1968年
エジプトでアスワン・ハイ・ダム建設に伴うアブ・シンベル神殿の移転工事が完了。
エジプト・アスワンハイダム建設に伴い、アブ・シンベル神殿の大規模移転工事が完了。
アスワン・ハイ・ダム建設は1959年に開始され、洪水対策と電力供給が目的とされた。
1960年代半ば、ラムセス2世時代のアブ・シンベル神殿はダム湖の水没の危機に瀕した。
UNESCOなど国際機関が主導し、神殿を若干切り出してブロック状に分割する大規模移設計画が立案された。
石造建築を数千トン単位で運搬し、新設された人工台地に再建する工法には最新技術が用いられた。
1968年9月22日、約22キロ離れた移設現場で神殿の設置が完了し、文化遺産保護の象徴的成功例となった。
1968年
エジプト
アスワン・ハイ・ダム
アブ・シンベル神殿