1575年

ハインリヒ・ブリンガー

(1505 - 1575)

神学者

神学者
スイス宗教改革期の主要な神学者。 ウルリッヒ・ツヴィングリの死後、チューリッヒ教会の指導者として改革を推進した。 プロテスタント諸教会の統一的教義形成に貢献した。
1505年にスイスで生まれ、ウルリッヒ・ツヴィングリの弟子として神学を学ぶ。 1531年のカペル戦争でツヴィングリが戦死すると、チューリッヒの教会指導者を継承した。 ドイツ語説教と教会行政の整備に尽力し、信徒教育を推進。 『第二ヘルベティア信条』(Second Helvetic Confession)など重要な神学文書を著し、教義形成に寄与。 ローマ・カトリックとの対立においても柔軟かつ厳格な立場をとり、思想的指導者として影響を与えた。 1575年にチューリッヒで没し、その業績は後世のプロテスタント神学に大きな足跡を残した。
1575年 ハインリヒ・ブリンガー 1505年
1621年

ロベルト・ベラルミーノ

(1542 - 1621)

カトリック教会枢機卿

カトリック教会枢機卿
イタリアのイエズス会枢機卿で反宗教改革を主導した神学者。 後に教会博士に列せられた著名なカトリック指導者。
1542年にイタリアで生まれ、イエズス会に入会して神学を修める。 ルーヴァン大学やパドヴァ大学で教授を務め、教会内部の神学論争に関与。 『教会論』など多数の著作を執筆し、カトリック教義の理論的基盤を構築。 1599年に枢機卿に任命され、教皇庁で異端審問にも携わる。 1621年に没後、教会博士として列聖・列福され、その教説は現在もカトリック神学の基礎となる。 反宗教改革時代の重要な理論家として後世に影響を与え続けている。
1621年 ロベルト・ベラルミーノ 枢機卿 1542年