1952年
蔵前国技館で土俵の四本柱を廃止、現在のつり屋根と4色の房に。
1952年9月21日、蔵前国技館で土俵の四本柱が廃止され、新たにつり屋根と四色の房が導入されました。
蔵前国技館は1929年に開場し、伝統的な土俵には天井を支える四本柱が設置されていました。1952年9月21日、この四本柱を取り除き、屋根を天井から吊り下げるつり屋根方式に改造されました。つり屋根には赤、青、黄、緑の四色の房が飾られ、土俵の象徴的な意匠となりました。この変更は観客の視界を妨げず、安全性を高めるために行われ、以後の相撲施設の標準的デザインとなりました。現在の両国国技館でも同様のつり屋根が受け継がれ、伝統と近代性が融合した演出を支えています。
1952年
蔵前国技館
土俵