2011年

ヴァルテル・ボナッティ

(1930 - 2011)

登山家

登山家
イタリアの登山家。20世紀を代表するアルピニストとして、未踏峰のルート開拓や過酷な単独登攀で知られる。
ヴァルテル・ボナッティは1930年にイタリアで生まれた登山家。1950年代からアルプスを中心に活動し、グラン・ジョラス北壁の単独初登攀など前例のない挑戦を成功させた。エヴェレスト南西壁の初登攀隊にも参加し、その登攀哲学と合理主義的アプローチは世界中のアルピニストに影響を与えた。厳しい自然環境下での自己完結型スタイルを実践し、“アルピニズムの理想”を体現した人物として評価されている。晩年も講演や著作を通じて次世代の登山家へ経験を伝え続けた。2011年9月13日に逝去した。
ヴァルテル・ボナッティ 1930年