09月12日

1917年9月12日、大蔵省は「金貨幣又ハ金地金輸出取締二関スル件」を公布しました。 この法令により金の海外流出を防ぎ、国内通貨制度の安定を図ることが目的とされました。 金輸出と金鋳潰し（貨幣を溶かして地金に戻す行為）が禁止され、厳格な規制が導入されました。 当時の戦時経済下での物価・金融政策の一環として重要な措置と位置づけられます。 規制はその後の日本の金本位制への対応にも影響を与えました。

1966年9月12日、日本で初めて食品のコールドチェーン（低温流通）が実験的に導入され、福島県産のキュウリが東京の販売店に並びました。 この試みは、収穫後の鮮度維持と輸送時間の延長を目的とし、冷蔵トラックを用いて低温管理しながら東京へ搬送しました。 従来の流通では鮮度保持が課題だった生鮮野菜の市場拡大に寄与し、全国的な流通システムの構築へつながりました。 コールドチェーンの普及は食品ロス削減と食品安全の向上を促し、現代の物流技術の基盤として定着しました。 当日の成功は、日本の農産物流通に革命をもたらし、食品産業に新たな可能性を示しました。

2005年9月12日、香港ディズニーランドが正式に開園しました。本施設はディズニーパークとしてはアジア地域初の本格的テーマパークで、ミッキーやミニーをはじめとするキャラクターと多数のアトラクションが揃っています。開園直後から大勢の来場者が訪れ、香港の観光産業に大きな経済効果をもたらしました。園内は多言語対応や地元文化の要素を取り入れたデザインが採用され、国際色豊かなレジャー施設として評価されました。以来、年間数百万人規模の来場者を維持し続けています。

フランスの税務当局はGoogleが国内事業の一部を正しく報告せず、税金を滞納したとして調査を開始しました。 調査の結果、同社がアイルランドなどを通じて利益を移転し、約10億ユーロ相当の課税を回避していた疑いが浮上しました。 両者は交渉を重ね、2019年9月12日にGoogleが約10億ユーロ（11億ドル）を支払うことで合意しました。 これはフランス当局が初めてグローバルなテクノロジー企業に対して課税措置を実現した例とされます。 今回の和解は、EU域内でのデジタル課税に関する議論を加速させる契機となりました。 今後も各国が大手IT企業への課税強化に向けた動きを注視することになります。