09月18日の命日 | calendar.web-standard.org

96年

ドミティアヌス

(51 - 96)

第11代ローマ皇帝

フラウィウス朝最後の皇帝として知られるローマ皇帝。建築事業や公共事業を積極的に推進した。

ドミティアヌス（51年–96年）はフラウィウス朝の第11代ローマ皇帝として紀元81年に即位しました。在位中は大規模な建築事業を行い、皇帝宮殿やフォルムの整備を進めてローマ市街の再建に尽力しました。一方で専制的な政治手法を用い、元老院との対立を深めたことでも知られます。芸術や文学を保護し文化面での後援者としての顔も持ち合わせていました。しかし晩年には暗殺され、彼を批判する「記憶抹殺（ダムナティオ・メモリアエ）」が行われるなど波乱の生涯を終えました。

96年ドミティアヌスローマ皇帝 51年

1180年

ルイ7世

(1120 - 1180)

フランス国王

12世紀のフランス王。若き王として第二回十字軍遠征を指導した。

ルイ7世（1120年–1180年）は、フランス・カペー朝の第7代国王として1137年に即位しました。若年期にはアンジュー伯領と軍事同盟を結んで第二回十字軍遠征（1147–1149年）に参加するも、大きな成果を得られませんでした。1152年にはアキテーヌ地方の支配をめぐり結婚したエレオノールとの関係が悪化し、1152年に離婚。これによりアキテーヌは後にプランタジネット朝へと渡りました。王権の強化に努めつつ、王室財政や行政機構の整備を進めた治世でした。

1180年ルイ7世フランス国王 1120年

天文22年8月11日

安東舜季

(1514 - 1553)

戦国武将

出羽国の安東氏当主として地域勢力を維持した戦国時代の武将。

安東舜季（1514年–1553年）は、出羽国（現在の秋田県南部）を拠点とした安東氏の当主でした。家督を継いでからは領内の権益を守るために隣国の大名と抗争を繰り返し、地域勢力の安定化に努めました。海上貿易や蝦夷地（北海道）との交流にも関心を持ち、交易ルートの開拓を試みたと伝えられます。最終的に諸勢力との緊張の中で1553年に没し、安東氏は息子に家督を譲りました。

1553年天文 8月11日安東舜季戦国武将 1514年

慶長3年8月18日

豊臣秀吉

(1537 - 1598)

戦国武将

織田信長の家臣から天下統一を果たした戦国時代の武将兼大名。

豊臣秀吉（1537年–1598年）は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した日本の武将・大名です。若くして織田信長に仕え、その才覚を認められて出世しました。1582年の本能寺の変後に権力を拡大し、1585年には関白、1591年には太政大臣に任ぜられ、事実上の天下人となりました。刀狩や検地などの政策で領国支配を強化し、大阪城を築城するなど都市開発にも取り組みました。晩年には文禄・慶長の役（朝鮮出兵）を主導し、1598年に死去。農民出身ながら一代で武家の頂点に駆け上がった生涯は伝説となっています。

1598年慶長 8月18日豊臣秀吉 1537年

1675年

シャルル4世

(1604 - 1675)

ロレーヌ公

ロレーヌ公国を統治し、三十年戦争期に巧みに勢力均衡を図った君主。

シャルル4世（1604年–1675年）は、ロレーヌ公として1624年に即位し、1675年まで約半世紀にわたって在位しました。在位初期には三十年戦争の渦中でフランス王権や神聖ローマ帝国との関係を調整し、内政と外交を巧みに操りました。1634年には一時フランスに追放されましたが、神聖ローマ帝国の支援を受けて領地を回復しました。芸術や建築にも理解を示し、ロレーヌ公国の文化的発展に寄与しました。

1675年シャルル4世ロレーヌ公 1604年

1722年

アンドレ・ダシエ

(1651 - 1722)

古典学者

17世紀から18世紀にかけて古典文学の研究・翻訳を行ったフランスの学者。

アンドレ・ダシエ（1651年–1722年）はフランスの古典学者として活躍しました。パリ大学で学び、古代ギリシア・ローマの文献を中心に注釈書や翻訳を手掛け、特にホメロスやキケロの作品研究で知られます。コレージュ・ロワイヤル（現在のコレージュ・ド・フランス）で教鞭を執り、フランス学士院の会員にも選出されました。彼の業績は後世の古典学研究に大きな影響を与えました。

1722年アンドレ・ダシエ英語版 1651年

1735年

ユストゥス・ファン・エフェン

(1684 - 1735)

作家

オランダの啓蒙時代に活躍した作家で、雑誌『La Haye』を創刊した。

ユストゥス・ファン・エフェン（1684年–1735年）はオランダ出身の作家・編集者です。パリやロンドンでの滞在経験を生かし、1718年に雑誌『La Haye』を創刊し、ヨーロッパ各地の文学や思想を紹介しました。風刺や評論を交えた文章で読者を魅了し、オランダ語近代散文の先駆者とされています。彼の作品は先進的な啓蒙思想を伝える役割も果たしました。

1735年ユストゥス・ファン・エフェン英語版 1684年

1774年

ヨハン・フリードリヒ・メッケル (父)

(1724 - 1774)

解剖学者

18世紀ドイツの解剖学者で、解剖学教育の基盤を築いた研究者。

ヨハン・フリードリヒ・メッケル (父)（1724年–1774年）はドイツの解剖学者です。ハレ大学で医学を学び、解剖学および組織学の教育に尽力しました。詳細な人体構造の研究を行い、後に有名な医学者ジョハン・フリードリヒ・メッケル（子）の指導にも影響を与えました。豊富な解剖記録と図譜を残し、ドイツ解剖学発展の礎を築いた人物として知られます。

1774年ヨハン・フリードリヒ・メッケル (父) 英語版 1724年

1783年

レオンハルト・オイラー

(1707 - 1783)

数学者

18世紀を代表するスイス生まれの数学者で、多くの数学分野に貢献した。

レオンハルト・オイラー（1707年–1783年）は、オイラーの公式やオイラーの数、グラフ理論などで知られるスイスの数学者です。ベルリンとサンクトペテルブルクで活躍し、解析学、数論、幾何学、天文学、物理学に多大な業績を残しました。生涯で800以上の論文や著作を発表し、その業績は現代数学の基礎を築いたと評価されています。豊富な記述力で数学用語の標準化にも寄与しました。

1783年レオンハルト・オイラー数学者 1707年

1797年

ルイ＝ラザール・オッシュ

(1768 - 1797)

フランス革命期の軍人

ヴァンデ戦争やライン方面で活躍したフランス革命期の将軍。

ルイ＝ラザール・オッシュ（1768年–1797年）は、フランス革命戦争期の将軍として知られます。ヴァンデ地方の反乱鎮圧において優れた作戦指揮を発揮し、“鬼将軍”とも称されました。続いてライン方面軍の司令官を務め、オーストリア軍やプルシアン軍との戦闘に参加しました。その卓越した軍事的手腕で若くして名声を博しましたが、1797年に戦病死しました。

1797年ルイ＝ラザール・オッシュフランス革命 1768年

1819年

ジョン・ラングドン

(1741 - 1819)

政治家

アメリカ独立戦争に参加し、ニューハンプシャー州の初代知事や上院議長を務めた政治家。

ジョン・ラングドンは1741年に現マサチューセッツ州で誕生した。弁護士として活動後、アメリカ独立戦争に参加し軍政を担当した。戦後はニューハンプシャー州の初代知事に就任し、州政を改革した。さらに上院議長（副大統領代行）として国政に大きな影響を与えた。晩年は引退し、1819年にその生涯を閉じた。

1819年ジョン・ラングドン 1741年

1821年

ジャン＝ニコラ・コルヴィザール

(1755 - 1821)

医師

ナポレオン1世の宮廷医師を務め、現代心臓病学の基礎を築いたフランスの医師。

ジャン＝ニコラ・コルヴィザールは1755年にパリで生まれた。パリ大学医学部で教授として教鞭を執りつつ研究を進めた。ナポレオン1世の宮廷医師に任命され、王侯貴族の健康管理に携わった。心臓疾患に関する先駆的な研究を行い、「現代心臓病学の父」と呼ばれる。解剖と臨床診察を融合した手法を確立し、後進の育成にも尽力した。 1821年にその生涯を終えた。

1821年ジャン＝ニコラ・コルヴィザール英語版 1755年