1970年

アレクサンドル・ソルジェニーツィンのノーベル文学賞受賞が発表される。

1970年10月8日、アレクサンドル・ソルジェニーツィンがノーベル文学賞を受賞することが発表されました。
ソルジェニーツィンは『イワン・デニーソヴィチの一日』や『収容所群島』などでスターリン体制下の強制収容所の実態を告発したソビエトの小説家です。彼の作品は抑圧的な体制への批判と人間の尊厳回復をテーマとしており、西側諸国から高く評価されました。ノーベル賞受賞は当時ソ連政府との対立を深める結果となり、彼は亡命を余儀なくされました。賞は国家権力への異議申し立てを文学で体現した功績を称えるものであり、世界中の作家や読者に強い影響を与えました。発表当時、ソビエト当局は受賞を非難し、彼への弾圧を強化しましたが、彼の著作は地下出版や海外流出を通じて広がり続けました。ソルジェニーツィンは1980年代に帰国後も活動を続け、文学史に残る重要な存在とされています。
1970年 アレクサンドル・ソルジェニーツィン ノーベル文学賞
2018年

名古屋ボストン美術館が閉館。

名古屋ボストン美術館が閉館し、日米合同の美術交流拠点が幕を下ろしました。
名古屋ボストン美術館は1999年に開館し、ボストン美術館の所蔵品を中心に展示を行ってきました。 西洋美術と日本美術の融合を目指し、約20年間で多くの特別展や教育プログラムを開催しました。 しかし運営費の高騰や来館者数の減少などが影響し、2018年10月8日に閉館が決定されました。 閉館後、所蔵品は本国に返却され、一部は巡回展などで公開が継続される予定です。 長年にわたる日米文化交流の拠点としての役割は国内外から惜しまれました。
2018年 名古屋ボストン美術館