秋の社日、このころ)※秋分に最も近い戊の日

国・地域: 日本
秋分に最も近い戊の日に斎行される、五穀豊穣を祈願する神道の祭日。
社日は春と秋の二回あり、土地の守り神である社(やしろ)を祀る日です。秋の社日は秋分に最も近い干支が「戊」の日に行われます。古代中国の陰陽五行説に基づく風習が日本に伝わったものとされます。地域の氏神社で神事や供物を捧げるほか、五穀の収穫祭としての意味合いもあります。現代では農村を中心に簡素な祭礼が続けられ、地域の結束を深める機会となっています。
社日 日本 秋分

大原 はだか祭り

国・地域: 日本

千葉県いすみ市で、毎年9月23日、24日の2日間に渡って行われる祭り。江戸時代に始まった五穀豊穣と大漁を祈願する祭事で、大原海岸で行われる神事「汐ふみ」が見どころの一つ。上半身裸の男衆に担がれた十数基の神輿が、太平洋の波の中でもみ合う。

千葉県いすみ市で毎年開催される、五穀豊穣と大漁を祈る太平洋の海岸で行われる裸祭り。
江戸時代から続く伝統的な祭事で、9月23日と24日の二日間にわたり行われます。神事「汐ふみ」では上半身裸の男衆が海に入り、神輿を担ぎ波ともみ合います。大原海岸を舞台にした迫力ある光景は見どころの一つです。五穀豊穣と海の恵みへの感謝を込めた儀式で、地域住民の厚い信仰が息づいています。祭り期間中は屋台や露店が並び、多くの観光客で賑わいます。
大原 はだか祭り 日本 千葉県 いすみ市

大峯山寺戸閉式

国・地域: 日本

「紀伊山地の霊場と参詣道」は世界遺産に登録されており、その一部を構成する吉野山から熊野本宮大社に至る80kmの「大峯奥駈道」は修験道の修行の道となっている。奈良県吉野郡天川村の山上ヶ岳(1719.2m)の山頂近くに建つ大峯山寺では、毎年5月3日の戸開式から9月23日の戸閉式までの143日間、本堂の扉が開かれ、修験者の入峰期間となっている。

奈良県天川村・大峯山寺で毎年9月23日に行われる、修験道の入峰期間を終える戸閉式。
「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部に含まれる大峯奥駈道の修行道場として知られます。5月3日の戸開式から143日間開扉されていた本堂の扉を閉じる神事として行われます。修験者は山上ヶ岳の本堂前に集い、修行の成就と安全を祈願します。厳粛な雰囲気の中で行われる読経と護摩法要が見どころです。戸閉式後は次年度の入峰を待つ静寂が広がり、山岳信仰の深さを感じさせます。
大峯山寺 日本 紀伊山地の霊場と参詣道 世界遺産 吉野山 熊野本宮大社 大峯奥駈道 奈良県 吉野郡 天川村 山上ヶ岳 大峯山寺 5月3日