09月16日の命日 - 科学者・研究者

1736年

ガブリエル・ファーレンハイト

(1686 - 1736)

物理学者

オランダ・ドイツ出身の物理学者温度計の開発と華氏温度（°F）を考案

1686年にダンツィヒ近郊で生まれる。 1714年頃から温度計の研究を開始し、水銀を用いた気密性の高い温度計を改良。 1717年に氷点と人間の体温を基準とする目盛を導入し、華氏度として広まる。ロンドンで計測技術の発展に寄与し、科学界で高く評価された。 1736年にロンドンで死去し、命名された華氏温度は現在でも米国などで使用されている。

1736年ガブリエル・ファーレンハイト物理学者 1686年

1869年

トーマス・グレアム

(1805 - 1869)

化学者

スコットランドの化学者。気体の拡散速度に関するグレアムの法則やコロイド化学の創始で知られる。

1805年12月21日にスコットランドのボードンで生まれた。ロンドン王立協会の初代化学教授に就任し、実験化学を推進した。 1833年に気体の拡散速度が分子量の平方根に反比例することを示し、グレアムの法則を提唱した。コロイド溶液の研究を通じてコロイド化学の基礎を築いた。豊富な研究論文を発表し、化学教育の発展にも寄与した。 1869年9月16日にロンドンで逝去した。

1869年トーマス・グレアム化学者 1805年

1909年

箕作佳吉

(1857 - 1909)

動物学者

日本の動物学者。東京帝国大学で教鞭をとり、日本各地の動物分類学研究に貢献した。

1857年に生まれ、動物学の道を志した。東京帝国大学理科大学で教鞭をとり、多くの学生を育成した。昆虫や魚類などの分類学的研究を中心に論文を発表した。日本各地の動物標本を収集し、博物館資料の充実に寄与した。近代日本の動物学研究の基礎を築いた功績が評価される。 1909年9月16日に逝去した。

1909年箕作佳吉動物学者 1857年

1925年

アレクサンドル・フリードマン

(1888 - 1925)

物理学者、数学者

物理学者数学者

ロシアの数学者・物理学者。宇宙膨張モデルを提唱した。

アレクサンドル・フリードマン（1888年–1925年）は、ロシアの数学者・物理学者。一般相対性理論に基づく宇宙モデルを提唱し、宇宙膨張の概念を示した。その「フリードマン方程式」はビッグバン理論の基礎となる。若くして亡くなったが、その業績は後の宇宙論研究に計り知れない影響を与えた。死後もその名は科学史に刻まれ、現代宇宙論の礎を築いた。

アレクサンドル・フリードマン数学者 1888年

1931年

鳳秀太郎

(1872 - 1931)

電気工学者

日本の電気工学者。

1931年鳳秀太郎電気工学者 1872年

1932年

ロナルド・ロス

(1857 - 1932)

内科医、医学者

内科医医学者

マラリア研究でノーベル賞を受賞したイギリスの医学者。

ロナルド・ロス（1857年–1932年）は、イギリスの内科医・医学者。マラリア原虫の媒介者がハマダラカであることを証明し、1902年にノーベル生理学・医学賞を受賞。インド公衆衛生省の医師として研究を行い、感染症制御の基礎を築いた。晩年は寄生虫学の研究を継続し、熱帯医学の発展に寄与した。彼の業績はマラリア撲滅運動の礎として、現在も尊敬されている。

1932年ロナルド・ロス 1857年

1946年

ジェームズ・ジーンズ

(1877 - 1946)

物理学者、天文学者、数学者

物理学者天文学者数学者

イギリスの理論物理学者・天文学者・数学者で、天体物理学に大きな功績を残しました。

1877年にイングランドで生まれる。ケンブリッジ大学で学び、天体の重力理論などを研究した。「ジーンズ不安定性」や「ジーンズ長」の概念を提唱し、星雲の重力崩壊理論に寄与した。 1930年代には量子論や統計力学の発展にも関与し、多数の著書を執筆した。 1946年に亡くなるまで幅広い分野で科学の理解を深めた先駆者である。

1946年ジェームズ・ジーンズ物理学者天文学者数学者 1877年

1960年

フレデリック・チャールズ・リンカーン

(1892 - 1960)

鳥類学者

アメリカの鳥類学者で、渡り鳥の研究とバンディング（標識調査）の第一人者でした。

1892年にアメリカで生まれる。米国魚類野生生物局（USFWS）の鳥類調査部門で研究をリードした。渡り鳥の生態を明らかにするためにバンディング技術を大規模に導入・整備した。多くの論文を発表し、鳥類保存や野生生物管理の基礎を築いた。 1960年に亡くなるまで、フィールド研究と実務を橋渡しする業績を残した。

1960年フレデリック・チャールズ・リンカーン英語版 1892年

1971年

三上章

(1903 - 1971)

言語学者

日本の言語学者で、言語教育や日本語研究に貢献しました。

1903年に生まれ、東京帝国大学で言語学を専攻。音声学や文法論の研究に取り組み、数多くの論文を発表した。戦後の日本語教育改革にも関わり、教科書編纂や教育指導に携わった。言語政策の提言や学会活動を通じて後進の育成にも尽力した。 1971年に逝去し、その業績は現代の日本語研究に引き継がれている。

1971年三上章言語学者 1903年

1980年

ジャン・ピアジェ

(1896 - 1980)

心理学者

スイスの心理学者・哲学者。発達心理学のパイオニアとして知られる。

ジャン・ピアジェは1896年にスイスで生まれ、子どもの認知発達を研究して発達段階理論を提唱した。乳児から思春期に至るまでの知的発達過程を観察に基づき体系化し、教育学や心理学に大きな影響を与えた。1960年代以降は遺伝学や哲学にも関心を広げた。1980年に逝去し、その理論は今日の心理学研究の基盤となっている。

1980年ジャン・ピアジェ心理学者 1896年

1984年

ボリス・ペトロヴィッチ・トーキン

(1900 - 1984)

生物学者

ボリス・ペトロヴィッチ・トーキン英語版 1900年

1989年

篠遠喜人

(1895 - 1989)

遺伝学者、科学史家、東京大学名誉教授、元国際基督教大学学長

遺伝学者科学史家東京大学名誉教授元国際基督教大学学長

1989年篠遠喜人東京大学国際基督教大学 1895年