09月14日の誕生日 - 科学者・研究者

1486年

ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ

(1486 - 1535)

魔術師、人文主義者、神学者、法律家、軍人、医師

魔術師人文主義者神学者法律家軍人医師

ルネサンス期の魔術師・人文学者。神学や法学、医学にも精通し、多彩な著作を残した。

1486年にドイツで貴族の家に生まれる。若くして法律と神学を学び、後に軍務や外交にも従事した。錬金術や占星術を研究し、魔術師としての名声を得る。『隠秘哲学三巻』など魔術・哲学に関する著作を通じてルネサンス思想に影響を与えた。晩年は医学にも関心を示し、1535年に没した。

1486年ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ魔術師人文主義者神学者法律家軍人医師 1535年

1698年

シャルル・フランソワ・デュフェイ

(1698 - 1739)

化学者

18世紀のフランスの化学者。電気現象の研究に先駆的な業績を残した。

1698年にパリで生まれ、王立園学館（Jardin du Roi）で学ぶ。 1733年にガラス摩擦による電気（ビトレウス）と琥珀摩擦による電気（レジネウス）を区別する実験結果を発表。電気に関する初期の理論体系を築き、後の研究に大きな影響を与えた。化学分野だけでなく、物理学的観点からも電気現象を考察した先駆者。 1739年に亡くなり、その業績は後世に継承された。

1698年シャルル・フランソワ・デュフェイ化学者 1739年

1713年

ヨハン・キーズ

(1713 - 1781)

天文学者

ドイツの天文学者。ゲッティンゲン大学で観測を行い、月の運動研究で知られる。

1713年にドイツで生まれ、ゲッティンゲン大学の天文学教授を務めた。新設された観測所で正確な天体観測を行い、月や惑星の運動を研究。観測データに基づく天体表を作成し、天文学教育にも寄与した。同時代の科学者と交流し、天文学理論の発展に貢献。 1781年に没し、業績は後世に継承された。

1713年ヨハン・キーズ英語版天文学者 1781年

1721年

エリファレット・ダイアー

(1721 - 1807)

法学者、政治家

法学者政治家

アメリカ独立戦争期の法学者・政治家。コネチカット州出身で大陸会議の代表を務めた。

1721年にコネチカット植民地で生まれ、法学を修める。ハートフォード郡の裁判所判事を務め、地域の法務に携わる。 1783年から1785年にかけて大陸会議のコネチカット代表として参加。独立後の法体系整備や条約締結などに関与した。 1807年に没し、アメリカ初期の法曹界で活躍した人物として知られる。

1721年エリファレット・ダイアー政治家 1807年

1769年

アレクサンダー・フォン・フンボルト

(1769 - 1859)

自然地理学者

ドイツ出身の自然地理学者・探検家。

アレクサンダー・フォン・フンボルトは1769年にベルリンで生まれ、南米へ大規模な探検を行いました。1799年から1804年にかけてボンプランと共にヴェネズエラやパナマを縦断し、詳細な地理・植物・気候データを収集。帰国後は『コスモス』をはじめとする著作で学際的な自然科学の重要性を説きました。等高線や等温線の概念を導入し、地理学や気候学の発展に大きく寄与。1859年に没し、彼の科学的業績は世界中の学者に影響を与え続けています。

1769年アレクサンダー・フォン・フンボルト地理学者 1859年

1791年

フランツ・ボップ

(1791 - 1867)

言語学者

比較言語学の先駆者。インド・ヨーロッパ語族の研究で知られる。

フランツ・ボップは1791年にドイツで生まれ、サンスクリット語の研究を通じてインド・ヨーロッパ語族の共通性を初めて体系的に示しました。1833年に刊行した『一般比較文法』は言語学の基礎研究書とされ、欧州各国で高く評価されました。ベルリン大学の教授として多くの門人を育成し、言語分類や系統学の確立に寄与。1867年に没し、その業績は現代言語学へとつながっています。

1791年フランツ・ボップ言語学者 1867年

1804年

ジョン・グールド

(1804 - 1881)

鳥類学者

イギリスの鳥類学者。精緻な図鑑で知られる。

ジョン・グールドは1804年にイギリスで生まれ、鳥類研究と図版制作に生涯を捧げました。『ヨーロッパの鳥類』『オーストラリアの鳥類』など、大規模な図鑑シリーズを出版し、華麗な水彩画を伴う精密な挿絵が高く評価されました。博物学者ウィリアム・ヒュー・ハートらと協働し、多くの新種を記載。自然史博物館やプライベートコレクション向けの標本収集でも功績を残し、1881年に没しました。

1804年ジョン・グールド英語版鳥類学者 1881年

1808年

ルドルフ・アマンドゥス・フィリッピ

(1808 - 1904)

博物学者

ドイツ生まれでチリに移住した博物学者。新種記載で知られる。

ルドルフ・アマンドゥス・フィリッピは1808年にドイツで生まれ、1848年の革命後にチリへ移住しました。チリ国立博物館の館長を務め、多くの植物や動物の新種を記載。特に貝類や鳥類に関する研究が進み、南米の生物多様性解明に貢献しました。大学でも自然史を講義し、後進の育成にも注力。1904年に没し、その学術コレクションは現在も学界で活用されています。

1808年ルドルフ・アマンドゥス・フィリッピ博物学者 1904年

1837年

ニコライ・ブガエフ

(1837 - 1903)

数学者、哲学者

数学者哲学者

ロシアの数学者・哲学者。微分方程式や関数論の研究を通じてモスクワ数学学派を創設した。

1837年、ロシア帝国のヴォログダ州に生まれた。モスクワ大学で数学を学び、後にゲッティンゲン大学にも留学した。微分方程式や複素関数論の解析学分野で業績を挙げ、ロシア数学界を牽引。帰国後、モスクワ数学学派を創設し、エゴロフやルージンら多くの弟子を育成。哲学にも造詣が深く、数学基礎論や科学哲学に関する論考を残した。 1903年に逝去し、その教育と思想は後世に大きな影響を与えた。

1837年ニコライ・ブガエフ英語版 1903年

1844年

アンニーバレ・リッコ

(1844 - 1919)

天文学者

イタリアの天文学者。ローマ大学で教授を務め、天文観測と星表作成に貢献した。

1844年、イタリアのミラノで生まれた。ローマ大学の教授として天文学を講義し、多くの学生を指導した。カターニア天文台の所長を務め、太陽観測や星表作成で成果を挙げた。天体写真や分光観測の技術を導入し、観測精度の向上に寄与した。 1919年に没し、イタリア天文学界の発展に大きな足跡を残した。

1844年アンニーバレ・リッコ天文学者

1845年

シャルル・オベルテュール

(1845 - 1924)

昆虫学者

フランスの昆虫学者。特にチョウ類の分類と収集で著名。

1845年、フランスで生まれた。昆虫学者として特にチョウ類の分類研究に取り組んだ。膨大な標本コレクションを収集し、レンヌに大規模な博物館を設立した。多くの論文や図譜を発表し、後進の研究者に貴重な資料を提供した。 1924年に没し、世界中の昆虫学研究に大きな影響を与えた。

1845年シャルル・オベルテュール英語版 1924年

1847年

ウィリアム・エドワード・エアトン

(1847 - 1908)

物理学者

イギリスの物理学者・電気技術者。電気計測器の開発と技術教育に貢献した。

1847年、イギリスに生まれた。電気計測器の設計や実験装置の開発で名を馳せた。インドのマドラス大学で電気工学の講座を創設し、技術教育に貢献した。妻のハーサ・エアトンも物理学者として知られる。 1908年に逝去し、彼の研究は後の電気工学の基礎となった。

1847年ウィリアム・エドワード・エアトン物理学者 1908年