09月15日の命日 | calendar.web-standard.org

668年

コンスタンス2世

(630 - 668)

東ローマ皇帝

コンスタンス2世は東ローマ皇帝（在位：641年～668年）として、ヘラクレイオス帝の孫にあたります。シチリアを拠点に帝政を維持しようと試みました。

コンスタンス2世（630年～668年）は東ローマ帝国の皇帝で、在位中に外敵から領土を守るために奔走しました。父親のコンスタンティノス3世の死後、ヘラクレイオス帝の孫として641年に皇位を継承。イタリア半島やシチリア島に拠点を移し、西方を防衛。イスラム勢力の進攻を食い止めようと試みましたが、内部抗争も激化。最終的に668年に暗殺され、シチリアのパレルモでその生涯を終えました。彼の治世は混乱と軍事的脅威に彩られ、ローマ帝国の衰退過程を象徴するものでした。

668年コンスタンス2世 630年

天正12年8月11日

筒井順慶

(1549 - 1584)

武将

戦国時代の武将として筒井氏を率い、大和国を拠点に領国経営を行いました。織田信長と同盟を結び、安定した統治に努めたことで知られます。

筒井順慶（1549年-1584年）は戦国大名・筒井氏の第10代当主として大和国を領有。 1565年に家督を継ぎ、城下町の整備や年貢改正など内政を強化。織田信長や豊臣秀吉と同盟を結び、毛利氏や松永久秀との戦いに参加。 1584年の小牧・長久手の戦いなどにも関与し、その軍略を発揮。同年8月11日に死去し、甥の筒井定次が家督を継承しました。順慶の統治は筒井氏の基盤を築き、後の豊臣政権下でも一定の影響力を保ちました。

1584年天正 8月11日筒井順慶武将 1549年

1596年

レオンハルト・ラウヴォルフ

(1535 - 1596)

医師、植物学者

医師植物学者

ドイツの医師かつ植物学者で、中東を訪れて多くの植物を採集・記録しました。

レオンハルト・ラウヴォルフ（1535年-1596年）はドイツの医師・植物学者。イタリアやフランスで医学を学んだ後、1573年から1575年にかけてオスマン帝国領のシリアやレバノンを旅しました。アレッポやベイルート周辺で約150種以上の植物を採集・記載。 1582年に旅行記『オットヴァイルの植物誌』を刊行し、食用や薬用植物の詳細を紹介。これらの記録はヨーロッパの近代植物学の発展に寄与しました。晩年はドイツに戻り、医師として活動しながら植物標本の研究を続けました。

1596年レオンハルト・ラウヴォルフ 1535年

慶長9年8月22日

村上武吉

(1533 - 1604)

村上水軍の当主

戦国時代の村上水軍当主として、瀬戸内海で海賊討伐や航路警備を担った名将です。

村上武吉（1533年-1604年）は戦国時代に瀬戸内海を支配した村上水軍の当主。毛利氏や尼子氏と同盟し、海賊討伐や海上輸送の安全確保に尽力。朝鮮出兵では水軍を率いて補給線の維持や海戦支援を担当。瀬戸内海の航路統制により、領国の経済基盤を安定させました。関ヶ原の戦い後も水軍を率いましたが、翌年に死去。その武勇と海上統治の手腕は伝説として語り継がれています。

1604年慶長 8月22日村上武吉村上水軍 1533年

1649年

フランチェスコ・ゲッシ

(1588 - 1649)

画家

イタリア・バロック期の画家で、グイド・レーニに師事し宗教画を中心に作品を残しました。

フランチェスコ・ゲッシ（1588年-1649年）はイタリア・バロック期を代表する画家。ボローニャで生まれ、若くしてグイド・レーニの工房で修業。ローマやボローニャで教会のフレスコ画や祭壇画を制作し、聖職者や貴族からの注文が絶えませんでした。柔らかな色彩と繊細な表現が特徴で、バロック絵画の諸要素を巧みに取り入れました。代表作には教会の天井装飾や『聖ミカエル』などがあります。晩年はボローニャに戻り、後進の指導にもあたりました。

1649年フランチェスコ・ゲッシイタリア語版 1588年

正徳3年7月26日

徳川吉通

(1689 - 1713)

第4代尾張藩主

江戸時代中期の尾張藩第4代藩主。藩政の安定化と領内整備に努めた人物です。

徳川吉通（1689年-1713年）は江戸時代の尾張藩第4代藩主。 1700年に家督を継ぎ、家老や藩士と協議しながら藩政を運営。領内の財政再建や農村振興策に着手し、年貢改正や新田開発を推進。城下町名古屋の整備にも取り組み、商業活動の活性化を図りました。若くして死去したため改革は途中で中断しましたが、後の藩政に影響を残しました。

1713年正徳 7月26日徳川吉通尾張藩主 1689年

元文3年8月2日

上島鬼貫

(1661 - 1738)

俳諧師

江戸時代前期の俳諧師・俳句理論家。蕉風復古を提唱し、古典を重んじた句風を打ち立てました。

上島鬼貫（1661年-1738年）は江戸時代前期の俳諧師・俳句理論家。松尾芭蕉の思想を受け継ぎつつ、『蕉風復古』を唱えて古典的な作風を重視。『新花摘』や『おもかげ』などの句集を編集し、俳諧の理論体系化に貢献。その簡潔で情趣深い句風は後世の俳諧師にも大きな影響を与えました。生涯を通じて俳諧の普及と発展に尽力し、日本文学史に名を残しました。

1738年元文 8月2日上島鬼貫俳諧師 1661年

1784年

ニコラ・ベルナール・レピシエ

(1735 - 1784)

画家

フランスの画家で、歴史画や肖像画を手掛け、18世紀フランス絵画の伝統を継承しました。

ニコラ・ベルナール・レピシエ（1735年-1784年）はフランスの画家。歴史画や肖像画、風俗画など幅広いジャンルで活躍。王立絵画・彫刻アカデミーに所属し、教授として後進の育成にも尽力。『セネカの死』や『園芸家の娘』などの作品で高い評価を受けました。明瞭な構図と落ち着いた色彩が特徴で、古典主義絵画の精神を継承。晩年まで宮廷や貴族の注文制作を続け、後世に影響を残しました。

1784年ニコラ・ベルナール・レピシエ 1735年

1793年

ヨハン・テオドール・ホルムショルド

(1731 - 1793)

貴族、植物学者

貴族植物学者

デンマークの植物学者で、北欧の植物を詳細に記載した図譜を作成しました。

ヨハン・テオドール・ホルムショルド（1731年-1793年）はデンマークの植物学者。コペンハーゲン大学で学んだ後、王立図書館長や博物館長を歴任。 1781年に植物図譜『Saxifraga Danica』を出版し、デンマーク固有種の詳細を記載。菌類や地衣類の研究も行い、分類学の発展に貢献。生涯を通じて標本収集と図譜制作に尽力し、北欧植物学の基礎を築きました。

1793年ヨハン・テオドール・ホルムショルド英語版 1731年

1830年

ウィリアム・ハスキソン

(1770 - 1830)

政治家

イギリスの政治家で、鉄道開通式で蒸気機関車事故に巻き込まれた最初の著名な死者です。

ウィリアム・ハスキソン（1770年-1830年）はイギリスの政治家で商務大臣などを歴任。証券取引所の規制緩和や関税改革を推進し、自由貿易政策を支持。 1830年、リヴァプール・マンチェスター鉄道の開通式で蒸気機関車に轢かれて負傷。帰路の駅で死亡し、鉄道史上初の著名な旅客死として人々の関心を集めました。彼の事故死は鉄道技術の安全対策強化を促す契機となりました。

1830年ウィリアム・ハスキソン政治家 1770年

1833年

アーサー・ハラム

(1811 - 1833)

詩人

イギリスの詩人。若くして亡くなり、テニスンの『イン・メモリアム』に大きな影響を与えた。

アーサー・ハラムは1811年にイギリスで生まれた詩人。ケンブリッジ大学在学中から詩作に親しみ、その才能を高く評価された。アルフレッド・テニスンとは深い友情で結ばれ、多くの詩を交換した。彼の早すぎる死はテニスンに大きな衝撃を与え、『イン・メモリアム』として詩集に昇華された。ハラムの作品は当時のロマン主義詩に新しい視点をもたらし、多くの詩人に影響を与えた。若くして世を去ったが、その友情と詩作は文学史に深い足跡を残した。

1833年アーサー・ハラム英語版 1811年

1834年

ウィリアム・クロウフォード

(1772 - 1834)

アメリカ合衆国陸軍長官・財務長官

アメリカの政治家。陸軍長官や財務長官を務め、初期合衆国の財政と軍事を支えた。

ウィリアム・クロウフォードは1772年にジョージア州で生まれた政治家。 1815年から1816年まで陸軍長官、1816年から1825年まで財務長官として合衆国政府に貢献した。財務長官在任中は財政再建と国家財政の安定化に取り組み、影響力を発揮した。 1824年・1828年の大統領選挙にも出馬し、政治的手腕を見せたがいずれも敗北した。政界での長年の経験を通じて前例にとらわれない改革志向を示した。 1834年に62歳で死去し、初期合衆国の発展に寄与した功績を残した。

1834年ウィリアム・クロウフォードアメリカ合衆国陸軍長官財務長官 1772年