09月29日の出来事 - 社会・暮らし

1946年

新潟日報社襲撃事件。

新潟日報社の社屋が襲撃され、新聞発行に支障が出た事件です。

新潟日報社襲撃事件は1946年9月29日に新潟県で発生し、右翼団体が新聞社を襲いました。戦後混乱期における言論弾圧の一例とされ、その背景には政治的緊張がありました。社屋や印刷設備が破壊され、被害は新聞発行に大きな影響を与えました。その後、治安当局は関係者を逮捕し、新聞社の再開に向けた支援が行われました。この事件は戦後日本の社会混乱を象徴する出来事です。

1946年新潟日報社襲撃事件

1971年

第二水俣病訴訟で新潟地裁は昭和電工に賠償金の支払いを命じる判決を出す。

1971年、第二水俣病訴訟で新潟地裁が昭和電工に賠償を命じ、企業責任を認める初の判決となりました。

水俣病類似の毒性被害が新潟県阿賀野川流域で発生し、住民が昭和電工を相手取って提訴した第二訴訟です。1971年9月29日、新潟地裁は企業の排水管理義務違反を認定し、被害者への賠償金支払いを命じました。この判決は公害訴訟史における重要な節目となり、企業の環境責任を法的に問う先例となりました。被告企業は控訴しましたが、地裁判決はその後の和解交渉にも大きな影響を与えました。この出来事は環境権や住民参加型の行政運営への意識向上にも寄与しました。

1971年第二水俣病昭和電工

1984年

韓国の豪雨被害に北朝鮮が援助物資を贈り、受け渡しが板門店で行なわれる。

1984年、韓国の豪雨被害に対し北朝鮮が人道的援助を行い、板門店で物資の受け渡しが行われた。

1984年9月、韓国では大規模な豪雨により河川の氾濫や山崩れが発生し、多数の被災者が出た。北朝鮮は同年9月29日、被災民支援を目的に穀物や医薬品などの援助物資を準備した。両国は冷戦期の緊張状態にありながらも、非武装地帯に位置する板門店で受け渡しを実施。人道上の取り組みとして注目され、南北関係におけるわずかな交流の象徴となった。この事例は後の南北協力の先駆けとされることもある。

1984年韓国北朝鮮板門店

2001年

サイラキュース・ジャーナルの刊行が終了。

英語版学術誌『サイラキュース・ジャーナル』が最終号を刊行し、その長い歴史に幕を下ろしました。

『サイラキュース・ジャーナル』は英語で発行された学術専門誌で、特に人文社会科学分野の研究成果を掲載していました。最終号の刊行をもって長年の歴史に幕を下ろし、多くの研究者や図書館で重要な参考資料として活用されてきた紙媒体が姿を消しました。刊行終了の背景には印刷コストの上昇やオンライン情報への移行があり、学術出版のデジタルシフトを象徴する出来事となりました。本誌の停止は研究コミュニティに衝撃を与え、デジタルアーカイブやオープンアクセスプラットフォームへの関心を一層高める契機となりました。学術界では代替ジャーナルの創設や既存誌のオンライン化が急務とされ、出版モデルの変革が加速しました。

2001年サイラキュース・ジャーナル英語版

2006年

1954年から放送が開始された日本テレビ系の長寿番組『NNNきょうの出来事』が終了。

日本テレビ系列の長寿ニュース番組『NNNきょうの出来事』が52年の放送を経て終了しました。

『NNNきょうの出来事』は1954年に放送を開始し、夕方のニュース番組として長年親しまれてきました。報道スタイルの先駆けとして、詳細な取材と迅速な情報提供で高い信頼を獲得しました。2006年9月29日をもって放送を終了し、多くの視聴者から惜しまれる声が上がりました。終了の背景には視聴率低下や番組編成の見直しがあり、放送枠は新たな報道番組に引き継がれました。放送終了後も番組アーカイブや特別番組として歴史的なニュース映像は保存・再放送され続けています。

2006年 1954年日本テレビ長寿番組 NNNきょうの出来事