1894年

庚寅新誌社が日本初の月刊時刻表『汽車汽船旅行案内』を出版。

1894年10月5日、庚寅新誌社が日本初の月刊時刻表『汽車汽船旅行案内』を刊行しました。
この時刻表は鉄道と汽船の運行時刻を網羅し、国内旅行者やビジネスマンに重宝されました。編集は実業家や鉄道評論家が担当し、最新の路線情報を定期的に提供する初の試みでした。出版後は旅行産業の発展を後押しし、時刻表を用いた計画的移動が一般化しました。また、交通インフラの整備状況を可視化することで鉄道会社間の競争促進や利用者サービス向上に寄与しました。後に多くの時刻表出版企業が参入し、日本の交通情報流通の基礎を築きました。
1894年 時刻表
1964年

国鉄と日本急行バスにより名神ハイウェイバスが開業。日本初の高速バス。

名神ハイウェイバスが日本初の高速バスとして開業しました。
1964年10月5日、国鉄と日本急行バスによって名神ハイウェイバスが開業し、日本初の高速バス路線が誕生しました。大阪と名古屋を結ぶ路線は高速道路を活用し、所要時間を大幅に短縮しました。このサービス開始により、自家用車や鉄道以外の公共輸送手段として高速バスの可能性が開かれました。後に全国各地で高速バス網が整備され、観光や通勤通学に重要な役割を果たすインフラとなりました。日本の交通インフラ史における画期的な出来事として位置づけられています。
1964年 国鉄 日本急行バス 名神ハイウェイバス 高速バス
1989年

京阪鴨東線(三条 出町柳間2.3km)が開業。

京阪電気鉄道の京阪鴨東線、三条〜出町柳間2.3km区間が開業し、路線網が強化されました。
1989年10月5日、京阪電気鉄道は京阪鴨東線の三条駅から出町柳駅までの2.3km区間を正式に開業しました。 この新路線は京都市中心部と北部を結ぶ重要な交通手段となり、市民の通勤・通学の利便性を向上。 鴨川沿いを走る景観ルートが観光客にも好評で、新たな観光コースとして注目を集めました。 出町柳駅は京阪本線との乗換駅として機能し、交通ネットワークの連携が強化。 開業に伴い導入された新型車両は快適性と輸送力を両立し、利用者満足度を高めました。 このプロジェクトは京阪グループの都市型鉄道強化策の一環として実施されました。
京阪鴨東線 三条 出町柳
1993年

大阪市交通局南港ポートタウン線(ニュートラム)の住之江公園駅構内で車両暴走事故。乗客215人が負傷。

1993年、大阪市のニュートラム南港ポートタウン線で列車が暴走し、駅構内で215人が負傷する事故が発生しました。
1993年10月5日、大阪市交通局が運行する南港ポートタウン線(通称ニュートラム)の住之江公園駅構内で列車が制御不能となり暴走しました。 列車はホームに突入し、乗客215人が負傷、そのうち数名が重傷を負う大規模事故へと発展。 事故調査ではブレーキシステムの不具合と運転士の操作ミスが原因とされ、安全対策の見直しが急務に。 大阪市交通局は信号制御システムや保守体制を強化し、無人運転を見据えた技術検証を行いました。 この事件は全国の都市交通に警鐘を鳴らし、事故防止のための規制強化へとつながりました。
1993年 大阪市交通局 南港ポートタウン線 住之江公園駅