パイナップルリリー

学名: Eucomis comosa
科名: キジカクシ科

花言葉

  • 完璧
  • 完全
  • あなたは完璧

特徴

花色:

説明

パイナップルリリーは南アフリカ原産のキジカクシ科ユーコミス属の球根植物で、学名のEucomisはギリシャ語で「きれいな髪の毛(髪飾り)」を意味し、花穂の頂部についている苞葉の様子に由来します。7-8月に40-70cmの花茎を伸ばし、その先に小さな星形の花を密に付けた花穂を作ります。花穂の先端にはパイナップルの葉のような苞葉が付くため、この独特な姿からパイナップルリリーと呼ばれるようになりました。花色は黄緑から淡いピンク、クリーム色、白などがあります。南アフリカには11種が自生し、全体で14種類ほどが知られています。日本では切り花として人気があり、その独特な形状から花束やアレンジメントのアクセントとして重宝されています。

豆知識

  • 学名のEucomisはギリシャ語で「美しい髪飾り」を意味する
  • 南アフリカには11種が自生し全世界で14種が知られている
  • 花穂の先端の苞葉がパイナップルの葉に似ることから命名
  • 切り花として非常に日持ちが良く2-3週間楽しめる

利用方法

観賞用
  • 切り花として長期間楽しめる
  • フラワーアレンジメントのアクセントとして重宝
  • 庭園での夏の彩りとして植栽
薬用
  • 南アフリカの民間療法で消化器系疾患の治療に使用
  • 球根は伝統的に薬用として利用

注意: 科学的根拠は限定的で、薬用使用前には専門家への相談が必要です。

食用

食用には適さない

その他
  • 球根植物愛好家のコレクション対象
  • ドライフラワーとして独特な形を保持
  • 種子は園芸用として流通

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 球根, 葉

症状: 摂取すると軽度の胃腸障害を起こす可能性があります。

クレオメ

学名: Cleome hassleriana
科名: フウチョウソウ科

花言葉

  • 秘密の時間
  • 風に舞う胡蝶
  • あなたの容姿に酔う
  • 小さな愛

特徴

花色:

説明

クレオメは熱帯アメリカ原産のフウチョウソウ科クレオメ属の一年草で、和名は西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)と呼ばれます。明治時代初期に日本に渡来し、現在では夏の花壇を彩る人気の花となっています。草丈は60-150cmと高く、夕方から咲き始めて翌日の昼頃にはしぼんでしまう一日花ですが、花茎を伸ばして下から順々に咲き上がっていくため、長期間にわたって開花を楽しめます。花は4弁で、長い雄しべが蜘蛛の足のように伸びることから英名をSpider Flowerと呼ばれます。花色はピンク、白、紫があり、蕾の時は濃いピンクで咲き進むにつれて白っぽく変化する様子を酔った蝶に見立てて、別名「酔蝶花」とも呼ばれます。耐暑性があり、夏の強い日差しにも負けずに美しく咲き続けます。

豆知識

  • 夕方から咲く一日花で翌日の昼にはしぼんでしまう短命な花
  • 蕾の時は濃いピンクで咲き進むと白く変化する様子が美しい
  • 英名Spider Flowerは長い雄しべが蜘蛛の足に似ることに由来
  • 別名酔蝶花は花色の変化を酔った蝶に見立てたもの

利用方法

観賞用
  • 切り花として独特な形を楽しむ
  • 花壇での夏の背景植物として植栽
  • コンテナガーデンでの高さのアクセント
薬用
  • 南米の民間療法で皮膚疾患の治療に使用
  • 抗炎症作用があるとされる伝統的使用

注意: 科学的根拠は限定的で、薬用使用前には専門家への相談が必要です。

食用

食用には適さない

その他
  • 蜜源植物として蝶や蜂を呼ぶ
  • 種子は鳥の餌として利用
  • ドライフラワーとして独特な形を保持

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

チョウセンアサガオ (朝鮮朝顔)

学名: Datura metel
科名: ナス科

花言葉

  • 愛嬌
  • 夢の中
  • あなたを酔わせる
  • 陶酔

特徴

花色:

説明

チョウセンアサガオは南アジア原産のナス科チョウセンアサガオ属の一年草で、名前に朝鮮とありますが実際は朝鮮半島原産ではなく、昔は海外から来た植物に「チョウセン」と付ける習慣があったことに由来します。アサガオの仲間でもなく、ナス科の植物です。6月中旬から10月中旬にかけて、14-20cmほどの大きなラッパ状の白い花を上向きに咲かせます。花は夜に開き、強い芳香を放ちますが、朝になるとしぼんでしまいます。全草にヒオスチアミンやスコポラミンなどの有毒アルカロイドを含み、特に種子に多く含まれるため非常に危険です。美しい花とは対照的に、摂取すると幻覚、興奮、呼吸困難などの重篤な中毒症状を起こし、最悪の場合死に至ることもあります。

豆知識

  • 名前に朝鮮とあるが実際は朝鮮半島原産ではない
  • アサガオの仲間でもなくナス科の植物
  • 古代から麻酔薬として使用されてきた歴史がある
  • 世界で最も危険な園芸植物の一つとして知られる

利用方法

観賞用
  • 夜咲きの花として月光の庭で楽しむ
  • 香りを楽しむガーデニング
  • トロピカルガーデンでの異国情緒演出
薬用
  • 古代から麻酔薬として使用されてきた歴史がある
  • 現在では医療用途は禁止され、研究目的のみ

注意: 極めて危険な有毒植物で、一般人の使用は絶対に禁止されています。

食用

全草が猛毒のため食用絶対禁止

その他
  • 毒性研究の材料として学術利用
  • 植物アルカロイドの研究対象
  • 園芸では観賞専用として厳重管理

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に種子

症状: ヒオスチアミンやスコポラミンなどの有毒アルカロイドにより、幻覚、興奮、呼吸困難、昏睡を起こし、最悪の場合死に至ります。