09月14日の命日 - 科学者・研究者

1637年

ピエール・ヴェルニエ

(1580 - 1637)

数学者、バーニヤ発明者

数学者バーニヤ発明者

測定器の精度を飛躍的に向上させるバーニヤ（ヴェルニエ）目盛を考案した数学者です。

ピエール・ヴェルニエ（1580年–1637年）は、フランスの数学者・技術者である。 1631年に『技術書』でバーニヤ目盛の原理を発表し、微小な長さを高精度で測定可能にした。この発明は測量器や測定器具の精度向上をもたらし、工学や天文学で広く用いられるようになった。ヴェルニエの業績は、後の計測技術発展の基礎となり、現在でも工具や計測器に名を残している。多くの現代的計測機器は、ヴェルニエの原理に基づく目盛を採用している。

1637年ピエール・ヴェルニエバーニヤ 1580年

1712年

ジョヴァンニ・カッシーニ

(1625 - 1712)

天文学者

イタリア出身の天文学者。土星の衛星やカッシーニの空隙で知られる。

1625年にイタリアのカッシーニ家に生まれるパリ天文台の初代台長に任命され天文観測を主導土星の衛星を複数発見し、環の中の隙間「カッシーニの空隙」を記録天体観測装置の改良や天文暦の編纂に貢献 1712年に亡くなるまで近代天文学の発展に寄与した

1712年ジョヴァンニ・カッシーニ天文学者 1625年

明和4年8月22日

山県大弐

(1725 - 1767)

儒学者

江戸時代中期の儒学者。尊王攘夷論を唱えた思想家として知られる。

1725年に生まれ、朱子学を基礎に儒学を修める幕府批判を含む尊王思想を展開し注目を集める『大賢家訓』など著作を通じて攘夷論を説く各地の藩校で講義を行い後進の育成に努める 1767年に没し、思想は後の尊王運動に影響を与えた

1767年明和 8月22日山県大弐儒学者 1725年

1834年

ジョン・ブリンクリー

(1763 - 1834)

天文学者

アイルランドで活躍した天文学者。初代ロイヤル天文台長として星図作成に貢献した。

1763年にイングランドで生まれる。トリニティ・カレッジ・ダブリンで学位を取得し、天文学研究を進めた。 Dunsink天文台の初代台長に任命され、観測機器の整備や星図作成を主導した。星の位置測定や天体運動の研究で知られ、欧州の天文学界に影響を与えた。 1834年に没し、その業績は後世の研究者に引き継がれた。

1834年ジョン・ブリンクリー 1763年

1882年

ジョルジュ・ルクランシェ

(1839 - 1882)

電池技術者

フランスの電池技術者。ルクランシェ電池を考案し、乾電池の基礎を築いた。

ジョルジュ・ルクランシェはフランスの工学者で、1839年に生まれました。彼は電池研究に取り組み、1866年頃にルクランシェ電池を考案しました。この電池は亜鉛と二酸化マンガンを用いた構造で、当時の通信機器や産業用途で広く用いられました。ルクランシェの発明は後の乾電池技術の発展に大きく寄与し、電気化学分野における基盤を築きました。1882年に亡くなるまで、彼の功績は今日の電池技術の基礎として受け継がれています。

1882年ジョルジュ・ルクランシェ電池 1839年

1895年

チャールズ・バレンタイン・ライリー

(1843 - 1895)

昆虫学者

イギリス生まれの昆虫学者。米国で生物的防除の先駆者となった。

チャールズ・バレンタイン・ライリーは1843年にロンドンで生まれました。アメリカに渡り米農務省の昆虫学者として活躍しました。彼はオオキイチゴシロアリの防除に天敵を導入するなど、生物的防除法を開拓しました。その研究は農業害虫管理に革命をもたらし、現代のIPM（総合的害虫管理）の基礎を築きました。1895年に亡くなるまで、昆虫分類学や寄生蜂の研究にも多大な貢献を残しました。

1895年チャールズ・バレンタイン・ライリー昆虫学者 1843年

1916年

ピエール・デュエム

(1861 - 1916)

物理学者、科学哲学者

物理学者科学哲学者

フランスの物理学者・科学哲学者。熱力学の研究と科学史研究で知られる。

ピエール・デュエムは1861年にフランスで生まれました。彼は熱力学に関する研究で業績を挙げ、デュエムの定理などを提唱しました。さらに中世科学史の研究を通じて、科学理論の歴史的・哲学的側面を探究しました。その著作は科学と宗教の関係にも光を当て、今日の科学哲学に大きな影響を与えました。1916年に亡くなるまで、幅広い分野で活躍し学界に多大な功績を残しました。

1916年ピエール・デュエム物理学者科学哲学者 1861年

1926年

ジョン・ドレイヤー

(1852 - 1926)

天文学者

デンマークの天文学者。新天体カタログ「NGC」を編纂した。

ジョン・ドレイヤーは1852年にデンマークで生まれました。ケンブリッジ大学で学んだ後、アルマグ天文台に勤務し観測を行いました。1888年にニュージェネラルカタログ（NGC）を発表し、7,840の星雲・星団を収録しました。このカタログは今日でも天文学者に広く利用されており、天体識別の基準となっています。1926年に亡くなりましたが、その業績は星雲研究の礎として評価されています。

1926年ジョン・ドレイヤー天文学者 1852年

1935年

富井政章

(1858 - 1935)

法学者

日本の法学者。明治から昭和初期にかけて法学教育に貢献した。

1935年富井政章法学者 1858年

1945年

橋田邦彦

(1882 - 1945)

医学者、教育者、元文部大臣

医学者教育者元文部大臣

日本の医学者・教育者。文部大臣として医療と教育の発展に尽力した。

1945年橋田邦彦文部大臣 1882年

1957年

キャスリーン・メアリー・ドリュー＝ベーカー

(1901 - 1957)

藻類学者

イギリスの藻類学者。海苔養殖技術の基礎を築いた「ノリ研究の母」。

1901年にイングランドで生まれたドリュー＝ベーカーは、海藻生理学の研究で知られます。特に海苔（Porphyra）の生活史を解明し、日本の海苔養殖技術の飛躍的発展に貢献しました。彼女の1949年の論文がきっかけとなり、戦後の日本で海苔生産が復興・拡大しました。大学教授として多くの学生を育成し、海藻研究の先鞭を付けました。1957年、研究活動を続けながらこの世を去りました。

1957年キャスリーン・メアリー・ドリュー＝ベーカー藻類学者 1901年

1967年

宮城音五郎

(1883 - 1967)

工学者、政治家、元宮城県知事、元東北工業大学学長

工学者政治家元宮城県知事元東北工業大学学長

日本の工学者・政治家。宮城県知事や東北工業大学学長を務めた。

1967年宮城音五郎宮城県知事東北工業大学 1883年