ニコラシカ
説明
ニコラシカは、ドイツのハンブルクで誕生したとされる独特なカクテルです。最大の特徴は「口の中で完成する」という珍しい飲み方で、シェーカーやミキシンググラスを使わずに調製されます。リキュールグラスにブランデーを注ぎ、その上に砂糖をのせたレモンスライスを置いた状態で提供されます。飲む際は、まずレモンを口に入れて砂糖と果汁を混ぜ、その後ブランデーを一気に飲むことで、口の中でカクテルが完成します。アルコール度数は40度と非常に強く、特別な場面や決意を固める時に飲まれることが多い印象的なカクテルです。
由来
発祥地: ドイツ (1800s)
ニコラシカの起源については諸説ありますが、最も有力な説は19世紀後期のドイツ・ハンブルクで誕生したというものです。名前の由来は、ロシア皇帝ニコライ2世がレモンと共にウォッカを一気飲みしていた習慣から来ているという説があります。その後、ウォッカがより高級なブランデーに変わり、現在の形になったとされています。ヨーロッパの上流階級で愛飲され、特別な決意を固める際の儀式的な飲み物として親しまれました。
誕生日の意味
口の中で完成する特殊な飲み方と強いアルコール度数から、人生の転機や新たな決意を固める時に相応しいカクテルとして、前向きな旅立ちのメッセージが込められています。
名言
- 「人生の転機には、口の中で完成する決意が必要だ」- ドイツの酒場主人
豆知識
- ドイツのハンブルクで誕生したとされ、ロシア皇帝ニコライ2世のウォッカの飲み方が起源という説がある
- 「口の中で完成するカクテル」として知られ、シェーカーやミキシンググラスを使わない珍しいカクテル
- グラスの上にレモンが乗った見た目から「帽子をかぶったグラス」と表現されることがある
- 19世紀後期から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパの上流階級で人気を博した
- 「ニコラシカ」はロシア語でニコライの愛称であり、親しみやすさを表している
レシピ
材料:
- ブランデー - 適量 ml
- 国産レモン - 1 slice
- 上白糖 - 1 tsp
作り方:
- リキュールグラスに9分目までブランデーを注ぐ
- カクテルメジャーに上白糖を入れ、スプーンで固める
- レモンスライスを用意する
- 固めた上白糖をレモンスライスの中央にのせる
- 砂糖をのせたレモンスライスをグラスの上に置く
- お客様に提供する
- 飲む際は、レモンを二つ折りにして口に入れ、砂糖とレモン汁を口の中で混ぜてからブランデーを一気に飲む