ケーププリムローズ

学名: Streptocarpus hybridus
科名: イワタバコ科

花言葉

  • 真実
  • 信頼に応える
  • 主張

特徴

花色:

説明

南アフリカを中心に約130種類の原種が知られている多年草です。らせん状にねじれた果実をつけるところからストレプト(ねじれた)カーパス(果実)の名があります。葉は楕円形でしわがあり、春から夏にかけて青、紫、ピンクなど多彩な色の花が咲きます。大きなスミレのような花が特徴的で、花期が長く楽しめます。

豆知識

  • 果実が熟すとほつれて粉状の種を撒き散らす珍しい特徴がある
  • 葉の形状から「牛の舌」という別名もある
  • 19世紀にヨーロッパに紹介されて以来、室内園芸の定番となった
  • 種によって茎のない無茎種と茎を長く伸ばす有茎種に分かれる

利用方法

観賞用
  • 室内観賞用
  • 温室栽培
  • 鉢植え
薬用
  • 薬用としての使用は一般的ではない

注意: 特に毒性はないが、食用ではない

食用

食用ではありません

その他
  • 観賞用園芸植物としての利用が主

毒性

症状: 毒性はありませんが、食用ではありません

シオン (紫苑)

学名: Aster tataricus
科名: キク科

花言葉

  • 遠い人を思う
  • 追憶
  • 君を忘れない

特徴

花色:

説明

高さが2メートルにも達する野菊の仲間の多年草です。薄紫の小さな花が茎の先端部に密集して咲きます。平安時代に中国から伝えられ、せき、たんを除く漢方薬として根を利用されていたと言われています。今昔物語集の物語に由来する「遠い人を思う」という花言葉で知られています。

豆知識

  • 今昔物語集の鬼の話が花言葉「遠い人を思う」の由来となっている
  • 根は竜の肝のように苦いとされ、漢方名「竜胆」の由来にもなった
  • 平安時代から薬草として重宝され、現在でも漢方薬として使用されている
  • 秋の野菊の代表格として古くから日本人に親しまれている

利用方法

観賞用
  • 秋の切り花
  • 庭植え
  • 自然風庭園
薬用
  • 咳止め・去痰作用
  • 利尿作用
  • 漢方薬「紫苑」として使用

注意: 体を温める薬草のため、肺に熱がある人や黄色い痰が出る人には禁忌

食用

食用ではありませんが、薬用として根を煎じて使用

その他
  • 漢方処方(射干麻黄湯、紫苑散など)の構成生薬

毒性

症状: 毒性はないが、根は非常に苦い

イブニングスター (紫千振)

学名: Swertia japonica
科名: リンドウ科

花言葉

  • すべてよし
  • 安らぎ
  • 余裕
  • 愛情をちりばめる

特徴

花色:

説明

5枚の花弁が小さな星の形をした薄紫色の可憐な花です。スッと伸びた枝からは、枝分かれした無数の茎が広がり茎先には次々と花を咲かせます。開花期は9~11月で、日本原産の多年草です。星のような花姿と薄紫色のやさしい彩りが特徴で、準絶滅危惧種に指定されている貴重な花です。

豆知識

  • 流通名「イブニングスター」は正式名ではなく、正式には「ムラサキセンブリ」
  • 花びらが小さな星の形をしているところから「愛情をちりばめる」の花言葉がついた
  • センブリの仲間でありながら薬効はないとされている
  • 9月20日、10月8日、10月31日の誕生花として知られている

利用方法

観賞用
  • 茶花
  • 切り花
  • 山野草園芸
薬用
  • センブリの仲間だが薬効は一般的ではない

注意: 準絶滅危惧種のため採取は控えるべき

食用

食用ではありません

その他
  • 生態系保護の観点から観察のみにとどめる

毒性

症状: 毒性は特にありません

リンドウ (竜胆)

学名: Gentiana scabra var. buergeri
科名: リンドウ科

花言葉

  • 勝利
  • 正義
  • 誠実

特徴

花色:

説明

花期は10~11月頃、茎上部の葉脇に青紫色の大きな花を数個つけます。古代エジプト時代から根に薬効があるとされ、薬用植物として使用されてきました。根を乾燥させたものは非常に苦く、竜の肝のように苦いことから「竜胆」という名が付きました。現在でも漢方薬として重要な生薬です。

豆知識

  • 花言葉「勝利」「正義」は薬として病気に勝つイメージから付けられた
  • 熊の胆よりもさらに苦いとされ「竜胆」の名がついた
  • 現在でも漢方薬として竜胆瀉肝湯などに配合されている
  • 品種改良により白、赤紫、ピンクなど多様な色が作られている

利用方法

観賞用
  • 秋の切り花
  • 庭植え
  • 鉢植え
薬用
  • 苦味健胃薬
  • 尿道炎の抗炎症薬
  • リウマチ治療

注意: 非常に苦味が強いため、服用時は注意が必要

食用

食用ではありませんが、薬用として根を使用

その他
  • 漢方処方(竜胆瀉肝湯など)の重要な構成生薬

毒性

症状: 毒性はないが、根は極めて苦い

ローズマリー

学名: Salvia rosmarinus
科名: シソ科

花言葉

  • 追憶
  • 思い出
  • 変わらぬ愛
  • 私を思って

特徴

花色:

説明

地中海沿岸地方原産で、シソ科に属する常緑性低木です。小さく細長い葉に、甘く爽やかな芳香があるのが特徴で、ローズマリー(rosemary)という名前は、ラテン語のros marinus(海のしずく)を意味しており、海岸にごく近い所に育つことに由来します。料理用ハーブとして、また薬用ハーブとして古くから利用されています。

豆知識

  • 「若返りのハーブ」として古くから親しまれている
  • シェイクスピアの作品にも登場する有名なハーブ
  • 乾燥しても香りが消えないため保存が利く
  • 2017年に学名がRosmarinus officinalisからSalvia rosmarinusに変更された

利用方法

観賞用
  • 庭植え
  • 鉢植え
  • ハーブガーデン
薬用
  • 記憶力向上
  • 血行促進
  • 抗酸化作用

注意: 妊娠中の使用は避けるべきとされています

食用
その他
  • アロマテラピー
  • 化粧品原料
  • 天然防虫剤

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 大量摂取時の葉

症状: 通常の料理使用では問題ないが、大量摂取は避けるべき