1552年

パウルス5世

(1552 - 1621)

ローマ教皇

ローマ教皇
第234代ローマ教皇。教会法と教権を強化し、バチカンの建築を支援した。
パウルス5世(Camillo Borghese)は1552年にイタリアの貴族ボルゲーゼ家に生まれ、1605年に教皇に選出された。 在位中は教皇権の強化に努め、ヴェネツィア共和国との対立(ヴェネツィア論争)において教会法を主張した。 異端審問所を通じて教義の統制を維持し、宗教的統一を図った。 サン・ピエトロ大聖堂の建設資金を増額し、バチカン図書館の整備を推進して文献収集に力を注いだ。 1621年に没し、その教権重視の施策は後の教皇制度に大きな影響を与えた。
1552年 パウルス5世 ローマ教皇 1621年