09月13日の出来事 - 戦争・紛争 | calendar.web-standard.org

533年

アド・デキムムの戦い（ヴァンダル戦争において東ローマ帝国とヴァンダル王国との間で戦われた）。

533年9月13日、東ローマ帝国の将軍ベリサリウスが北アフリカでヴァンダル王国軍を打ち破った戦いです。

533年9月13日、東ローマ帝国の将軍ベリサリウスが北アフリカでヴァンダル王国軍と激突しました。この戦いでビザンツ軍は戦術的勝利を収め、カルタゴ奪還への足がかりをつかみます。ヴァンダル戦争の転機となった一戦で、ユスティニアヌス1世の地中海再征服への道を開きました。戦場はチュニジア近郊のアド・デキムムで、地理的利点を活かしたベリサリウスの指揮が光りました。この勝利は後のカルタゴ占領とヴァンダル王国滅亡につながりました。

533年アド・デキムムの戦いヴァンダル戦争東ローマ帝国ヴァンダル王国

1759年

フレンチ・インディアン戦争: フランスのヴィル・ド・ケベックがイギリス軍により陥落。

フレンチ・インディアン戦争中、イギリス軍がケベック市を攻略し、フランス北米植民地の運命を大きく左右しました。

1759年9月13日、フレンチ・インディアン戦争の一環としてイギリス軍がヴィル・ド・ケベックを陥落させました。ジェームズ・ウルフ将軍率いる英軍は夜襲を敢行して防御を突破しました。この勝利によりフランスのカナダ支配は致命的な打撃を受け、翌年パリ条約で割譲される要因となります。モンカルム将軍率いる仏軍は全滅し、北米における勢力図が一変しました。ヨーロッパ外での植民地戦争が世界史に与えた影響を象徴する出来事です。

1759年フレンチ・インディアン戦争

1814年

米英戦争: 米軍がボルチモアのフォートマクヘンリー砦の防衛に成功。これを題材にフランシス・スコット・キーが後にアメリカ国歌「星条旗」の詩となる「マクヘンリー砦の防衛」を執筆。

米英戦争中、フォートマクヘンリー砦がボルチモア防衛に成功し、『星条旗』の誕生に繋がる詩が生まれました。

1814年9月13日、米英戦争でイギリス海軍の砲撃にも耐え、フォートマクヘンリー砦が米軍の防衛に成功しました。この様子を目撃した弁護士フランシス・スコット・キーが詩『マクヘンリー砦の防衛』を執筆します。後にこの詩は『星条旗』として歌詞がつけられ、アメリカ国歌となりました。砦の防衛は独立維持への意志を象徴し、国家的誇りの源泉となります。歴史的に重要な軍事的勝利と文化的遺産の誕生を合わせ持つ出来事です。

1814年米英戦争ボルチモアフォートマクヘンリーフランシス・スコット・キー星条旗

1900年

米比戦争: プラン・ルパの戦い。

米比戦争中、フィリピンでプラン・ルパの戦いが発生した重要な軍事戦闘。

1900年、米比戦争におけるプラン・ルパの戦いがフィリピンのルパンガン近郊で行われました。アメリカ軍とフィリピン独立運動のゲリラ勢力が激突し、双方に多くの犠牲が出ました。この戦闘はゲリラ戦の様相を呈し、アメリカ軍の対反乱作戦の難しさを浮き彫りにしました。戦いの結果、地域の治安は一時的に不安定化し、住民生活にも大きな影響を及ぼしました。プラン・ルパの戦いは米比戦争の激戦の一つとして歴史に記録されています。

1900年米比戦争プラン・ルパの戦い英語版

1942年

第二次世界大戦・スターリングラード攻防戦: ドイツ軍が総攻撃とスターリングラード市街地への突入を開始。

スターリングラード攻防戦においてドイツ軍が総攻撃を開始し、市街地への突入を試みました。

1942年9月13日、ナチス・ドイツ軍はスターリングラード攻防戦で総攻撃を開始しました。激しい戦闘は消耗戦となり、双方に多数の犠牲者を生みました。ドイツ軍は市街地への突入を試み、ソ連赤軍との市街戦が激化しました。厳しい冬季気候と補給困難が重なり、戦局は次第にドイツ軍に不利に傾きました。この攻防戦は第二次世界大戦の転換点の一つとされています。

1942年第二次世界大戦スターリングラード攻防戦ドイツ軍スターリングラード

1945年

第二次世界大戦・ニューギニアの戦い：ニューギニア島の日本軍第18軍司令官安達二十三陸軍中将がウオム岬飛行場でオーストラリア陸軍第6師団への降伏文書に署名。

ニューギニア島で日本軍司令官がオーストラリア軍に降伏文書に署名し、戦闘終結を象徴しました。

1945年9月13日、ニューギニア島に展開していた日本陸軍第18軍司令官・安達二十三中将がウオム岬飛行場で降伏文書に署名しました。これによりニューギニアの戦いにおける日本軍の抵抗は終結しました。ジャングル戦や補給困難が続いた過酷な環境での戦いは多くの犠牲を伴いました。降伏調印はオーストラリア陸軍第6師団の戦略的勝利を確定し、太平洋戦争終結への流れを加速させました。歴史的転換点となる一幕です。

1945年第二次世界大戦ニューギニアの戦いニューギニア島第18軍安達二十三ウオム岬

1945年

第二次世界大戦・ビルマの戦い：日本軍緬甸方面軍参謀副長一田次郎陸軍少将がラングーンで英第12軍に対する降伏文書に署名する。

ビルマ戦線で日本軍参謀副長が英軍に降伏文書に調印し、地域での戦闘が終了しました。

1945年9月13日、ビルマの戦いにおいて緬甸方面軍参謀副長・一田次郎少将がラングーンで英第12軍に降伏文書に署名しました。連合軍の補給網と物量的優位が勝敗を決定づけた要因とされています。厳しい密林地帯や悪条件下での消耗戦は日本軍に多大な犠牲を強いました。降伏調印はビルマ戦線の終結を示し、住民や捕虜の保護へとつながりました。アジア太平洋地域の戦後秩序形成における重要な一歩でした。

第二次世界大戦ビルマの戦い緬甸方面軍ラングーン英第12軍英語版

1945年

日本軍第29軍司令官石黒貞蔵陸軍中将がクアラルンプールヴィクトリア学院で英印軍第34軍団に対する降伏文書に署名する。

クアラルンプールで日本軍司令官が英印軍に降伏文書に署名し、マレー半島での戦闘が収束しました。

1945年9月13日、日本軍第29軍司令官・石黒貞蔵中将がクアラルンプールのヴィクトリア学院で英印軍第34軍団に降伏文書を署名しました。マレー半島一帯での戦闘はこれをもって事実上終結し、多数の捕虜が解放されました。熱帯地域での長期にわたる消耗戦は兵士と住民に深刻な影響を与えました。連合軍の補給能力と地勢を生かした戦術が勝敗を決定づけました。クアラルンプール降伏は太平洋戦争終結に向けた連続降伏の一環となりました。

第29軍石黒貞蔵クアラルンプールヴィクトリア学院英語版英印軍第34軍団英語版

1945年

ナウル島の日本海軍第四艦隊第4根拠地隊第67警備隊司令副田久幸海軍大佐が豪フリゲートダイアマンティナ上で豪第11旅団に対する降伏文書に署名する。

ナウル島で日本海軍司令官がオーストラリア軍に降伏文書に署名し、島での戦闘が終結しました。

1945年9月13日、ナウル島に駐留していた日本海軍第四艦隊第4根拠地隊第67警備隊司令・副田久幸大佐が豪第11旅団に降伏文書を署名しました。これによりナウル島での戦闘は終息し、島はオーストラリア軍の管理下に置かれました。孤立した艦隊基地は補給困難に直面し、降伏はやむを得ない決断でした。島民の保護や戦後処理に向けた課題が浮き彫りとなりました。太平洋諸島の戦線終結を象徴する出来事です。

ナウル島第四艦隊第4根拠地隊豪ダイアマンティナ豪第11旅団英語版

1945年

大本営廃止。

日本の大本営が廃止され、戦時体制下の最高指揮機関が解体されました。

1945年9月13日、日本政府は大本営を正式に廃止し、第二次世界大戦中の統合指揮機関を解体しました。大本営は陸軍と海軍の共同指揮を行う中枢組織でした。その解体は軍政から文民統制への移行を象徴し、戦後体制の再編につながりました。連合国軍最高司令官総司令部（GHQ）の指導下で進められた措置です。戦後日本の平和と民主主義国家としての再出発を象徴する一歩でした。

大本営

1974年

ハーグ事件。日本赤軍がハーグでフランス大使館を占拠。

1974年9月13日、日本赤軍がオランダ・ハーグのフランス大使館を占拠したハーグ事件。

1974年9月13日、日本赤軍のメンバー数名がオランダ・ハーグにあるフランス大使館に突入し、人質を取って立てこもりました。彼らは過激な政治活動を世界にアピールする目的で犯行に及び、世界各国の注目を集めました。現地警察や外交官による交渉が難航し、一時は爆破予告も行われ緊張が高まりました。最終的に人質の解放と犯人の国外亡命で事態は収束しましたが、国際テロ事件として大きな衝撃を与えました。この事件を契機に各国で大使館の警備体制強化やテロ対策の見直しが進められるようになりました。

1974年ハーグ事件日本赤軍

1999年

ロシア高層アパート連続爆破事件: モスクワのアパートで第四の爆破事件、119名の死者を出す。

モスクワの高層アパートが連続爆破され、119人が死亡する大規模テロ事件が発生しました。

1999年9月13日、モスクワで発生した第四の高層アパート連続爆破事件で多数の死傷者が出た。この爆破事件は1999年夏から続く一連のテロ攻撃の一環とされる。標的となったアパートは市内中心部に位置し、午後の時間帯に爆発が発生。救助・捜索活動には警察や軍が動員され、現場周辺は厳重に封鎖された。事件後、対テロ対策の強化やチェチェン紛争との関連調査が進められた。

1999年ロシア高層アパート連続爆破事件モスクワ