1557年

ジャック・モーデュイ

(1557 - 1627)

作曲家

作曲家
フランスの作曲家で、バロック期の宮廷音楽やマドリガルに新風をもたらした。
1557年に生まれ、フランス宮廷の音楽家として活躍した。 マドリガルや宗教曲を中心に作曲し、新しい和声技法を取り入れた。 ルイ13世の庇護を受け、『バレエ・デ・プティ・アパレイユ』などの舞曲を手がけた。 アカデミー・ド・ミュジックの設立にも関与している。 1627年に死去し、バロック前期音楽の発展に寄与した。
1557年 ジャック・モーデュイ 作曲家 1627年
1615年

ハインリヒ・バッハ

(1615 - 1692)

作曲家・オルガニスト

作曲家・オルガニスト
ドイツの作曲家・オルガニストで、バッハ一族の先駆として教会音楽に貢献した。
1615年、ドイツのヴァルトシュタットに生まれ、教会オルガニストとしての才を発揮した。 アルンシュタットやアイゼナハの教会で楽長を務め、宗教曲やコラール編曲を手がけた。 バッハ家の基盤を築き、息子や甥に音楽教育を施した。 作品にはカンタータの前奏曲や合唱曲があり、バロック音楽の礎を築いた。 1692年に没し、その音楽的遺産は後のバッハ一族へ受け継がれた。
1615年 ハインリヒ・バッハ 作曲家 オルガニスト 1692年
1795年

サヴェリオ・メルカダンテ

(1795 - 1870)

作曲家

作曲家
イタリアの作曲家で、19世紀オペラの発展に貢献した。
1795年に生まれ、ナポリ音楽院で学ぶ。『ラ・ヴェデッタ』や『イル・ジューラメント』などのオペラを発表し、ドラマ性と交響的要素を融合させた作風で評価された。ヴェルディをはじめ後続の作曲家にも影響を与えた。1870年に没した。
1795年 サヴェリオ・メルカダンテ 1870年
1844年

ポール・タファネル

(1844 - 1908)

フルート奏者

フルート奏者
フランスの伝説的なフルート奏者で、フルート教育の基礎を築いた。
ポール・タファネル(1844–1908)はフランス出身のフルート奏者。 パリ音楽院で教授を務め、タファネル・フルートと呼ばれる演奏法を確立した。 透明感のあるトーンと豊かな音色で「フルートの詩人」と評された。 多数の教則本や楽曲編曲を行い、近代フルート奏法の発展に寄与した。 弟子からは多くの著名演奏家が輩出し、その教育的遺産は現在も受け継がれている。
1844年 ポール・タファネル フルート 1908年
1856年

ヴィルヘルム・フォン・グレーデン

(1856 - 1931)

写真家

写真家
ドイツ出身の写真家。シチリア島で古典美学を取り入れたヌード作品を撮影。
1856年にドイツで生まれ、青年期にイタリアへ移住。 シチリア島タオルミーナを拠点に活動を開始。 古代ギリシャ・ローマ風の背景やポーズを用いたヌード写真で知られる。 作品は当時の美少年像を理想化し、芸術性と商業性を両立。 1931年に逝去後もネガが保存され、現代でも展示・研究が続く。
1856年 ヴィルヘルム・フォン・グレーデン 写真家 1931年
1878年

カール・アルバイカー(Karl Albiker)

(1878 - 1961)

彫刻家

彫刻家
ドイツの彫刻家。表現主義的要素を取り入れた記念碑や彫像で知られる。
1878年にドイツで生まれ、芸術アカデミーで彫刻を学ぶ。 第一次世界大戦後に戦没者慰霊碑など公共彫刻を多く手掛ける。 シンプルながら力強いフォルムが特徴。 指導者として後進の教育にも尽力。 1961年に逝去し、作品はヨーロッパ各地に残る。
1878年 カール・アルバイカー Karl Albiker 1961年
1884年

竹久夢二

(1884 - 1934)

画家

画家
大正ロマンを代表する日本の画家・詩人。 モダンな美人画で知られ、日本の大衆文化に影響を与えた。
竹久夢二(本名:竹久彦九郎)は1884年に岡山県で生まれた。 東京美術学校(現・東京芸術大学)で洋画を学び、詩文や挿絵も手がけた。 大正時代に描いた柔らかな線と淡い色彩の美人画は「夢二式美人画」と称され、人気を博した。 雑誌や書籍の挿絵、絵はがきでも広く紹介され、当時の新しい感覚を反映した。 自身の文学作品『青鞜』にも参加し、詩人としても活動した。 1934年に逝去するまで、多才な表現で大正ロマンの美意識を体現した。
1884年 竹久夢二 画家 1934年
1886年

ジャン・アルプ

(1886 - 1966)

彫刻家、画家、詩人

彫刻家 画家 詩人
スイス出身の前衛芸術家。 ダダイズムやシュルレアリスムで多彩な作品を残した彫刻家・画家・詩人。
ジャン・アルプは1886年にドイツ領アルザス(現フランス)で生まれた。 第一次世界大戦中にチューリヒでダダ運動に参加し、無作為な造形やバイオモルフィックな造形を追求。 のちにシュルレアリスム運動にも加わり、自動記述による詩やカラフルな絵画を制作。 代表作に有機的な曲線を特徴とする彫刻や、詩集『The Painting of 1919』などがある。 妻でもあるソフィ・テオバウエルとの合作も多く、芸術の境界を越えた共同制作を行った。 1966年に亡くなるまで、20世紀を代表する前衛芸術家として活躍した。
1886年 ジャン・アルプ 彫刻家 詩人 1966年
1887年

ナディア・ブーランジェ

(1887 - 1979)

音楽教師、指揮者

音楽教師 指揮者
フランスの音楽教育者・指揮者。 多くの著名作曲家を育てた名教師として知られる。
ナディア・ブーランジェは1887年にパリで生まれ、リセ音楽院で学んだ。 妹リリ・ブーランジェの死後、その遺産を受け継ぎながら作曲と教育活動を続けた。 1920年代以降、アメリカのフォンテーヌブロー音楽院で教鞭をとり、コープランドやバーンスタインらを指導。 指揮者としても活動し、アメリカやヨーロッパの主要オーケストラを率いた。 作曲家としての作品は少ないが、その教育理念は20世紀音楽界に深い影響を与えた。 1979年にパリで逝去し、その功績は今なお高く評価されている。
1887年 ナディア・ブーランジェ 指揮者 1979年
1893年

アレクサンダー・コルダ

(1893 - 1956)

映画監督、映画プロデューサー

映画監督 映画プロデューサー
ハンガリー生まれの映画監督・プロデューサー。英国を拠点に数多くの名作を手がけた。
アレクサンダー・コルダ(1893–1956)は、ハンガリー出身で英国を拠点に活躍した映画監督・プロデューサー。 1920年代に設立したロンドン・フィルム社で『ヘンリー八世』などを手がけ、英国映画の黄金時代を築いた。 プロデューサーとしては大規模予算の歴史劇や冒険活劇を数多く世に送り出し、国際的な評価を獲得。 映画界の重要人物として、当時のスター俳優や監督と深い関係を築いた。 後進の育成にも力を注ぎ、その功績は現代の映画製作にも影響を与えている。
アレクサンダー・コルダ 映画監督 映画プロデューサー 1956年
1895年

カロル・ラートハウス

(1895 - 1954)

作曲家

作曲家
オーストリア出身の作曲家。映画音楽や管弦楽作品で知られる。
カロル・ラートハウス(1895–1954)はオーストリア生まれの作曲家。 多様な管弦楽作品や室内楽を手がけるとともに、映画音楽でも活躍。 1930年代にナチス政権を逃れ米国へ移住し、ニューヨーク大学で教鞭を執った。 その作品はモダニズムの影響を受けつつも叙情性を併せ持ち、後世の作曲家にも影響を与え続けている。 代表作には『交響曲第1番』や『交響詩〈風景〉』などがある。
1895年 カロル・ラートハウス 1954年
1899年

ハンス・スワロフスキー

(1899 - 1975)

指揮者、音楽教育家

指揮者 音楽教育家
オーストリアの指揮者・音楽教育家。
ハンス・スワロフスキー(1899–1975)は、ウィーン生まれの指揮者・音楽教育家。 ウィーン国立音楽院で学んだ後、各地のオーケストラを指揮。 戦後はベルリンやミュンヘンで活躍し、洗練された演奏スタイルで高い評価を得た。 ウィーン音楽院教授として多くの若手指揮者を育成し、ダニエル・バレンボイムらが弟子に名を連ねる。 理論と実践を兼ね備えた指導は、現代の指揮法にも大きな影響を与えた。
1899年 ハンス・スワロフスキー 指揮者 1975年