1857年

ロシア軍艦ル・フォールがフィンランド湾で嵐により沈没。搭乗していた826人全員が死亡。

ロシア軍艦ル・フォールが嵐で沈没し、乗員826名が殉職。
1857年9月22日、ロシア帝国海軍の軍艦「ル・フォール」がフィンランド湾航行中に激しい嵐に遭遇しました。 船体は強風と高波により損傷し、乗組員826人全員が海に投じられました。 救援は困難を極め、漂流者の発見は最後の一人まで行われましたが、生存者はいませんでした。 当時の海難事故としては類を見ない規模の犠牲者数となり、海軍の安全対策見直しが迫られました。 事故後、ロシア海軍は気象予報体制の強化と航行規程の改善を進めました。
1857年 ロシア ル・フォール 英語版 フィンランド湾
1892年

イギリスのランカシャーでリンダル鉄道事故が発生。コナン・ドイルの小説の原案になる。

1892年、イギリスのランカシャーで列車脱線事故が発生。著名作家コナン・ドイルの小説にインスピレーションを与えました。
この日、ランカシャー州リンダル近郊で列車が脱線し、多数の乗客が負傷しました。事故原因には線路の崩落や整備不十分が指摘されたと伝えられています。アーサー・コナン・ドイルはこの事故を題材に、後の探偵小説執筆にヒントを得たとされます。当時の鉄道安全対策の課題を浮き彫りにし、その後の整備強化にも影響を与えたと考えられています。鉄道事故の悲劇と作家の創作活動の意外な結びつきが人々の記憶に残る出来事です。
1892年 イギリス ランカシャー リンダル鉄道事故 英語版 コナン・ドイル
1912年

この日の夜に四国東部に上陸した台風は、日本海を北上して北海道にまで被害を出した。北海道では多くの漁船が転覆したほか、富山県地方で列車転覆などの被害があった。全国で661人が死亡した。→ 大正元年の台風

四国東部に上陸した台風が日本海を北上し、全国で661人の死者を出した大災害です。
1912年9月22日夜、強い勢力の台風が四国東部に上陸しました。その後、日本海を北上しながら暴風雨を各地にもたらし、北海道まで大きな被害を及ぼしました。北海道沿岸では多くの漁船が転覆し、富山県では土砂崩れによって列車が横転する事故も起きました。河川の氾濫や屋根の吹き飛びなど各地で深刻な被害が発生し、最終的に661人が命を落としました。この災害は「大正元年の台風」として記憶され、後の防災対策強化の契機となりました。
1912年 四国 上陸 台風 日本海 北海道 富山県 列車 大正元年の台風
1934年

グレスフォード災害によりウェールズで266人の鉱山労働者と救助者が死亡。

ウェールズのグレスフォード炭鉱で爆発事故が発生し、労働者や救助隊を含む266人が犠牲になりました。
1934年9月22日、ウェールズ北部のグレスフォード炭鉱で瓦斯爆発が起き、坑内にいた鉱夫や救助隊員計266人が死亡しました。爆発は採掘中に蓄積したメタンガスが引火したことが原因とされています。事故後、捜索と救助活動が困難を極め、多くの遺体が坑内深部で発見されました。この悲劇は炭鉱労働の危険性を再認識させ、採掘現場の安全基準と換気設備の見直しを促す契機となりました。労働者保護と産業安全の重要性が社会的な議論の中心に据えられるきっかけともなりました。
1934年 グレスフォード災害 英語版 ウェールズ
1949年

長野県、山梨県、新潟県に翌日にかけて豪雨。長野市裾花川の堤防が決壊して死者・行方不明者29人。

1949年9月22日、長野・山梨・新潟で豪雨により裾花川の堤防が決壊し、多数の死傷者が発生しました。
1949年9月22日、台風による前線停滞で長野・山梨・新潟に記録的な豪雨が発生。 同日夜、長野市裾花川の堤防が決壊し、周辺集落が一気に浸水。 この災害で死者・行方不明者29人を出し、多くの家屋や田畑が被害を受けました。 地元の自治体や自衛隊が懸命な救助活動を展開。 以後、治水対策や堤防強化の必要性が改めて認識されました。
1949年 長野県 山梨県 新潟県 長野市 裾花川
1966年

アンセットANA149便事故。

1966年9月22日に発生したアンセットANA149便の航空事故。
1966年 アンセットANA149便事故 英語版
2006年

ドイツの磁気浮上式鉄道(トランスラピッド)エムスランド実験線で、試運転の列車が工事車両と衝突。作業員と列車に乗車していた見学客23名が死亡。

ドイツの磁気浮上式鉄道トランスラピッドが試運転中に衝突事故を起こし多数が死亡。
2006年9月22日、ドイツのエムスランド実験線で試運転中の磁気浮上式鉄道トランスラピッドが工事車両と衝突した事故が発生した。列車に乗車していた見学客や作業員合わせて23人が死亡し、多数が負傷した。トランスラピッドは高速鉄道の将来を担う技術として期待されていたが、安全管理の課題が浮き彫りとなった。事故後、同実験線の運用は停止され、調査委員会が原因究明と再発防止策を検討した。世界の鉄道技術者にとって教訓となる痛ましい事故となった。
2006年 ドイツ 磁気浮上式鉄道 トランスラピッド