ホテイアオイ (布袋葵)

学名: Eichhornia crassipes
科名: ミズアオイ科

花言葉

  • 恋の楽しみ
  • 恋の悲しみ
  • 揺れる心

特徴

花色:

説明

ホテイアオイは南アメリカのアマゾン盆地原産の単子葉植物で、ミズアオイ科に属する多年草です。膨らんだ葉柄が七福神の布袋様のお腹に似ていることから名付けられました。美しい薄紫色の花を咲かせますが、その繁殖力の強さから「青い悪魔」とも呼ばれ、世界十大害草の一つに数えられています。水質浄化効果があり、メダカの飼育などにも利用されます。

豆知識

  • 原産地のアマゾンではカピバラが好んで食べるため、爆発的な繁殖が抑制されています。
  • 日本への導入は1884年とされていますが、それより古い浮世絵にも描かれているという説があります。
  • 「青い悪魔」として世界十大害草の一つに数えられています。
  • NASAの研究により、宇宙ステーションでの水質浄化植物として研究されたこともあります。

利用方法

観賞用
  • 池や水槽での観賞用
  • ビオトープでの水質浄化植物
  • メダカ飼育での産卵床
薬用
  • 民間療法では浄血作用があるとされます。
  • 水質浄化による間接的な健康効果。

注意: 汚染された水域で育ったものは有害物質を濃縮している可能性があります。

食用

食用としては適さないとされています。

その他
  • 飼料としての利用
  • 紙の原料
  • バイオマス燃料の原料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草(汚染水域で育った場合)

症状: 汚染された水域で育った場合、有害物質を濃縮している可能性があります。

ベゴニア・センパフローレンス (四季咲きベゴニア)

学名: Begonia semperflorens
科名: シュウカイドウ科

花言葉

  • 片想い
  • 幸福な日々
  • 愛の告白
  • 公平
  • 丁寧

特徴

花色:

説明

ベゴニア・センパフローレンスは、ブラジル原産のいくつかの植物の交配によって生まれた園芸品種で、シュウカイドウ科に属します。学名の「semperflorens」は「常に開花している」という意味で、その名の通り春から霜が降りるまで長期間花を咲かせ続けます。花色は白、赤、ピンクがあり、草丈20~40cmほどになります。葉がハート型で左右非対称なのが特徴的で、これが「片想い」という花言葉の由来とされています。花壇苗として広く利用され、初心者でも育てやすい植物です。

豆知識

  • ベゴニアの種子は世界で最も小さい種子の一つで、約2.5mm程度の大きさです。
  • フランスの植物学者シャルル・プリュミエが、フランス領ハイチの総督ミシェル・ベゴンにちなんで命名しました。
  • 北朝鮮では「キムジョンギリア」という品種が国花として扱われています。
  • ベゴニア属には2000種以上の植物が含まれ、被子植物の中でも最大級の属の一つです。

利用方法

観賞用
  • 花壇植え
  • 鉢植え・コンテナ栽培
  • 寄せ植えのアクセント
薬用
  • 中国の伝統医学では呼吸器系の治療に使用
  • 炎症を抑える効果があるとされます

注意: 薬用利用は専門家の指導のもとで行ってください。

食用
  • 若い葉
その他
  • フラワーアレンジメント
  • ドライフラワー
  • 教育用植物(園芸学習)

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎

症状: シュウ酸を含むため、大量摂取すると胃腸の不調を起こす可能性があります。

ヒメツルソバ (姫蔓蕎麦)

学名: Persicaria capitata
科名: タデ科

花言葉

  • 愛らしい
  • 気が利く
  • 思いがけない出会い

特徴

花色:

説明

ヒメツルソバは、ヒマラヤ原産のタデ科イヌタデ属の多年草で、地面を這うように広がる匍匐性の植物です。直径1cm程度のソバの花に似た小さなピンク色の球状花序を、真夏を除く春から秋まで長期間咲かせます。葉は卵形で、しばしば暗色の斑紋が入ります。グラウンドカバーとして利用されることが多く、石垣や法面の緑化にも使われます。繁殖力が非常に強く、環境省の要注意外来生物リストにも掲載されています。

豆知識

  • 環境省・農林水産省が作成した生態系被害防止外来種リストに掲載されています。
  • 花の咲く期間が長く、「思いがけない出会い」の花言葉は年中花に出会えることに由来します。
  • ヒマラヤから日本にロックガーデン用として導入されました。
  • 繁殖力が非常に強く、一度定着すると駆除が困難になります。

利用方法

観賞用
  • グラウンドカバー
  • ロックガーデン
  • 斜面の緑化
  • コンテナ栽培
薬用
  • 民間療法では解熱作用があるとされます
  • 皮膚の炎症を鎮める効果があるとされます

注意: 科学的根拠は限定的で、専門家の指導なしに薬用利用することは推奨されません。

食用

一般的に食用には適しないとされています。

その他
  • 土壌安定化
  • 法面保護
  • 緑化事業

毒性

症状: 特に毒性は報告されていません。

コスモス (秋桜)

学名: Cosmos bipinnatus
科名: キク科

花言葉

  • 乙女の愛情
  • 調和
  • 純真
  • 優美

特徴

花色:

説明

コスモスは、メキシコ原産のキク科の一年草で、学名は「秩序」や「調和」を意味するギリシア語に由来します。草丈は1~2mほどになり、細かく切れ込んだ羽状の葉が特徴的です。赤いコスモスの花言葉は「乙女の愛情」「調和」で、その美しい姿から多くの人に愛されています。短日植物として知られ、日照時間が短くなる秋に開花します。日本には明治時代に渡来し、現在では秋の代表的な花として親しまれています。

豆知識

  • 山口百恵の楽曲「津軽海峡冬景色」で「秋桜(コスモス)」が歌われ、日本での知名度が高まりました。
  • メキシコでは標高1600m以上の高地に自生しています。
  • 18世紀末にスペインの植物学者によってヨーロッパに持ち込まれました。
  • 花の色は赤、ピンク、白、オレンジ、チョコレート色など多様です。

利用方法

観賞用
  • 花壇植え
  • 切り花
  • フラワーアレンジメント
  • 公園や道路の景観植物
薬用
  • メキシコの伝統医学では解熱剤として利用
  • 抗炎症作用があるとされます

注意: 薬用利用については科学的根拠が限定的です。

食用
  • 花びら
  • 若い葉
その他
  • 蜜源植物として蝶や蜂の餌場
  • 緑肥作物
  • 景観形成植物

毒性

症状: 毒性は報告されておらず、安全な植物とされています。