノで逝去し、その功績は現在も医学界で高く評価されている。

1562年ガブリエレ・ファロッピオ医学者 1523年

慶長2年8月28日

足利義昭

(1537 - 1597)

室町幕府最後の征夷大将軍

室町幕府最後の征夷大将軍として戦国乱世の終焉に関与した武将兼政治家。

1537年に足利義輝の弟として生まれる。 1568年、織田信長に擁立され第15代征夷大将軍に就任した。将軍権の回復を目指すも信長との対立が深まり、1573年に京を追放され幕府は滅亡。追放後は各地を転々とし、1590年に豊臣秀吉に降伏した。 1597年10月9日に九州で没し、室町幕府終焉の象徴として歴史に名を残す。

1597年慶長 8月28日足利義昭室町幕府征夷大将軍 1537年

慶長18年8月25日

浅野幸長

(1576 - 1613)

武将、和歌山藩主

武将和歌山藩主

戦国時代から江戸時代初期に活躍した武将で、和歌山藩初代藩主。

1576年に浅野長政の次男として誕生した。父の死後、紀伊和歌山藩を継承し、城下町の整備や治水事業を推進した。徳川家康に仕え、大阪夏の陣にも参加して武功を挙げた。和歌や茶の湯を奨励し、文化振興にも力を注いだ。 1613年10月9日に没し、子の浅野長直が家督を継いだ。

1613年慶長 8月25日浅野幸長和歌山藩主 1576年

1688年

クロード・ペロー

(1613 - 1688)

医学者、建築家

医学者建築家

フランスの医師・建築家で、古典建築理論の普及に貢献した人物。

1613年にパリの貴族の家に生まれ、医師としてキャリアを開始。パドヴァ大学で解剖学を学び、自然史の翻訳や編纂にも携わった。ルイ14世の庇護を受け、カルーゼル宮殿など王室建築の設計に参画した。著書『建築の理論』で古代ローマ建築の原則を解説し、古典様式復興を主導。 1688年に没し、その建築理論は後世の設計者に大きな影響を与えた。

1688年クロード・ペロー 1613年

1709年

バーバラ・パーマー

(1640 - 1709)

イングランド王チャールズ2世の愛妾

イングランド王チャールズ2世の寵愛を受けた愛妾で、宮廷政治にも影響を及ぼした女性。

1640年にロンドン近郊で生まれ、若くして王室に仕える女官となった。チャールズ2世の寵愛を長く独占し、その地位を利用して宮廷の人事や外交に関与した。複数の子を王に産ませ、彼女の縁故が王権の恩恵をもたらす源となった。 1660年代には初代クリーブランド公爵夫人に叙せられ、社交界で中心的存在となった。 1709年10月9日に没し、その奔放な生涯は後世にも語り継がれている。

1709年バーバラ・パーマーイングランド王チャールズ2世 1640年

1806年

フリードリヒ・アウグスト・ブラント

(1735 - 1806)

画家

18世紀オーストリアの風景画家で、写実的な描写が特徴的な画家。

1735年にウィーンで生まれ、美術アカデミーで絵画を学ぶ。アルプス地方の風景や都市の建築を得意とし、自然の光と影を繊細に描写した。宮廷貴族からの依頼で宮殿や私邸の装飾画を手がけ、高い評価を受けた。彼の作品はヨーロッパ各地のコレクションに所蔵され、写実主義の先駆とされる。 1806年10月9日に没し、その芸術はロマン主義への橋渡しとも評される。

1806年フリードリヒ・アウグスト・ブラント英語版 1735年

1807年

ミハイル・ヘラースコフ

(1733 - 1807)

詩人、小説家

詩人小説家

ロシア帝国期の詩人・劇作家で、ロシア文学の発展に寄与した人物。

1733年にサンクトペテルブルクで生まれ、ドイツへの留学経験を持つ。帰国後、詩や戯曲の創作に励み、ロシア文学振興に尽力した。代表作に叙事詩『ロッシアダ（Rossiada）』があり、国民的叙事詩として高く評価された。エカチェリーナ2世の庇護を受け、ペテルゴフ宮殿の図書館長も務めた。 1807年10月9日に没し、啓蒙時代のロシア文学を象徴する存在となった。

1807年ミハイル・ヘラースコフ 1733年

1826年

マイケル・ケリー

(1762 - 1826)

テノール歌手、作曲家

テノール歌手作曲家

18世紀後半から19世紀初頭にかけて活躍したアイルランド出身のテノール歌手および作曲家。モーツァルト作品の初演で知られ、音楽史に名を残す存在となった。

1762年にアイルランドで生まれたマイケル・ケリーは、18世紀後半から19世紀初頭にかけてヨーロッパ各地のオペラハウスで活躍した。特にロンドンやウィーンでのモーツァルト作品の初演に参加し、その演技力と歌唱力で名声を博した。1826年に刊行された自叙伝『マイケル・ケリーの回想録』では、当時の音楽界や自身の舞台裏を詳細に記録している。繊細な声質と多才な才能で多くの聴衆を魅了し、オペラ史における重要な人物となった。自身の回想録は後世の音楽研究においても貴重な史料として活用されている。

1826年マイケル・ケリー英語版 1762年

1831年

イオアニス・カポディストリアス

(1776 - 1831)

政治家、ギリシャ大統領

政治家ギリシャ大統領

近代ギリシャ国家の初代統領を務めた政治家。独立戦争後の国家建設に尽力した。

1776年に現在のコルフ島で生まれたイオアニス・カポディストリアスは、ロシア帝国の外交官としてキャリアを積んだ後、1827年にギリシャ初代統領に就任した。統領として公務員制度や財政制度の整備を推進し、国家の基盤作りに尽力したが、国内の政治的対立が深刻化した。外交官としての経験を生かし、ギリシャ外交の基礎づくりにも関与した。1831年に反対勢力によって暗殺され、その生涯を閉じた。彼の近代化政策はギリシャ国家の礎となり、後世に「ギリシャ独立の父」として評価されている。

1831年イオアニス・カポディストリアス政治家ギリシャ大統領 1776年