1877年

エドワード・S・モースが大森貝塚の1回目の調査を実施。

エドワード・S・モースが大森貝塚を初調査し、日本考古学の発展に貢献しました。
1877年9月16日、アメリカの動物学者エドワード・S・モースが東京都大田区の大森貝塚で調査を開始しました。 彼の調査は日本で初めての科学的な貝塚研究とされ、縄文時代の生活を解明する基礎となりました。 モースの報告はヨーロッパやアメリカの学界でも注目されました。 この業績により日本の考古学研究が国際的に認知され、後の発掘調査の先駆けとなりました。 大森貝塚は後に国の史跡に指定され、考古学教育でも重要な場として利用されています。
1877年 エドワード・S・モース 大森貝塚
1961年

米国国立のハリケーン研究団体が8本のヨウ化銀シリンダーをハリケーン・エスター(Hurricane Esther)に投与したところ風速が10%低下した。

1961年9月16日、米国のハリケーン研究団体がヨウ化銀を投与し、Hurricane Estherの風速を10%低下させました。
アメリカ国立のハリケーン研究団体は1961年9月16日、ハリケーン・エスターに対してヨウ化銀シリンダー8本を投与する実験を行った。 クラウドシーディングによる台風緩和の試みであり、投入後には最大風速が約10%低下したと報告された。 この実験は人工的に風速を弱める技術として注目を集め、気象操作の可能性を示唆した。 一方で、効果の持続性や安全性、他地域への影響など多くの課題も指摘された。 以降、ハリケーン緩和研究は気象科学や政策議論において重要なテーマとなった。
ヨウ化銀 Hurricane Esther
1961年

パキスタン宇宙高層大気研究委員会が設立。陸軍元帥で大統領のアイユーブ・ハーンに国立宇宙機関である宇宙高層大気研究委員会(SUPARCO)の設置を進言したことによって宇宙科学を扱う委員会を設立することが決められたことによる。

1961年9月16日、パキスタンに宇宙高層大気研究委員会(SUPARCO)が設立されました。
パキスタン陸軍元帥で大統領のアイユーブ・ハーンの提言を受け、1961年9月16日に宇宙高層大気研究委員会(SUPARCO)が創設された。 SUPARCOは国立の宇宙科学機関として、高層大気の観測や宇宙開発研究を担当することになった。 設立当初は気象観測ロケットの打ち上げや宇宙科学研究の基盤整備に重点が置かれた。 この機関の誕生は、パキスタンが科学技術立国を目指す一環として位置づけられた。 後の衛星打ち上げ計画や宇宙技術応用への礎を築く重要な一歩とされた。
パキスタン アイユーブ・ハーン
1975年

MiG 31が初飛行する。

1975年9月16日、ソ連の次世代長距離迎撃機MiG-31(フィッシュボット)が初飛行に成功しました。
MiG-31はソ連のミコヤン設計局が開発した高速長距離迎撃機で、MiG-25の後継にあたります。 1975年9月16日に初飛行に成功し、上空2万メートル以上で時速3000kmに迫る性能を示しました。 可変ジオメトリ翼や最新鋭のレーダーシステムを搭載し、当時の航空技術の粋を集めた機体です。 長距離ミサイル誘導能力を備え、複数目標同時追尾や全天候迎撃が可能となりました。 MiG-31の開発は冷戦期のソ連戦略にも大きな影響を与え、現在もロシア空軍で現役運用されています。
MiG-31
2007年

Folding@Homeが分散コンピューティング史上初となる1PFLOPSを達成。

Folding@Homeが世界初の1PFLOPSを突破し、分散コンピューティングで新記録を樹立しました。
2007年9月16日、分散コンピューティングプロジェクトFolding@Homeが史上初の1PFLOPSを達成しました。 ボランティアのPC資源を結集し、タンパク質の折り畳みシミュレーションを大規模に実行。 医薬品開発や病気の仕組み解明に向けたシミュレーション能力が飛躍的に向上しました。 この成果は科学的共同研究の新たな可能性を示し、グリッドコンピューティングの先駆けとなりました。 以降、分散型計算の発展やクラウドコンピューティングへの布石ともなりました。
Folding@Home