1910年
ミュンヘンでマーラーの『第8交響曲』が作曲者の指揮のもとで初演。
マーラー自身の指揮で『第8交響曲』がミュンヘンで初演された。
グスタフ・マーラーの『第8交響曲』は「千人の交響曲」とも称され、合唱とオーケストラが壮大に響き渡る大規模作品です。
1910年9月12日、ミュンヘン宮廷歌劇場で作曲者自身の指揮により世界初演が行われました。
この公演には著名な歌手や大規模な合唱団が参加し、演奏規模は当時としても異例の大きさでした。
初演は大成功を収め、マーラーの名声をさらに高めることとなりました。
その後『第8交響曲』は20世紀音楽史における重要な作品として評価されています。
1910年
ミュンヘン
マーラー
第8交響曲
1913年
『都新聞』で中里介山の小説『大菩薩峠』が連載開始。以降、掲載紙を変えながら28年間連載され、1941年に未完のまま終了。
中里介山の長編小説『大菩薩峠』が『都新聞』で連載を開始した日。
『大菩薩峠』は浪人・濃野金次郎を主人公にした時代小説で、長大な連載で知られます。
1913年9月12日、『都新聞』での連載が始まり、以降掲載紙を変えながら約28年間続きました。
作品は武士道や人間ドラマを壮大なスケールで描き、読者を惹きつけました。
1941年に未完のまま連載が終了しましたが、後世に大きな影響を与え続けています。
日本文学史上における代表的な長編小説のひとつです。
1913年
都新聞
中里介山
大菩薩峠
1940年
フランスのラスコー洞窟で洞窟壁画が発見される。
フランスのラスコー洞窟で旧石器時代の洞窟壁画が発見された日。
1940年9月12日、フランス南西部のラスコー洞窟で考古学者らが旧石器時代の壁画を初めて発見しました。
壁画には馬、鹿、牛などの動物が描かれ、約1万7千年前の先史時代の芸術活動を示しています。
発見者の4人の少年が洞窟内を探検中に偶然見つけ、その美しさは世界中で話題となりました。
ラスコーの壁画は保存状態が非常に良く、先史時代の文化や宗教観を解明する重要な資料とされています。
現在は観光客保護のため複製展示施設が作られ、オリジナルは厳重に管理されています。
1940年
フランス
ラスコー洞窟
洞窟壁画
1959年
指揮者の小澤征爾がブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。
1959年、指揮者の小澤征爾がブザンソン国際指揮者コンクールで優勝しました。
1959年9月12日、当時28歳の小澤征爾はフランス・ブザンソンで開催された国際指揮者コンクールに出場し、最優秀指揮者として選ばれました。彼の卓越したテンポ感と繊細な表現は審査員から高く評価されました。この優勝により小澤は世界的な指揮家への道を開き、翌年にはベルリン・フィルなど主要オーケストラへの招待が相次ぎました。日本人指揮者として国際的に注目を集めた画期的な出来事でした。当時の成果がその後の長いキャリアの礎となりました。
指揮者
小澤征爾
ブザンソン国際指揮者コンクール
1987年
マイケル・ジャクソンの初来日公演が東京都文京区の後楽園球場からスタート。
キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソン初来日ツアーが後楽園球場で幕を開けました。
1987年9月12日、ポップの帝王マイケル・ジャクソンが初の日本公演ツアーを後楽園球場で開始しました。
当日は約5万人の観衆が集まり、ヒット曲「スリラー」や「ビート・イット」など熱狂的なパフォーマンスが披露されました。
彼の革新的なダンスと歌唱は日本でも大きな反響を呼び、コンサートツアーは数週間にわたり全国各地で行われました。
この初来日は日本の音楽シーンに多大な影響を与え、後の洋楽ブームの一因ともなりました。
マイケル・ジャクソンは公演後も来日を重ね、世界的アーティストの地位をさらに確固たるものとしました。
1987年
マイケル・ジャクソン
東京都
文京区
後楽園球場