09月29日の出来事 - 交通・インフラ

1855年

フィリピンのイロイロ港がスペインによって貿易のため開港される。

スペイン植民地時代にイロイロ港が貿易港として公式に開港し、経済発展の礎が築かれた日。

1855年9月29日、スペイン植民政府はイロイロ港を国際貿易のために開港しました。この港はビサヤ諸島の中心的交易港として、米や砂糖など農産物の輸出拠点となりました。開港後は中国やスペイン本国との交易が活発化し、地域経済の成長を促進しました。当初は簡素な港湾施設でしたが、後に近代的な桟橋や倉庫が整備されました。イロイロ港の発展はフィリピン中部の商業都市化を加速させる契機となりました。

1855年フィリピンイロイロ港英語版

1885年

ブラックプール・トラムが開業。

イギリスのブラックプールでトラムが開業し、後の世界最古級の路面電車網の原型が誕生した日。

1885年9月29日、ブラックプール・トラムウェイが馬車軌道として開業しました。当初は馬車によるトラムで、ブラックプール中心部から北部のプレストン・ニュー・ロードまでを結びました。 1895年に電化されて以降は世界初期の電気路面電車として脚光を浴びました。現在も運行が続く世界最古級の路面電車ネットワークとして観光名所となっています。海辺の景観を楽しみながら走るトラムは、地域の発展と観光振興に大きく貢献しました。

ブラックプール・トラム

1946年

富山地方鉄道上滝線、上滝駅上滝公園下駅（当時、現在の大川寺駅）間で電車三重衝突事故。死者1名、重傷者6名、軽傷者6名。

富山地方鉄道上滝線で三重衝突事故が発生し、乗客に死傷者が出た日です。

富山地方鉄道上滝線で1946年9月29日に三重衝突事故が発生しました。上滝駅と当時の上滝公園下駅（現在の大川寺駅）間で3両の電車が信号誤作動により次々と衝突しました。事故により乗客1名が死亡し、合計13名が負傷しました。救助活動と事故調査が行われ、線路や信号システムの安全対策強化が進められました。この事故は地方鉄道の運行管理体制の見直しを促す契機となりました。

富山地方鉄道上滝線上滝駅大川寺駅