1608年

ジャン=ジャック・オリエ

(1608 - 1657)

司祭

司祭
ジャン=ジャック・オリエはフランスのカトリック司祭。 パリに聖スルピス会を創設し、教区司祭の養成に尽力した。
1608年、リヨン近郊の裕福な家庭に生まれる。 パリで神学を学び、1633年に司祭に叙階される。 教区司祭の質的向上を目指し、1639年に聖スルピス会を設立。 養成所を運営し、多くの司祭を教育してフランス国内の司祭改革を推進。 教会音楽や霊的会話の導入で信徒の信仰生活にも影響を与えた。 1657年に没し、その教育メソッドはヨーロッパ各地に広まった。 カトリック司祭養成のモデルケースとして後世に評価された。
1608年 ジャン=ジャック・オリエ 英語版 1657年
1613年

ジャン・フランソワ・ポール・ド・ゴンディ

(1613 - 1679)

枢機卿、フロンドの乱参加者

枢機卿 フロンドの乱参加者
ジャン・フランソワ・ポール・ド・ゴンディはフランスの枢機卿。 フロンドの乱では貴族派の一員として政治的動乱に関与した。
1613年、フランスの名門ゴンディ家に生まれる。 1643年に枢機卿に任命され、王室や教会内で影響力を持つ。 1648年からのフロンドの乱では、貴族派として反乱活動に参加。 王権強化を目指す教会勢力との対立や政治的思惑が交錯する中で活動。 乱後は教会職務と宮廷との調整に奔走し、フランス政治に貢献。 1679年に死去し、その複雑な立場は当時の宗教・政治状況を映す鏡となった。 枢機卿としての宗教的役割と政治的行動を両立させた人物として評価される。
1613年 ジャン・フランソワ・ポール・ド・ゴンディ 英語版 フロンドの乱 1679年
1614年

マルティノ・マルティニ

(1614 - 1661)

イエズス会修道士・中国学者

イエズス会修道士・中国学者
マルティノ・マルティニはイエズス会の修道士・中国学者。 『新刻神州叢記』などで中国文化・地理をヨーロッパに伝えた。
1614年にイタリアで生まれ、1633年にイエズス会に入会。 1640年代に中国へ渡り、各地を巡って地理・歴史を調査。 『新刻神州叢記』をはじめとする著作で中国の地理・文化を詳細に報告。 西洋における中国理解を深めるとともに、地図作製にも寄与。 北京での布教活動や現地学者との交流を通じて情報収集を推進。 1661年に没するが、その成果はヨーロッパの東アジア研究に大きな影響を与えた。 彼の業績は近世の文化交流史の重要な一頁を飾るものとされる。
1614年 マルティノ・マルティニ イエズス会 中国学者