1378年
教会大分裂: 4月に選出されたローマ教皇ウルバヌス6世を支持しないフランス人枢機卿が独自に教皇選挙を行い、その結果ロベール・ド・ジュネーヴがクレメンス7世として即位。教会大分裂の始まり。
教皇ウルバヌス6世に反発したフランス枢機卿がクレメンス7世を擁立し、教会大分裂が開始された。
1378年、教皇ウルバヌス6世の教皇就任を巡り、フランス人枢機卿らがローマでの選出を認めず、独自にアヴィニョンで教皇選挙を実施した。
その結果、クレメンス7世が即位し、ローマ教皇とアヴィニョン教皇の双方が並立する教会分裂(大シスマ)が始まった。
両派は政治・国家間の対立と結びつき、ヨーロッパ諸国を二分する事態となった。
この分裂は1398年まで続き、後の教会改革運動や宗教戦争にも影響を及ぼした。
中世カトリック教会の権威と統一性が大きく損なわれた出来事。
1378年
教会大分裂
ウルバヌス6世
クレメンス7世