1835年

英国海軍の調査船ビーグル号による世界探検の途上、チャールズ・ダーウィンがガラパゴス諸島に到達。

1835年9月15日、チャールズ・ダーウィンを乗せたビーグル号がガラパゴス諸島に到着し、生物進化論の礎となる観察が始まりました。
ビーグル号による世界探検航海の一環として、ダーウィンは諸島固有の動植物を詳細に観察しました。特にゾウガメやマシモガラと呼ばれる鳥類などの種の多様性から、自然選択説の着想を得る重要な手がかりを得ました。この観察は後に『種の起源』出版の基盤となり、進化生物学の歴史において画期的な転換点となりました。また、ガラパゴス諸島はその後も自然保護の象徴的地域として知られるようになりました。
1835年 ビーグル号 チャールズ・ダーウィン ガラパゴス諸島
1948年

F 86戦闘機が時速1,080キロの速度を記録する。

1948年9月15日、北米社製のF-86戦闘機が時速1,080キロの速度を記録しました。
1948年9月15日、アメリカの航空機メーカー、ノースアメリカン社が開発したF-86セイバー戦闘機が 試験飛行でマッハ0.9を超える時速1,080キロを記録。 当時のジェット戦闘機として最高速を誇り、 先進的な後退翼や強力なターボジェットエンジンを特徴としました。 この性能は後の朝鮮戦争での制空戦闘に大きく貢献し、 ジェット時代の航空技術のベンチマークとなりました。
1948年 F-86戦闘機
1995年

DVDの統一規格が完成。

1995年、DVD(デジタル多目的ディスク)の統一規格が完成しました。
1995年9月15日、映画・コンピューターデータ用の光ディスク規格DVDの統一仕様が策定されました。 この規格はPhilipsやSony、Toshiba、Time Warnerなど各社が共同で開発し、従来のCD-ROMより大容量の映像や音声データを扱うことが可能になりました。 初期仕様ではシングルレイヤーで最大4.7GBの記録容量を持ち、VHSやLaserDiscに代わる次世代メディアとして期待されました。 1997年以降、市場にDVDプレーヤーとソフトが普及し、家庭での高画質ビデオ鑑賞やソフトウェア配布の標準メディアとなりました。 デジタルコンテンツ流通の基盤を築いた規格として、その後のBD(Blu-ray Disc)開発への道を開きました。
1995年 DVD
2017年

土星探査機カッシーニが土星の大気圏に突入。

2017年、土星探査機カッシーニが任務を終え、土星大気圏に突入して消滅した。
NASAとESAの共同プロジェクトである土星探査機カッシーニは1997年に打ち上げられ、20年にわたり土星やその衛星を探査してきた。 2017年9月15日、最終ミッション“グランドファイナル”として土星のリングと大気の間を8回通過した後、制御落下で大気圏に突入した。 大気圏突入中に取得されたデータは地球へ送信され、土星の大気組成や内部構造に関する貴重な知見をもたらした。 意図的な処分により土星の衛星タイタンやエンセラダスの生物的汚染を防ぐ措置が取られた。 カッシーニミッションは宇宙探査の新たな水準を築き、今後の探査計画にも大きな指針を残した。
2017年 土星 探査機 カッシーニ
2018年

最後のデルタIIによるICESat 2の打ち上げが行われ、デルタIIの運用が終了。

NASAの氷床観測衛星ICESat-2を、デルタIIロケットの最後の飛行で打ち上げ、1989年から続いたデルタIIの運用が終了しました。
デルタIIロケットは1989年に初飛行し、長年にわたり中小型衛星の打ち上げに貢献してきました。2018年9月15日に米カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地からNASAのICESat-2を搭載して発射されました。ICESat-2はレーザー測高計を用いて地球の北極・南極の氷床高度を高精度で測定し、気候変動の解析に重要なデータを提供します。最後のデルタII打ち上げ成功により、約30年にわたる同型機の運用が幕を閉じ、新たな打ち上げ機への世代交代が進みました。
2018年 デルタII ICESat-2