09月19日

出来事 - 文化・芸術

1941年

内閣情報局の指示により、映画制作会社10社を松竹・東宝・大映の3社に統合。

政府の指示により映画制作会社10社が松竹・東宝・大映の3社に統合。
1941年9月19日、内閣情報局の指示で日本の映画産業再編が行われました。 全国の主要な映画制作会社10社が松竹、東宝、大映の3社に統合されました。 戦時下のプロパガンダ強化と資源集中を目的とし、制作体制の効率化が図られました。 この統合は戦後映画界の基盤を形成し、日本映画の発展に大きな影響を与えました。 現在も続く大手映画会社のルーツとなる出来事です。
1941年 内閣情報局 松竹 東宝 大映
1952年

赤狩り: アメリカ法務長官が、『ライムライト』のプレミアのためにロンドンに向かっていたチャールズ・チャップリンのアメリカへの再入国を禁止し、事実上の国外追放。

チャップリンが赤狩りの余波でアメリカへの再入国を禁止され、事実上の国外追放を受けた歴史的事件です。
1952年9月19日、当時のアメリカ法務長官が共産主義への懸念からチャールズ・チャップリンの再入国を禁止しました。名作映画『ライムライト』のロンドンプレミアに向かっていたチャップリンは帰国を阻まれ、以降20年以上アメリカに戻ることができませんでした。この措置は赤狩りと呼ばれる反共産主義運動の象徴的な出来事で、芸術家の人権や表現の自由に大きな影響を与えました。国際的な文化交流にも波紋を広げ、ハリウッドと政治の関係をめぐる議論を呼び起こしました。
1952年 赤狩り ライムライト チャールズ・チャップリン
1970年

第1回グラストンベリー・フェスティバル開催。

伝説の音楽祭『グラストンベリー・フェスティバル』がイギリスで初開催され、後に世界最大級の野外音楽イベントとなりました。
1970年9月19日、第1回グラストンベリー・フェスティバルが英サマセットで開催されました。当初は1日に約1500人が参加した小規模なイベントでしたが、ジェファーソン・エアプレインやティモシー・リアリーなどが出演し、ヒッピー文化やロックシーンの象徴となりました。会場は農場の一角で、『ポピーフェア』とも呼ばれました。以降、毎年開催されることでアーティストと観客の交流拠点となり、サステナビリティや芸術表現の実験場として進化を遂げました。
1970年 グラストンベリー・フェスティバル
1985年

PMRC設立。

1985年9月19日、米国で音楽の規制を目的としたPMRCが設立されました。
PMRC（Parents Music Resource Center）は1985年にアメリカで結成された任意団体で、主に音楽の歌詞内容に対する規制を求めました。 ティッパー・ゴアら上院議員夫人を中心に設立され、暴力的・性的表現の多い楽曲に警告ラベルの付与を提唱。 これに対して音楽業界やアーティストは検閲だとして強く反発し、表現の自由を巡る論争が過熱しました。 最終的に「パーレンタル・アドバイザリー」（PA）シールの導入が合意され、現在のレコード警告表示の原型となりました。 PMRC設立は音楽と社会倫理の境界を問うターニングポイントとして、現在でも論考の対象となっています。
PMRC