1794年
エコール・ポリテクニークが創設される。
1794年、フランス革命期にエコール・ポリテクニークが創設され、理工系教育の新たな拠点となりました。
1794年9月28日、フランス革命期の国民公会によってエコール・ポリテクニークが創設されました。設立当初の目的は技術者や軍事将校の養成にあり、パリのパレ・ブルボンに校舎が置かれました。理学や工学、数学の教育を重視し、後に多くの著名な科学者や技術者を輩出する名門校となりました。ナポレオン政権下で軍事学校としての役割も果たし、フランスの近代化と産業発展に寄与しました。今日でもエコール・ポリテクニークは世界的に高い評価を受ける理工系大学です。
1794年
エコール・ポリテクニーク
1889年
第1回国際度量衡総会が開かれ、キログラムを白金とイリジウムの合金である国際キログラム原器の質量と定義し、国際キログラム原器を国際度量衡局 (BIPM) が保管することが決定される、また国際メートル原器も承認された。
1889年、パリで第1回国際度量衡総会が開催され、国際キログラム原器と国際メートル原器が採択・保管されることが決定しました。
19世紀後半、国際的な度量衡統一の必要性が高まっていました。
パリで開かれた総会では、キログラムを白金・イリジウム合金の原器で定義。
同時にメートル原器も承認され、国際度量衡局(BIPM)で管理・保管されることが決定。
この定義は世界中で統一的な質量と長さの基準を確立し、科学・産業の発展を促進しました。
後の国際単位系(SI)導入の礎として長く用いられました。
1889年
国際度量衡総会
キログラム
白金
イリジウム
国際度量衡局
国際メートル原器
1924年
ダグラス DWCが4月4日以来175日をかけて、編成部隊による初の航空機世界一周を達成する。
1924年、米陸軍航空隊の機体ダグラスDWCが編成部隊で175日かけ初の世界一周飛行を達成した。
1924年9月28日、アメリカ陸軍航空隊がDouglas World Cruiser (DWC)四機編成で出発し、期間175日で世界一周を完遂した。
この遠征は初の航空機による組織的な世界一周飛行として知られ、各地での補給や整備が試練となった。
隊員たちは北極海上空や未舗装の離着陸場など過酷な環境に挑みながら、航続距離と信頼性を証明した。
帰還後の検証で航空技術の進歩が実証され、グローバルな航空輸送時代の到来を予感させる出来事となった。
この偉業は以後の民間・軍事航空の発展に大きな影響を与え、世界一周飛行機として歴史に刻まれた。
1924年
ダグラス DWC
4月4日
初の航空機世界一周
1971年
東大宇宙航空研が第1号科学衛星「しんせい」を打ち上げ。
東京大学宇宙航空研究所が日本初の科学衛星『しんせい』を打ち上げた。
1971年9月28日、東京大学宇宙航空研究所(現・宇宙科学研究所)は日本初の科学衛星『しんせい』(MS-T1)を打ち上げた。衛星は上層大気の密度測定や宇宙線観測を目的としており、国内のロケット技術と宇宙データ取得の基盤を築いた。打ち上げ成功は日本の宇宙開発史における画期的な一歩となり、その後の科学衛星計画や人工衛星開発に大きな影響を与えた。
1971年
東大宇宙航空研
しんせい
1978年
日本テレビが世界初の音声多重放送を開始。
1978年9月28日、日本テレビが世界で初めてテレビの音声多重放送サービスを開始した。
日本テレビは1978年9月28日からステレオ音声や副音声など複数の音声チャンネルを同時に提供できる音声多重放送を世界初で実用化しました。
この技術により視聴者はステレオ放送や多言語解説を切り替えて楽しむことが可能に。
FM帯の高周波成分を用いた多重変調方式が採用され、従来のモノラル放送を大きく進化させました。
音質向上だけでなく、番組制作の幅が広がり、放送業界に新たな潮流を生み出しました。
1978年
日本テレビ
音声多重放送
1984年
高度情報通信システム(INS)のモデル実験が三鷹市・武蔵野市で開始。
1984年9月28日、東京都三鷹市と武蔵野市で高度情報通信システム(INS)のモデル実験が開始された。
高度情報通信システム(INS)は音声・データ・映像を統合して送受信できる次世代ネットワーク技術です。
1984年9月28日、三鷹市・武蔵野市を対象に光ファイバー網とデジタル交換機を用いた実験がスタート。
遠隔教育やオンライン商取引、スマートファクトリーなど多彩なサービスの実現性を検証しました。
実験結果はインターネット技術の発展にも影響を与え、情報化社会到来の基盤を築いたと評価されています。
1984年
INS
三鷹市
武蔵野市
2008年
アメリカの民間企業スペースXのロケット「ファルコン1」が初めて打ち上げに成功。
スペースX社の初号ロケット「ファルコン1」が世界初の民間液体燃料ロケットとして打ち上げ成功。
2008年9月28日、アメリカの宇宙ベンチャー企業スペースXが開発した液体燃料ロケット「ファルコン1」が初めて軌道投入に成功しました。
これまで政府機関以外のロケットが軌道到達に成功した例はなく、世界初の快挙とされました。
ファルコン1は小型衛星の打ち上げを想定し、コスト競争力のある商用ロケットとして注目を集めました。
この成功によりスペースXはNASAなどとの商業契約を獲得し、民間宇宙開発時代の幕開けを象徴しました。
同社は後継機ファルコン9の開発・再利用技術へと取り組み、宇宙産業に革新をもたらしました。
スペースX
ファルコン1
2015年
北アメリカの東部、南アメリカ、西ヨーロッパ、アフリカなどで月食が確認される(2015年9月28日の月食)。
2015年9月28日、北米東部から南米、西ヨーロッパ、アフリカ各地で月食が観測された天文現象。
2015年9月28日の月食は、北アメリカ東部、南アメリカ、西ヨーロッパ、アフリカ各地で観測されました。
夜空にかかった地球の影が月面を徐々に暗くし、多くの天文ファンや写真愛好家が全国各地で観測を楽しみました。
観測時にはSNSを通じて月食の様子が共有され、一晩の天体ショーとして話題を呼びました。
部分的に欠ける月の姿は、自然の神秘を感じさせる美しい光景でした。
月食
2015年9月28日の月食
英語版
2015年
インド初の多波長観測に特化した宇宙望遠鏡であるアストロサットが打ち上げ。
インド宇宙研究機関が初の多波長宇宙望遠鏡『アストロサット』を打ち上げた。
2015年9月28日、インド宇宙研究機関(ISRO)はアストロサットを打ち上げ、多波長観測に特化した同国初の宇宙望遠鏡を軌道投入しました。
アストロサットには紫外線、可視光、X線など複数の観測装置が搭載され、銀河や超新星、中性子星など多彩な天体を調査することが期待されています。
このミッションはインドの宇宙科学研究を新たな段階に引き上げ、国際的な天文観測ネットワークにも寄与するとされています。
今後数年間にわたり、多波長データを通じて宇宙の謎に迫る成果が期待されています。
インド
宇宙望遠鏡
アストロサット
2015年
NASAが火星の水(Water on Mars)の存在を肯定。
NASAが火星表面に水の存在を示す証拠を正式に発表した。
2015年9月28日、NASAは火星表面に塩水の痕跡が存在するとの観測結果を発表しました。
マーズリコネサンスオービターの搭載機器により、特定の地層で季節的に水分が流れる跡が確認されたと報告されました。
この発見は火星の現在の環境に液体の水が関与している可能性を示し、生命探査の観点で大きな注目を集めました。
将来の有人火星探査計画にも影響を与える重要な発見として受け止められています。
火星の水
Water on Mars