09月17日の命日 - 科学者・研究者

1761年

ゲオルク・ヴォルフガンク・クノール

(1705 - 1761)

版画家、化石収集家

版画家化石収集家

ドイツの版画家・自然史研究者。精緻な化石図版の制作で18世紀の博物学に貢献した。

1705年にニュルンベルクで生まれ、版画技術を修得。化石収集に情熱を注ぎ、独自の研究を開始。『Deliciae Naturae Selectae』シリーズで精密な化石図版を刊行し高く評価される。図版には詳細な注釈と分類が付され、当時の博物学者や科学者に利用された。版画家としての技術と科学的知識を融合させ、自然史の視覚的伝達に革新をもたらす。 1761年に没し、その図版は現在も自然史博物館や研究機関で資料として残る。

1761年ゲオルク・ヴォルフガンク・クノール 1705年

1823年

アブラアム＝ルイ・ブレゲ

(1747 - 1823)

時計職人

フランスの時計職人・発明家。精緻な機械構造と革新的技術で高級時計製造の礎を築いた。

1747年にスイス・ネイシャテルで生まれ、若年期に時計制作を学ぶ。 1775年にパリに工房を開設し、精密機械への情熱を注ぐ。 1795年にパンドロール脱進機を改良し、トゥールビヨンの原型を開発。海洋クロノメーターや自動巻き機構など多くの革新を発表。ナポレオンやマリー・アントワネットなど王侯貴族を顧客に持ち、その名声を確立。 1823年に没し、現在の高級時計ブランドBreguetの基礎を築いた。

1823年アブラアム＝ルイ・ブレゲ 1747年

1836年

アントワーヌ・ローラン・ド・ジュシュー

(1748 - 1836)

植物学者

18世紀後半から19世紀初頭に活躍したフランスの植物学者。植物の自然分類法を提唱したことで知られる。

1748年フランスのリヨンに生まれ、自然の植物分類に強い関心を抱いた。 1789年に『Genera plantarum』を発表し、植物界を科・属という概念で体系化。従来の人工的な分類から脱却し、自然の親縁関係に基づく分類法を確立。多くの後続の植物学者に影響を与え、現代の科・属の概念の基礎を築いた。 1836年9月17日に没し、彼の業績は今日の植物学にも息づいている。

1836年アントワーヌ・ローラン・ド・ジュシュー 1748年

1863年

チャールズ・ロバート・コッカレル

(1788 - 1863)

建築家、考古学者、作家

建築家考古学者作家

イギリスの建築家・考古学者・作家。古代建築の研究と著作で知られる。

1788年ロンドン近郊に生まれ、古代ギリシャ・ローマの建築遺跡に深い関心を持つ。主要著作『Pompeiana』や『Select Greek Architecture』などで、古典建築の魅力を広く紹介。ケンブリッジ大学の初代美術学教授として後進を指導し、その総合的視野は高く評価された。建築史と考古学の架け橋として活躍し、当時の学術界に大きな影響を残した。 1863年9月17日に没し、その研究と著作は今日でも参照され続けている。

1863年チャールズ・ロバート・コッカレル英語版 1788年

1877年

ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット

(1800 - 1877)

発明家、政治家、考古学者、語源学者

発明家政治家考古学者語源学者

写真発明の先駆者であり、多方面で活躍したイギリスの学者・政治家。

1800年イングランドに生まれ、写真技術の基礎となるネガポジ法（タルボット式写真法）を考案。 1839年に「銀版写真」に関する論文を発表し、写真術の普及に貢献した。下院議員として科学と文化の振興に尽力し、学術政策にも影響を及ぼした。考古学や語源学にも精通し、多彩な学識を示す博覧強記ぶりが評価された。 1877年9月17日に没し、近代写真技術の父と称される業績を後世に残した。

1877年ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット 1800年

1891年

ジョセフ・マキシミリアン・ペッツヴァール

(1807 - 1891)

レンズ設計者、数学者

レンズ設計者数学者

写真用レンズ設計で知られる数学者・光学技術者。

1807年オーストリア帝国領ハンガリーに生まれ、数学と物理学を修める。 1840年代に高速・高解像度のPetzvalレンズを開発し、ポートレート写真の品質を飛躍的に向上。レンズ設計は当時の光学理論に革新をもたらし、その後の写真技術の基盤を築く。波動光学や曲面鏡の研究など、幅広い光学分野で業績を残した。 1891年9月17日に没し、その名を冠したレンズは現在も歴史的意義を持つ。

1891年ジョセフ・マキシミリアン・ペッツヴァール 1807年

1892年

ルドルフ・フォン・イェーリング

(1818 - 1892)

法学者

ドイツの法学者で、法学理論に大きな革新をもたらした人物。

1818年ドイツに生まれ、大学で法学を修める。法の目的論（Zweck im Recht）を提唱し、法学に実証主義からの転換を図った。主要著作『法の闘争』で法を社会的闘争の手段と位置付け、法理論に新風を吹き込む。司法制度だけでなく市民生活との関連を重視した法哲学は後世に大きな影響を与えた。 1892年9月17日に逝去し、現代法学にもその思想は受け継がれている。

1892年ルドルフ・フォン・イェーリング 1818年

1924年

ジョン・マーチン・シェバーリ

(1853 - 1924)

天文学者

19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカの天文学者。主に彗星や星団などの観測に貢献。

ジョン・マーチン・シェバーリ（1853年 - 1924年）はアメリカ合衆国出身の天文学者。主に彗星や星団の精密観測を行い、天体カタログの整備に寄与した。アメリカ各地の天文台で研究に従事し、後進の指導にもあたった。その観測データは後の天文学研究に多大な影響を与えた。晩年まで観測と教育活動を続け、近代天文学の基礎を支えた。

1924年ジョン・マーチン・シェバーリ天文学者 1853年

1936年

アンリ・ルシャトリエ

(1850 - 1936)

化学者

化学平衡の原理を体系化したフランスの化学者。工業化学プロセスの基礎を築いた。

アンリ・ルシャトリエ（1850年 - 1936年）はフランスの化学者。化学平衡の変化に関する「ル・シャトリエの原理」を提唱し、化学反応の挙動理解に貢献した。パリ高等鉱業学校で教鞭を執るとともに、冶金や工業化学の研究を推進した。実験装置や分析法の改良に取り組み、製造プロセスの効率化に資する理論を提供。その業績は化学工学や環境化学など多岐にわたる分野に影響を与えた。

1936年アンリ・ルシャトリエ化学者 1850年

1938年

ニコライ・コンドラチエフ

(1892 - 1938)

経済学者

ロシアの経済学者。長期的な景気循環「コンドラチェフ波」を提唱した。

ニコライ・コンドラチエフ（1892年 - 1938年）は、ロシア・ソ連の経済学者。経済の長期波動理論（コンドラチェフ波）を提唱し、景気循環分析に新たな視点を与えた。ハルキウ大学で教鞭を執りつつ、計量経済学の発展に寄与した。スタリニズムの粛清により1938年に失脚・処刑されるまで、多くの経済研究を発表。死後、理論は再評価され、世界各国で経済サイクル研究の基礎となった。

ニコライ・コンドラチエフ経済学者 1892年

1948年

ルース・ベネディクト

(1887 - 1948)

文化人類学者

アメリカの文化人類学者。

1887年にアメリカで生まれ、文化人類学の先駆者として活躍。コロンビア大学でフランツ・ボアズに師事し、フィールド調査を重視。 1934年に発表した『文化の型』は文化相対主義を世に広めた。 1946年の著作『菊と刀』では日本文化を独自の視点で分析。アメリカ人類学会初の女性会長を務め、女性研究者の地位向上に貢献。 1948年9月17日に逝去した。

ルース・ベネディクト文化人類学 1887年

1980年

内村祐之

(1897 - 1980)

精神医学者、プロ野球コミッショナー

精神医学者プロ野球コミッショナー

1980年内村祐之 1897年