09月23日の出来事 - 社会・暮らし

明治4年8月9日

明治政府が散髪脱刀令を布告。

1871年9月23日（明治4年8月9日）、明治政府が散髪脱刀令を発布し、髷と刀の携行を禁じました。

明治維新期の西洋化政策の一環として、散髪脱刀令が布告されました。これにより武士の象徴であった髷（まげ）の結髪と刀の携行が公的に禁止されました。令は庶民にも適用され、洋風の髪型と服装が急速に広まりました。一部の旧武士階級からは強い抵抗や混乱の声が上がり、社会的な摩擦が生じました。この改革は日本の近代国家形成における重要な転換点となりました。

1871年明治 8月9日散髪脱刀令

1884年

加波山事件が発生。

1884年9月23日、茨城県加波山周辺で年貢や地代の重圧に苦しむ農民が政府に抗議して蜂起した事件です。

1884年9月23日、茨城県加波山を拠点に、年貢や貧困に苦しむ農民たちが政府の徴税役所を襲撃し蜂起した。蜂起した農民は、旗を立てて組織的に行動し、一時的に加波山一帯を支配した。政府は警察や地方軍を動員し、約1週間で鎮圧に乗り出した。鎮圧により多数の農民が逮捕・処罰され、一部は重罰を受けた。この事件は明治初期の農村紛争の象徴として、日本の地方社会の苦境を浮き彫りにした。

1884年加波山事件

1895年

リモージュでフランス最初の労働団体であるフランス労働総同盟結成。

フランス最初の大規模労働団体として、リモージュでフランス労働総同盟（CGT）が結成されました。

1895年9月23日、フランス中部のリモージュで各地の労働組合代表が集い、『フランス労働総同盟（CGT）』を結成した。同盟の結成は、過酷な労働条件や低賃金への抗議として、組合運動を統一的に推進する狙いがあった。初代書記長には著名な社会主義者が就任し、労働者の権利擁護やストライキの組織化を進めた。以後CGTはフランスの労働運動を牽引し、労働法改正や社会保障の導入に大きな影響を与えた。現在もフランス最大級の労働組合連合として、歴史的意義を持つ組織である。

1895年リモージュフランス労働総同盟