1965年

台風23号により、高知県室戸岬で日本の最大風速記録・69.8m/sを観測。

台風23号によって室戸岬で日本観測史上最高の瞬間風速69.8m/sが記録されました。
1965年9月10日、日本列島を襲った台風23号は猛烈な勢力を維持しながら高知県室戸岬付近を通過しました。この際、気象庁の観測所で瞬間風速69.8m/sという日本史上最高記録を観測。沿岸部では大規模な建物損壊や停電、土砂災害が多発し、農作物被害も甚大でした。記録的な風速はその後の台風対策や建築基準の見直しを促す一因となり、耐風性能の強化や防災対策の充実に繋がりました。現在でも室戸岬の観測記録は台風研究の貴重なデータとして参照されています。
1965年 台風23号 室戸岬 風速