09月30日

出来事 - 経済・産業

1882年

トーマス・エジソンの最初の商用水力発電所ヴァルカン・ストリート・プラントが操業開始。

1882年9月30日、トーマス・エジソンが世界初の商用水力発電所ヴァルカン・ストリート・プラントの運転を開始しました。
エジソンはこれまで直流電力システムの普及に注力しており、ヴァルカン・ストリート・プラントはその一環として建設されました。 この発電所は世界で最初の商用水力発電所とされ、近隣の企業や街灯に電力を供給しました。 水車を用いて安定した電力を生成し、電力インフラの新たな可能性を示しました。 商用電力の供給モデルは後の大規模水力発電所建設の道を開きました。 この成功により、水力を利用した発電技術が世界中で注目を集めました。
1882年 トーマス・エジソン ヴァルカン・ストリート・プラント 英語版
1946年

財閥解体: 三井・三菱・安田の3財閥が正式解散を決定。

三井・三菱・安田の3大財閥が正式に解散を決定した日。
1946年9月30日、GHQの財閥解体政策の下で三井、三菱、安田の3大財閥が正式に解散を決定した。これにより戦前から続いた巨大企業集団の解体が進行し、経済の民主化が図られた。各財閥は持株会社を解散し、企業間の資本関係を清算した。新たに独立した企業群が形成され、戦後産業再建の礎となった。解散決定は日本経済の再編と戦後復興における重要なステップとされた。
1946年 財閥解体 三井 三菱 安田 財閥
1948年

昭和電工事件: 栗栖赳夫経済安定本部総務長官が逮捕。

昭和電工事件で栗栖赳夫総務長官が逮捕された日。
1948年9月30日、昭和電工事件に関連して経済安定本部総務長官の栗栖赳夫が逮捕された。昭和電工事件は軍需供給を巡る贈収賄疑惑であり、昭和電工と官僚間の癒着が問題となった。栗栖赳夫は贈賄側との接触を理由に逮捕され、その後の公判は戦後政治改革や財閥解体と密接に関連して注目を集めた。この事件は戦後日本の官僚制度と産業界の関係性を浮き彫りにした。
1948年 昭和電工事件 栗栖赳夫 経済安定本部総務長官
1961年

欧州経済協力機構が経済協力開発機構 (OECD) に改組。

欧州経済協力機構（OEEC）がOECDに改組され、活動範囲と加盟国が拡大した。
1948年にマーシャルプラン実施のため設立された欧州経済協力機構（OEEC）は、1961年9月30日にアメリカやカナダなど欧州外の国々を含めた経済協力開発機構（OECD）へ改組された。改組後、OECDは先進国を中心に経済政策の調整、統計の公表、開発援助や技術協力など多岐にわたる活動を展開。加盟国間での自由貿易促進や生活水準向上を目指す国際機関としての役割が強化され、今日に至るまで重要な経済フォーラムとなっている。
1961年 欧州経済協力機構 経済協力開発機構