サルビア

学名: Salvia splendens
科名: シソ科

花言葉

  • 尊敬
  • 家族愛
  • 燃ゆる思い

特徴

花色:

説明

サルビアはブラジル原産のシソ科アキギリ属の植物です。ラテン語の「salvare(治療する、救う)」に由来し、セージの仲間で古くから薬効があることで知られています。赤、紫、白、ピンクなど鮮やかな花色で、夏から秋にかけて長期間開花します。花壇や鉢植えで広く栽培され、特に赤いサルビアは花壇の定番として親しまれています。

豆知識

  • セージとサルビアは同じ属の植物で、英語名のセージはラテン語のサルビアが語源
  • 赤いサルビアは日本の学校花壇の定番として明治時代から親しまれている
  • サルビア属には900種以上の植物が含まれる
  • 古代ローマでは「なぜ人は死ぬのか、庭にサルビアが育っているのに」という格言があった

利用方法

観賞用
  • 花壇植え
  • 鉢植え
  • 切り花
薬用
  • 殺菌・抗菌作用
  • 健胃効果
  • 制汗作用

注意: 妊娠中・授乳中の大量摂取は避ける

食用

観賞用サルビアは食用には適さない

その他
  • 香料として利用
  • 蜜源植物として養蜂に利用

毒性

症状: 観賞用サルビアは基本的に無毒

ホウセンカ (鳳仙花)

学名: Impatiens balsamina
科名: ツリフネソウ科

花言葉

  • 私に触れないで
  • 短気
  • せっかち

特徴

花色:

説明

ホウセンカは東南アジア原産のツリフネソウ科の一年草です。6月から9月頃に赤、紫、ピンク、白などの花を咲かせます。最大の特徴は、熟した実に触れると種が勢いよく弾け飛ぶことで、これが花言葉「私に触れないで」の由来となっています。日本には室町時代に伝来し、昔から子供たちに親しまれてきました。花の汁で爪を染める「爪紅(つまべに)」としても知られています。

豆知識

  • 英名の「Touch-me-not」は種が弾ける特徴から命名された
  • 江戸時代の女性は花の汁で爪を赤く染めるおしゃれを楽しんだ
  • 種が弾ける仕組みは植物の種子散布戦略の一つ
  • 学名のImpatiens は「我慢できない」という意味で、種の弾ける性質を表している

利用方法

観賞用
  • 花壇植え
  • 鉢植え
  • 子供の観察用植物
薬用
  • 抗菌作用
  • 消炎効果
  • 皮膚疾患の治療

注意: 民間薬として使用する場合は専門家に相談

食用

食用には適さない

その他
  • 爪の染色(爪紅)
  • 種の観察学習

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 大量摂取により軽微な胃腸障害の可能性

リンドウ (竜胆)

学名: Gentiana scabra
科名: リンドウ科

花言葉

  • 貞節
  • 純潔
  • 的確

特徴

花色:

説明

リンドウは日本、アジア、ヨーロッパに分布するリンドウ科の多年草です。特に白いリンドウは純潔と貞節の象徴として大切にされています。8月から10月にかけて開花し、雨や曇りの日には花を閉じる習性があります。この的確な天候判断から「的確」という花言葉も生まれました。古くから薬用植物として利用され、根は健胃薬として珍重されています。敬老の日の花としても親しまれています。

豆知識

  • 源氏の家紋「笹竜胆」はリンドウと笹を組み合わせたデザイン
  • 江戸時代から胃薬として広く使用された
  • 花が天候を予測するように開閉することから「天気花」とも呼ばれる
  • 敬老の日に贈る花として昭和41年から定着した

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • 鉢植え
  • 庭植え
薬用
  • 健胃作用
  • 消化促進
  • 食欲増進

注意: 妊娠中の使用は避ける

食用

食用には適さない(根は薬用のみ)

その他
  • 生薬(竜胆)として利用
  • 家紋のデザイン

毒性

症状: 基本的に無毒(薬用利用時は適量を守る)

アザミ (薊)

学名: Cirsium japonicum
科名: キク科

花言葉

  • 独立
  • 厳格
  • 触れないで

特徴

花色:

説明

アザミは日本をはじめ北半球に広く分布するキク科の多年草です。鋭いトゲに覆われた茎と葉が特徴で、紫やピンクの美しい花を咲かせます。スコットランドでは13世紀にデンマーク軍の侵攻を阻んだ伝説から国花とされ、「独立」の花言葉の由来となっています。日本では古くから薬草として利用され、根は健胃や解毒作用があることで知られています。野山に自生し、秋の風景を美しく彩ります。

豆知識

  • スコットランドでは「誰がトゲに触れるだろうか」という国のモットーがある
  • 日本では春の七草ならぬ「秋の七草」の候補として親しまれる
  • 花の下の総苞片の形状で種類を見分けることができる
  • 蝶や蜂にとって重要な蜜源植物の一つ

利用方法

観賞用
  • 野花として観賞
  • ドライフラワー
  • 自然庭園
薬用
  • 健胃作用
  • 解毒効果
  • 利尿作用

注意: トゲによる怪我に注意

食用
  • 若葉
その他
  • 生薬として利用
  • 蜜源植物

毒性

症状: 基本的に無毒(トゲによる外傷のみ注意)

クジャクソウ (孔雀草)

学名: Symphyotrichum ericoides
科名: キク科

花言葉

  • いつも愉快
  • ひとめぼれ
  • 可憐

特徴

花色:

説明

クジャクソウは北アメリカ原産のキク科の多年草です。長い茎が幾重にも枝分かれし、小さな白やピンクの花を無数に咲かせる様子が、羽根を広げた孔雀に似ていることからこの名前が付きました。8月中旬から10月中旬にかけて開花し、切り花としても人気があります。戦後日本に導入された園芸品種で、丈夫で育てやすく、秋の花壇を美しく彩ります。ユウゼンギクとの交配により、紫やピンクの花色も生まれました。

豆知識

  • もともと花色は白だけだったが、品種改良により多色化が進んだ
  • 一株で数百から数千の小花を咲かせることがある
  • 切り花としての日持ちが良く、フラワーアレンジメントに重宝される
  • 学名のericoidesは「エリカのような」という意味

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • 花壇植え
  • 鉢植え
薬用
  • 特に薬効は知られていない

注意: 特に注意点はない

食用

食用には適さない

その他
  • 蜜源植物として利用
  • 秋の景観植物

毒性

症状: 基本的に無毒