1926年
京浜線(現在の京浜東北線の一部)に自動ドアの電車が初めて登場。
1926年、京浜線に日本初となる自動ドア式電車が登場し、乗降の効率化と安全性向上を実現しました。
当時の鉄道車両は手動で開閉する扉を使用していましたが、本件では電気式の自動開閉システムを初めて導入。
運転士の合図で扉が均一かつ迅速に作動し、乗降時間の短縮につながりました。
通勤ラッシュ時の混雑緩和に大きく寄与し、鉄道サービスの近代化を象徴する出来事。
その後、山手線をはじめ日本各地の路線へと自動ドアが普及し、今日の標準仕様となりました。
鉄道業界における安全対策や乗客サービス向上の原点ともいえる記念碑的な技術革新でした。
1926年
京浜東北線
自動ドア
1941年
満洲・朝鮮国境の水豊ダムが営業発電を開始。
1941年、満洲と朝鮮の国境地帯に建設された水豊ダムが発電を開始し、地域の産業発展を支えました。
日本統治下の満洲国と朝鮮総督府が共同で進めた大規模なダム建設プロジェクト。
完成した水豊ダムは水力発電所として稼働し、鉄道や工場へ安定した電力を供給。
周辺地域のインフラ整備や農業用水の管理にも寄与し、開発政策の中核を担いました。
地形を利用した設計で洪水調整機能も備え、両地域の経済基盤強化に大きく貢献。
戦後は帰属が変わったものの、当初の発電設備は長く稼働し続けました。
1941年
満洲
水豊ダム
1964年
琵琶湖大橋が開通。
琵琶湖大橋が開通し、湖西・湖東を結ぶ交通が大幅に改善された。
1964年9月28日、滋賀県に建設された琵琶湖大橋が正式に開通した。全長約1.4キロに及ぶこの橋は自動車道と歩道を備え、琵琶湖の湖西地域と湖東地域を直結した。開通により通行時間が大幅に短縮され、地域間の物流や観光が活性化した。また、地元住民の日常生活にも大きな利便性向上をもたらした。インフラ整備の象徴的プロジェクトとして高い評価を受けている。
1964年
琵琶湖大橋
1967年
上越線の新清水トンネルが開通し、全線の複線化が完成。
上越線の新清水トンネル開通により、路線全線の複線化が完成した。
1967年9月28日、JR上越線の新清水トンネルが正式に開通し、同線全線で複線化が完了した。新潟県と群馬県を結ぶ重要幹線として、輸送能力と運行効率が大幅に向上した。複線化により列車本数の増加が可能となり、貨物輸送や旅客交通の利便性が飛躍的に改善された。地域経済活性化と沿線住民の生活利便性向上に寄与した一大プロジェクトだった。
1967年
上越線
新清水トンネル
1987年
青函トンネルに初の試運転列車が走る。
1987年9月28日、青函トンネルで初めて試運転列車が走行した。
青函トンネルは本州と北海道を結ぶ海底トンネルで、全長約53.85kmの世界最長級の鉄道トンネルです。
1987年9月28日、工事区間を用いたモデル試運転列車が無事に通過しました。
試運転ではトンネル構造の耐久試験や換気システム、運行安全性の検証が行われました。
その後1988年3月に正式に営業運転を開始し、北海道と本州の物流・観光を大きく変えました。
このプロジェクトは日本の土木・鉄道技術の粋を結集したものとして世界的にも高く評価されています。
1987年
青函トンネル
2006年
タイに、アジア最大規模となるスワンナプーム国際空港が開港。
タイ・バンコクに巨大な国際空港が開港し、アジアの航空ハブとして稼働を開始。
2006年9月28日、タイ王国の首都バンコク郊外にスワンナプーム国際空港が正式に開港しました。
年間4000万人以上の旅客を処理できる設計で、当時アジア最大級のターミナルビルを誇りました。
新空港は空港鉄道や高速道路で市内と結ばれ、アクセスの改善にも寄与しました。
開港後は東南アジアの主要ハブとして多くの国際線が発着し、輸送量が急増しました。
運用初期にはシステムトラブルなども報告されましたが、設備拡充や運営体制の強化で安定稼働を果たしています。
2006年
タイ
スワンナプーム国際空港