1847年
シーメンスが設立される。当時は電信、電車、電子機器の製造会社であった。
電信機器メーカーとしてシーメンス社が設立された。
後に世界的なエンジニアリング企業へ成長。
1847年、ヴェルナー・フォン・ジーメンスらによって電信機器の製造会社としてシーメンス社が創業されました。
最初の事業は電信ケーブルとその付属機器の製造で、効率的な通信技術を提供しました。
同社は特許取得や研究開発に積極的で、早くから国際市場へ進出した。
その後、鉄道用機関車や電子機器分野にも事業を拡大し、技術革新を追求しました。
シーメンスは産業革命期のヨーロッパで急速に成長し、やがて電力、ヘルスケア、交通など多岐にわたる分野で世界的企業となりました。
1847年
シーメンス
電信
電車
電子機器
1947年
F 86セイバーが初飛行。
1947年10月1日、アメリカのジェット戦闘機F-86セイバーが初飛行を成功させた。
F-86セイバーはノースアメリカン・アビエーション社が開発した後退翼型のジェット戦闘機である。
1947年10月1日にカリフォルニア州エドワーズ空軍基地で初飛行を行い、優れた安定性と操縦性を示した。
最高速度はマッハ0.9以上、急上昇能力に優れ、後に朝鮮戦争で大活躍した。
MiG-15との空中戦で好成績を収め、ジェット戦闘機時代の先駆けとなった。
F-86は戦後の航空機設計に大きな影響を与え、世界各国でライセンス生産された。
1947年
F-86セイバー
1958年
米国航空諮問委員会 (NACA) を母体としてアメリカ航空宇宙局 (NASA) が設立される。
1958年、NACAを母体にNASAが設立された。
1958年10月1日、アメリカ合衆国で航空宇宙技術の研究開発を担っていたNACA(航空諮問委員会)を発展させる形でNASAが正式に発足しました。冷戦下の宇宙競争を背景に、有人宇宙飛行や人工衛星打ち上げなどの国家プロジェクトを推進する組織として位置づけられました。設立初期からジェット推進研究やロケット技術の開発に注力し、後のアポロ計画など歴史的成果を生み出す礎となりました。
1958年
アメリカ航空宇宙局
1969年
宇宙開発事業団(NASDA)が設立される。
宇宙開発事業団(NASDA)が設立され、日本の宇宙開発基盤が大きく前進しました。
1969年10月1日、科学技術庁所管の特殊法人として宇宙開発事業団(NASDA)が正式に発足しました。
NASDAは人工衛星やロケット打ち上げ技術の研究開発を担当し、民間企業や大学との連携を強化しました。
これにより国産ロケット「Nロケット」シリーズの開発や衛星打ち上げの体制が整備されました。
また、国際宇宙ステーション計画への参加など、将来の有人宇宙飛行にも道を開く重要な組織となりました。
NASDAは後にJAXA(宇宙航空研究開発機構)へ統合され、日本の宇宙開発を牽引する中核機関となりました。
1969年
宇宙開発事業団
1969年
コンコルドが初めて超音速飛行に成功。
欧州製超音速旅客機コンコルドが初めて超音速飛行に成功した航空史上のマイルストーンです。
1969年10月1日、英仏共同開発の超音速旅客機コンコルドがイギリスのブロッホ試験飛行場でマッハ1以上の飛行に初成功しました。
この試験はプロトタイプ100(001号機)によるもので、将来の商業運航を視野に入れた重要な成果とされました。
高高度を高速で飛行することで大西洋横断時の所要時間短縮を実証し、航空技術の新時代を切り開きました。
後の定期便ではロンドン—ニューヨーク間を約3時間で結ぶなど、画期的な輸送手段として世界を驚かせました。
騒音や燃費の課題はあったものの、その優雅な機体デザインと性能は今なお語り継がれています。
コンコルド
超音速
1982年
ソニーが世界初のCDプレーヤー「CDP 101」を発売。同時にCBSソニーからCDソフト50タイトルが発売。
1982年10月1日、ソニーが世界初の市販CDプレーヤー『CDP-101』を発売しました。
1982年10月1日、ソニーは世界初の市販用CDプレーヤー『CDP-101』を日本で発売しました。
同時にCBSソニーからクラシックやポップスなど50タイトルのCDソフトがリリースされ、CDフォーマットが一般消費者にも広まりました。
CDP-101はデジタルオーディオの再生品質を高め、耐久性や利便性でアナログレコードを凌駕。
この製品発売は音楽産業に革命を起こし、CD時代の幕開けとなりました。
以降、世界中でCDが音楽メディアの主流となり、音質向上とデジタル化が進展しました。
ソニー
CD
CDP-101
CBSソニー
2003年
宇宙科学研究所、航空宇宙技術研究所、宇宙開発事業団の3機関が宇宙航空研究開発機構に統合される。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発足し、3つの宇宙関連機関が統合された日です。
2003年10月1日、宇宙科学研究所、航空宇宙技術研究所、宇宙開発事業団の3機関が統合され、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発足しました。
JAXAは日本の宇宙開発と研究を総合的に推進する組織として設立されました。
各機関の専門性を結集し、ロケット打上げ、人工衛星開発、宇宙探査など多岐にわたる事業を一元的に展開します。
設立以降、日本の宇宙科学や技術開発は飛躍的に進み、国際協力プロジェクトにも積極的に参加しています。
現在もJAXAは宇宙探査や地球観測などで世界をリードする機関として認知されています。
宇宙科学研究所
航空宇宙技術研究所
宇宙開発事業団
宇宙航空研究開発機構
2007年
一般向けの緊急地震速報が開始。
一般向け緊急地震速報サービスが運用を開始した。
2007年10月1日、気象庁による一般向け緊急地震速報がサービス開始された。P波とS波の検知を用いて地震発生直後に速報を発信し、数秒から十数秒前に警報を届ける世界初のシステムとして注目を集めた。テレビやラジオ、携帯電話など多様な媒体に配信され、住民の避難行動や安全確保に寄与した。導入当初は誤報や不感地帯への対応が課題とされたが、技術改良や訓練の実施で信頼性が向上した。現在では日本のみならず他国でも同様の早期警報システムが導入されるなど、地震防災分野に大きな影響を与えている。
緊急地震速報
2010年
中国時間(CST)18時59分、嫦娥2号が打ち上げ。
中国の月探査機「嫦娥2号」が打ち上げられた日。
2010年10月1日、中国の国家航天局は月探査機「嫦娥2号」を発射台から打ち上げました。打ち上げは現地時間18時59分に東風ロケットで行われ、無事に地球周回軌道へ投入されました。嫦娥2号は高精度の月面撮影と地形探査を目的とし、前機嫦娥1号の成果を踏まえて改良されています。さらにこのミッションでは深宇宙探査の技術試験も実施され、後続ミッションの基盤が築かれました。中国の月探査計画は国際宇宙開発競争の中で注目を集め、一躍世界の関心を集めました。
CST
嫦娥2号
2018年
本庶佑がジェームズ・P・アリソンとともにノーベル医学生理学賞を受賞。
本庶佑とジェームズ・P・アリソンが共同でノーベル生理学・医学賞を受賞した出来事です。
2018年10月1日、京都大学の本庶佑博士と米国の免疫学者ジェームズ・P・アリソンがノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
受賞理由は、がん免疫療法の新しい原理である免疫チェックポイント阻害の発見と開発に貢献した功績です。
本庶はT細胞のPD-1というタンパク質を標的とする治療法を提唱し、アリソンはCTLA-4を阻害する手法を開発しました。
これらの研究成果はがん患者に劇的な治療効果をもたらし、従来の放射線や化学療法とは異なる革新的なアプローチを示しました。
免疫チェックポイント阻害剤は多数のがん種で承認され、がん治療のパラダイムシフトを引き起こしました。
現在も新たな対象分子の探索や適応症拡大が進められ、免疫療法はがん研究の最前線として注目されています。
2018年
本庶佑
ジェームズ・P・アリソン
ノーベル医学生理学賞