09月11日の命日 - 政治家・指導者

1227年

ルートヴィヒ4世

(1200 - 1227)

テューリンゲン方伯

テューリンゲン方伯として領内行政や十字軍遠征に参加した中世ドイツの領主。

ルートヴィヒ4世は1200年に生まれ、1217年にテューリンゲン方伯位を継承した。領国内の行政改革や経済振興に努め、騎士団の保護者としても知られる。 1221年には皇帝フリードリヒ2世に従い、第五回十字軍へ参加した。遠征中の1227年、イタリア南部のオトラントにて疫病により急逝した。その生涯はわずか27年と短かったが、忠義と信仰を重んじた君主として記憶される。

1227年ルートヴィヒ4世テューリンゲン方伯 1200年

1349年

ボンヌ

(1315 - 1349)

フランス王太子ジャンの妃

フランス王太子ジャンの妃として王室に影響を与えたルクセンブルク出身の王太子妃。

ボンヌ・ド・リュクセンブルクは1315年にルクセンブルク公家に生まれた。 1332年、フランス王太子ジャン（後のジャン2世）と結婚し、フランス宮廷に迎えられた。聡明かつ敬虔な人物として評され、慈善活動にも熱心だった。しかし1349年、疫病のためわずか34歳でこの世を去り、夫より先に没した。その死は王室に深い悲しみを残し、慈善的な生涯は後世にも語り継がれる。

1349年ボンヌフランス王太子ジャン 1315年

1646年

オドアルド1世

(1612 - 1646)

パルマ公

パルマ公国を統治し、芸術振興と文化保護に努めたファルネーゼ家の公爵。

オドアルド1世ファルネーゼは1612年にパルマ公フランチェスコ1世の長男として生まれた。 1622年に父の死によりパルマ公位を継承し、国政を掌握した。芸術と学問を保護し、建築や絵画の分野で著名な文化事業を支援した。ヨーロッパ諸国との婚姻政策を通じて外交関係を強化し、領土の安定に貢献した。 1646年、享年34歳で急逝し、短い治世の中でファルネーゼ家の権威を高めた。

1646年オドアルド1世パルマ公 1612年

延宝8年8月19日

後水尾天皇

(1596 - 1680)

第108代天皇

江戸時代初期の第108代天皇。紫衣事件で幕府と対立し、文化面でも影響を残した。

後水尾天皇は1596年に生まれ、1611年に第108代天皇として即位した。在位中、紫衣事件では幕府の権限と朝廷の伝統権限を巡る対立が勃発した。文化面では和歌や雅楽を奨励し、『後水尾院御集』などの歌集を編纂した。 1629年に譲位し、上皇としても朝廷の儀式や政務に影響を与え続けた。 1680年、延宝8年8月19日に崩御し、その長寿と学問への関心は高く評価された。

1680年延宝 8月19日後水尾天皇天皇 1596年

元文2年8月17日

近衛家久

(1687 - 1737)

江戸時代の公卿

江戸時代中期の公家・公卿。朝廷儀礼や宮中行事を司り、文化活動を支えた。

近衛家久（1687年–1737年）は、日本の江戸時代中期に活躍した公卿で、京都の朝廷に仕えました。近衛家の家督を継ぎ、宮中の儀式や朝廷儀礼の運営を担当。和歌や書道などの学問や芸術の振興にも力を注ぎ、朝廷文化の維持・発展に寄与しました。武家政権である幕府との関係調整にも関与し、政治的な橋渡し役を果たしました。元文2年8月17日（1737年9月11日）に没し、その政治・文化面での貢献は後世に評価されています。

1737年元文 8月17日近衛家久江戸時代 1687年

1823年

バルタザール・カンペンガウゼン

(1772 - 1823)

政治家

バルト地方出身の貴族で、ロシア帝国に仕えた政治家。地域行政や外交に関与した。

バルタザール・カンペンガウゼン（1772年–1823年）は、バルト地方の貴族の家系に生まれ、ロシア帝国の官僚・政治家として仕えました。地方行政や外交事務に携わり、帝国内の統治機構の運営を支えました。特にバルト三国地域の自治制度と中央政府の関係調整に従事し、地域社会の安定に寄与しました。多くの公職を歴任し、ロシア帝国の拡大と近代化の一端を担った人物です。1823年9月11日に没しました。

1823年バルタザール・カンペンガウゼン政治家 1772年

1941年

マリア・スピリドーノワ

(1884 - 1941)

左翼社会革命党指導者

ロシア革命期に左翼社会革命党を率いた革命家。

マリア・スピリドーノワはロシアの革命家で、左翼社会革命党の代表的人物。幼少期の経験から革命思想を抱き、1906年にルーマニア大使暗殺未遂事件に関与し投獄されました。第一次世界大戦後に恩赦されるも、1918年のボリシェヴィキ政権に反発。ソビエト政府を厳しく批判し、度重なる逮捕や追放を経験。最終的にはスターリン体制下で再び投獄され、1941年に獄死しました。彼女の活動と思想はロシア革命期の多様な政治潮流を象徴しています。

1941年マリア・スピリドーノワ左翼社会革命党 1884年

1946年

須永好

(1894 - 1946)

日本社会党衆議院議員

日本社会党所属の衆議院議員として、戦後政治の再建に尽力した。

須永好は日本社会党に所属し、戦後の第一回衆議院議員総選挙で当選しました。労働者の権利保護や社会保障制度の整備を訴え、社会党の政策形成に寄与。国会では教育・福祉分野の法案を積極的に支援し、地域振興にも注力。民主主義と平和主義を基軸に活動し、ポスト戦後政治の再建に貢献。 1946年に病没し、短い生涯ながらも社会党の中心メンバーとして活躍しました。

須永好日本社会党衆議院議員 1894年

1948年

ムハンマド・アリー・ジンナー

(1876 - 1948)

インド・ムスリム連盟指導者

パキスタン建国の父と称される、インド・ムスリム連盟の指導者。

ムハンマド・アリー・ジンナーはインド・ムスリム連盟の指導者としてイスラム教徒の利益代表を主張。英領インドにおける二民族国家の形成を目指し、ヒンドゥー教徒中心のインド国民会議に対抗。 1947年の分離独立によりパキスタン建国の中心人物となり、「クィデ＝アザーム（偉大な指導者）」と称されました。初代総督として新国家の政治的基盤整備や憲法策定に尽力。宗教と国家の関係を巡る議論をリードし、南アジアの地政学に深い影響を与えました。

1948年ムハンマド・アリー・ジンナーインド・ムスリム連盟 1876年

1950年

ヤン・スマッツ

(1870 - 1950)

南アフリカ首相

南アフリカの首相を務め、国際連合の創設にも関与した政治家・軍人。

ヤン・スマッツは南アフリカの政治家・軍人で、第一次・第二次世界大戦で連合国側に協力し将軍として活躍。南アフリカ連邦の首相を二度務め、自治権拡大と英連邦内の連携強化を推進。国際連盟や国際連合の創設にも関与し、世界平和の構築に寄与しました。アパルトヘイト政策成立前の多様な人種政策に関与し、論争を呼ぶことも。晩年まで国際舞台で活躍し、南アフリカ史に大きな足跡を残しました。

1950年ヤン・スマッツ南アフリカ 1870年

1963年

藤本捨助

(1894 - 1963)

政治家、教育者

政治家教育者

政治家・教育者として教育制度改革にも尽力した。

藤本捨助は日本の政治家・教育者で、衆議院議員として国政に参加すると同時に、教育分野の改革にも取り組みました。教員としての経験を活かし、戦後の学校教育制度改善や義務教育の充実を訴えました。国会では教育予算の拡充や教員研修制度の整備を提案し、政策立案に貢献。社会党系の政治家として労働者や子育て世代の声を政策に反映しました。生涯を通じて政治と教育の両面から日本の発展を支え、1963年に逝去しました。

1963年藤本捨助 1894年

1971年

ニキータ・フルシチョフ

(1894 - 1971)

ソビエト連邦首相

ソビエト連邦の政治家。スターリン批判と脱スターリン化を推進した指導者。

1894年にウクライナで生まれ、鉱山労働者を経て共産党員となった。スターリン死後に権力を掌握し、1956年の『秘密演説』でスターリンの独裁を厳しく批判した。農業改革や住宅建設を推進し、脱スターリン化政策を進めた。1962年のキューバ危機では米ソの緊張緩和を図った。1964年に失脚し、1971年に逝去した。

1971年ニキータ・フルシチョフソビエト連邦 1894年