1854年

アメリカ船籍の蒸気船アークティックが大西洋上で沈没、およそ315人が死亡。

1854年9月27日、蒸気船アークティックが大西洋で沈没し約315人が犠牲になりました。 当時屈指の豪華船であった悲劇です。
1854年、アメリカ籍の蒸気船アークティック号が氷山に接触して大西洋上で座礁、沈没しました。 乗客・乗員合わせて約315人が死亡し、多くの遺族を悲しみに追い込みました。 当時最新鋭の豪華蒸気船として知られ、救命ボートの不足や救助体制の不備が惨事を拡大させました。 この事故は海難救助の制度化や船舶安全基準の見直しを促し、以降の海運業に影響を与えました。 大型客船の安全対策強化の契機となった歴史的事件です。
1854年 アメリカ 蒸気船 アークティック 英語版 大西洋
1903年

Old 97の事故が発生する。

1903年9月27日、アメリカの郵便列車Old 97が脱線炎上し多数の犠牲者を出しました。 鉄道事故史に残る事件です。
1903年、バージニア州ダンビル近郊で郵便列車Old 97が速度超過により脱線・炎上しました。 事故現場は鉄橋を渡った直後のスティルハウス・トレッスル付近で、乗客・乗員11名が死亡しました。 事故原因には運転士の時間遵守プレッシャーや機関車の性能限界が指摘されています。 この惨事は鉄道安全基準の見直しや運行規則の厳格化を促し、以降の鉄道事故防止策に影響を与えました。 また「The Wreck of the Old 97」という曲にも取り上げられ、アメリカン・フォークソングとしても知られています。
1903年 Old 97の事故
1956年

関西本線列車脱線水没事故: 関西本線関 加太間で列車が土砂崩れに巻き込まれ客車1両が川に転落。

関西本線で列車が土砂崩れに巻き込まれ、客車が川に転落した脱線水没事故が発生しました。
1956年9月27日、関西本線の関駅と加太駅間で沿線の山腹が大雨により崩落しました。 その土砂が線路に流れ込み、通過中の旅客列車が脱線して一両が川に転落し水没しました。 乗客乗員合わせて数十名が負傷し、即座に救助活動が行われましたが、死者も出る重大事故となりました。 災害後、国鉄は山間部の路線保安体制を強化し、早急に線路の補強工事を実施しました。 この事故は鉄道の安全管理と防災対策の重要性を改めて訴える契機となりました。
1956年 関西本線 加太
1977年

横浜米軍機墜落事件: 横浜市の住宅地にアメリカ海兵隊の戦術偵察機RF 4Bが墜落、9人死傷。

横浜市の住宅地にアメリカ海兵隊のRF-4B戦術偵察機が墜落し、住民に死傷者が出ました。
1977年9月27日、横浜市内の住宅地にアメリカ海兵隊所属のRF-4B戦術偵察機が墜落しました。 墜落地点は民家が密集する区域で、爆発と炎上により9人が死傷する大事故となりました。 事故原因は操縦トラブルとされ、アメリカ軍機の事故は現地住民との間で大きな論議を呼びました。 日米地位協定や在日米軍基地問題に関連して、基地周辺地域の安全確保が改めて問われる契機ともなりました。 地域住民の反米運動や安全対策の強化要求が高まり、その後の基地運用にも影響を与えました。
1977年 横浜米軍機墜落事件 横浜市 アメリカ海兵隊 戦術偵察機RF-4B
1977年

日本航空クアラルンプール墜落事故。

日本航空の旅客機がクアラルンプール近郊で墜落し、多数の死傷者を出しました。
1977年9月27日、日本航空の定期便がマレーシア・クアラルンプール郊外へ着陸進入中に墜落しました。 機種はボーイング737型機とされ、悪天候や視界不良の中でのアプローチが事故要因と考えられています。 墜落により乗員乗客に死傷者が多数発生し、現地救助活動が行われました。 事故後、航空安全規則や気象情報の提供方法見直しなどが進められ、日本航空とマレーシア当局による共同調査委員会が設置されました。 この事故は同社の安全運航体制強化の契機となりました。
日本航空クアラルンプール墜落事故
1991年

台風19号が佐世保市に上陸。

台風19号が長崎県佐世保市に上陸し、強風と大雨で各地に被害をもたらした。
1991年9月27日、台風19号が九州北部に接近し、佐世保市付近に上陸しました。 上陸時には猛烈な暴風が吹き荒れ、激しい降雨が続きました。 沿岸部では高潮や波浪により漁港や堤防が損壊し、内陸部では河川の増水で家屋浸水が発生しました。 土砂崩れや道路の冠水で交通が麻痺し、多数の住民が避難を余儀なくされました。 被害の大きさを受け、地方自治体は防災対策の強化に乗り出しました。
1991年 台風19号 佐世保市
2014年

長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山が噴火。(2014年の御嶽山噴火)

長野・岐阜県境の御嶽山が噴火し、多数の登山者らが被害を受けた。
2014年9月27日午前11時52分、活火山の御嶽山が突然噴火した。 火口から噴出した岩石や火山灰が広範囲に降り注ぎ、多くの登山者が負傷や巻き込まれた。 当日は秋の登山シーズンで約200人が山頂付近に滞在しており、深刻な被害が発生した。 最終的に死者63人、行方不明者多数という戦後の火山災害では最悪クラスの被害を記録した。 噴火は突発的かつ予測困難であったことから、災害対策や情報提供体制の見直しが求められた。 現在も地質調査や監視システムの強化が進められている。
2014年 長野県 岐阜県 御嶽山 噴火 2014年の御嶽山噴火