クジャクソウ (孔雀草)

学名: Symphyotrichum cv.
科名: キク科

花言葉

  • 一目惚れ
  • いつもご機嫌
  • 可憐な人

特徴

花色:

説明

北アメリカ原産のキク科シンフィオトリクム属の多年草。草丈1メートル前後になり、細長い茎が何本にも分岐してそれぞれに小さな花をつける。その姿が孔雀の羽を広げた姿に似ていることからクジャクソウと名付けられた。友禅菊の仲間で、背が高いため切り花としてよく利用される。花色はピンク、白、紫などがあり、8月中旬から10月中旬頃まで開花する。

豆知識

  • クジャクアスターとも呼ばれ、友禅菊の仲間である
  • 短日植物のため、街灯などの人工光が当たると花芽がつきにくくなる
  • 1本200~300円程度で流通し、周年出回っているが秋に流通量が多い
  • 白い花は「白孔雀」と呼ばれ特に美しいとされる

利用方法

観賞用
  • 切り花として利用
  • 庭植えとして栽培
  • 鉢植えとして栽培
薬用

注意: 薬用としての使用は一般的ではない

食用

食用には適さない

その他
  • フラワーアレンジメント
  • スタンド花

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

ミソハギ (禊萩)

学名: Lythrum anceps
科名: ミソハギ科

花言葉

  • 確固たる意志
  • 慈悲
  • 愛の悲しみ

特徴

花色:

説明

日本各地の湿地帯や小川沿い、田んぼのあぜ道などに自生するミソハギ科の多年草。草丈50~100センチほどになり、茎の断面は四角形で、葉は細長く対生する。7月から9月にかけて濃いピンクや紫色の小さな花を多数つける。仏前に供える禊の花として古くから親しまれ、盆花、精霊花などの別名がある。水に浸した花で清めを行う風習が各地に残っている。

豆知識

  • 禊萩の名前は「禊(みそぎ)」に使用される萩に似た花という意味に由来する
  • 盆花、精霊花などの別名があり、地域によって呼び方が異なる
  • 茎の断面が四角形という特徴的な形状を持つ
  • 現在でも各地でミソハギを水に浸して清めを行う風習が残っている

利用方法

観賞用
  • 仏花として供花
  • お盆の装飾
  • 湿地庭園の植栽
薬用
  • 止瀉作用
  • 解熱作用
  • 止血作用

注意: 民間療法としての使用に留め、医師の指導のもとで使用すること

食用

食用には適さない

その他
  • 清めの儀式での使用
  • のどの渇きを抑える煎じ薬

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

アカネ (茜)

学名: Rubia argyi
科名: アカネ科

花言葉

  • 私を思って
  • 媚態

特徴

花色:

説明

本州、四国、九州などの山野に自生するアカネ科のつる性多年草。茎は四角形で小さな棘があり、周囲に絡みつきながら成長する。根は太いひげ状で、生のときは光沢のある赤黄色、乾燥すると暗紫色になる。古くから茜染めの染料として重要な植物で、根から採取されるアリザリンとプルプリンが美しい赤色を生み出す。万葉集では「茜さす」の枕詞として使われ、日本の文化に深く根ざしている。

豆知識

  • 邪馬台国の卑弥呼が魏の王に献上した「絳青縑」は茜染めの絹布だったとされる
  • 万葉集にアカネが登場する歌は13首あり、すべて枕詞として使用されている
  • 属名のRubiaはラテン語で「赤」を意味し、根から赤色染料が採れることに由来する
  • 現在では西洋茜(Rubia tinctorum)が染料として主に使用されている

利用方法

観賞用
  • 山野草として観賞
  • つる性植物として庭園利用
薬用
  • 止血作用
  • 通経作用
  • 解熱作用
  • 咳止め作用

注意: 生薬として使用する際は専門家の指導が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 茜染めの染料
  • 化粧品の色素
  • 絵具の原料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 根部

症状: 大量摂取により胃腸の不調を起こす可能性がある