10月07日の出来事 - 戦争・紛争 | calendar.web-standard.org

1571年

レパントの海戦が行われる。

1571年に地中海で行われたキリスト教同盟とオスマン帝国の大規模海戦です。

1571年10月7日、地中海のパトラス湾沖でレパントの海戦が勃発しました。スペイン王国やヴェネツィア共和国らが結成したキリスト教同盟艦隊とオスマン帝国艦隊が激突し、同盟側が決定的な勝利を収めました。この戦いは地中海の制海権をめぐる覇権争いの転機となり、オスマン帝国の海上拡大を抑え込む契機となりました。戦術や艦隊編成に革命的変化をもたらし、近世ヨーロッパ史に大きな影響を与えた重要な海戦です。

1571年レパントの海戦

天正6年9月19日

織田信雄が伊賀国に侵攻するも、伊賀国人衆に敗退。（第一次天正伊賀の乱）

織田信雄が伊賀国への侵攻を試みるも、伊賀国人衆の抵抗に遭い敗退した合戦です。

1579年10月7日、織田信雄は伊賀国制圧を狙い軍勢を率いて侵攻しました。しかし伊賀国の地の利と国人衆の結束した防衛戦術により、織田勢は苦戦して撤退を余儀なくされました。この戦いは第一次天正伊賀の乱として知られ、織田氏の勢力拡大における大きな挫折となりました。伊賀忍者伝説の背景とも重なり、地侍や忍びの活躍が伝承されています。戦国時代の地域勢力同士の複雑な力関係を示す典型例です。

1579年天正 9月19日織田信雄伊賀国国人第一次天正伊賀の乱

1777年

アメリカ独立戦争: 第二次サラトガの戦い（ベミス高地の戦い）が行われる。

アメリカ独立戦争中、重要な転機となった第二次サラトガの戦いが起こった日です。

1777年10月7日、ニューヨーク州サラトガ近郊で第二次サラトガの戦いが行われました。大陸軍は軍監バーゴイン将軍率いるイギリス軍を包囲し、決定的な勝利を収めました。この勝利によりフランスが正式にアメリカ側に参戦し、戦況が大きく変化しました。独立戦争の戦略転換点とされ、アメリカの勝利に向けた道筋を確立した戦闘です。現在も歴史的遺跡として保存されています。

1777年アメリカ独立戦争第二次サラトガの戦い（ベミス高地の戦い）

1780年

アメリカ独立戦争: キングスマウンテンの戦いが行われる。

南部戦線で行われたキングスマウンテンの戦いでパトリオット軍が大勝した日です。

1780年10月7日、サウスカロライナ州キングスマウンテン近郊で戦いが始まりました。パトリオット（独立派）地元民兵隊がロイヤリスト（王党派）を山頂で包囲し、壊滅的打撃を与えました。この勝利は南部戦線における独立派の士気を大きく高め、戦略的優位をもたらしました。独立戦争全体の流れを変えた重要な山岳戦のひとつとして知られています。現在は国定記念地に指定されています。

1780年キングスマウンテンの戦い

1920年

ポーランドとリトアニアのあいだで「第3次休戦ライン」を定めたスヴァウキ合意が結ばれる。

1920年、ポーランドとリトアニア間で第3次休戦ラインを定めたスヴァウキ合意が結ばれ、紛争に一時的な区切りがもたらされました。

1920年10月7日、ポーランド第二共和国とリトアニア共和国はスヴァウキで休戦協定を締結しました。この合意はポーランド・リトアニア戦争中の第三次休戦ラインを画定するものでした。協定により両国軍の前線が明確化され、戦闘行為の一時停止が図られました。しかし、条項の解釈を巡り緊張は続き、最終的な国境画定には至りませんでした。この合意は後に国際連盟の介入を招き、バルト諸国周辺の国際問題として注目されました。

1920年ポーランドリトアニア

1935年

第二次エチオピア戦争: 国際連盟総会が、エチオピアに侵入したイタリアに対する経済制裁を決議。

1935年、国際連盟総会がイタリアによるエチオピア侵攻に対して経済制裁を決議し、戦時国際法の一環として発動しました。

1935年10月7日、国際連盟総会は第二次エチオピア戦争を受け、イタリア王国に対する経済制裁を決議しました。決議では武器禁輸や資金凍結、原材料供給停止などが盛り込まれました。制裁措置はイタリアの対外侵攻を抑止する狙いがありましたが、加盟国の対応は限定的でした。アメリカ合衆国など非加盟国からの資源供給が続いたため、効果は十分に発揮されませんでした。この事例は国際連盟の制裁権限と限界を象徴し、後の国際連合設立における教訓となりました。

1935年第二次エチオピア戦争国際連盟エチオピアイタリア経済制裁

1950年

中国人民解放軍がチベットに侵攻（チャムドの戦い）。

1950年10月7日、中国人民解放軍がチベット自治区へ侵攻し、チャムドの戦いが始まりました。

中華人民共和国成立後、中国政府はチベット併合を目指し軍事行動を決定。 10月7日のチャムドの戦いでは解放軍がチベット軍を制圧し要衝を奪取。これを契機にチベット政府は抗戦を断念し、後の17カ条協定締結へとつながる。戦闘は比較的短期間で終結したが、チベットの自治と文化に大きな影響を与えた。この侵攻は中印国境問題や国際社会における人権問題の議論を呼び起こした。

1950年中国人民解放軍チベットに侵攻チャムドの戦い

1985年

アキレ・ラウロ号事件。イタリアの旅客船アキレ・ラウロ号がパレスチナ解放戦線メンバーにより乗っ取り。

イタリア旅客船アキレ・ラウロ号がパレスチナ解放戦線メンバーにより乗っ取りされ、国際的なテロ事件となりました。

1985年10月7日、地中海を航行していたイタリア旅客船『アキレ・ラウロ号』がパレスチナ解放戦線（PFLP）の武装メンバーによりハイジャックされました。乗客約700名が人質となり、船内では人質交換や政治的要求が繰り広げられました。犯行グループはイスラエルからの釈放囚の解放などを要求し、事件は国際的な注目を集めました。アメリカの海軍駆逐艦が介入し、エジプト上空で犯人逮捕が試みられるなど冷戦下の緊張が高まりました。最終的に事件は解決し、乗客は無事救出されましたが、国際テロ対策強化の契機となりました。

1985年アキレ・ラウロ号事件パレスチナ解放戦線乗っ取り

2001年

アメリカ軍によるアフガニスタン侵攻開始。（不朽の自由作戦）

2001年10月7日、アメリカ軍がアフガニスタンへの空爆と地上侵攻を開始した。

2001年10月7日、アメリカ軍を中心とする連合軍がアフガニスタンへの爆撃と地上侵攻を開始。「不朽の自由作戦（Operation Enduring Freedom）」として、テロ組織アルカイダと彼らを支援するタリバン政権の打倒を目的とした。 9.11同時多発テロを受け、米国はNATOおよび他国と協調し、カブール奪回と要人排除を展開。戦闘は首都カブール周辺を中心に行われ、タリバン支配の終焉へとつながっていった。この作戦はアフガニスタン紛争の長期化と中東情勢への影響を引き起こし、国際社会で議論を呼んだ。

2001年アメリカ軍アフガニスタン侵攻不朽の自由作戦

2023年

パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマースがイスラエル南部にロケット弾を用いた大規模攻撃を行い、複数の部隊がイスラエルに侵攻。ここ50年で最大規模の被害となった。

ハマースがイスラエル南部に大規模なロケット攻撃と侵攻を行い、ここ50年で最大規模の被害となった。

2023年10月7日、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマースはイスラエル南部への大規模なロケット弾攻撃を開始し、地上部隊が国境を越えて侵攻した。同日の攻撃は数百発のロケットが発射され、複数箇所で激しい交戦が発生、多数の民間人・軍人が犠牲となった。イスラエルは即座に反撃を行い、地域は緊張状態に陥った。国際社会からは停戦と人道支援の要請が相次ぎ、中東情勢全体への影響が懸念された。この事態は過去50年以上の紛争史において最も深刻なエスカレーションと位置付けられている。

2023年パレスチナ自治区ガザ地区ハマースイスラエル