09月10日の命日 - 科学者・研究者

1730年

ジョセフ・ギシャール・デュヴェルネ

(1648 - 1730)

解剖学者

フランスの解剖学者。人体解剖と生理学研究に先駆的に取り組んだ。

1648年にフランスで生まれ、パリ大学で医学を学ぶ。解剖学の講義と実習を主導し、王立庭園の教官を務める。筋骨格系の詳細な図譜を作成し、高い評価を得た。生理学的機能の解明にも貢献し、『新解剖学』を著す。 1730年に没し、近代医学の発展に寄与した。

1730年ジョセフ・ギシャール・デュヴェルネ英語版 1648年

1732年

シュヴァリエ・ド・ルーヴィル

(1671 - 1732)

天文学者、数学者

天文学者数学者

フランスの天文学者・数学者。天体の観測と理論化に貢献した。

1671年にフランスで生まれる。天文観測所で彗星や惑星の軌道観測を行う。数学的手法を用いて天体運行のモデルを提案。宮廷の後援を受け、多数の観測記録を残した。 1732年に没し、天文学研究に影響を与えた。

1732年シュヴァリエ・ド・ルーヴィルフランス語版 1671年

1749年

エミリー・デュ・シャトレ

(1706 - 1749)

数学者、物理学者

数学者物理学者

フランスの数学者・物理学者。ニュートン力学の紹介と翻訳で知られる。

1706年にフランスの貴族の家に生まれる。ヴォルテールとの共同研究を通じて科学思想を深める。ニュートン『自然哲学の数学的原理』をフランス語に翻訳。熱力学や力学の理論を体系化し、学術論文を発表。 1749年に出産合併症で没し、その業績は後世に影響を与え続けた。

1749年エミリー・デュ・シャトレ数学者物理学者 1706年

1806年

ヨハン・アントン・ライゼヴィッツ

(1752 - 1806)

法律家、劇詩人

法律家劇詩人

ドイツの法律家・劇作家。ロマン主義演劇に影響を与えた。

1752年にドイツで生まれる。ゲッティンゲン大学で法学を修め、法律実務に従事。 1774年に戯曲『タラントのユリウス』を発表し注目される。ロマン主義文学の先駆けとして多くの劇作家に影響。 1806年に没し、文学史に名を残す。

1806年ヨハン・アントン・ライゼヴィッツ英語版 1752年

1822年

ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴェントゥーリ

(1746 - 1822)

物理学者、ベンチュリ効果発見者

物理学者ベンチュリ効果発見者

18世紀イタリアの物理学者。ベンチュリ効果を発見し、流体力学に革命をもたらした。

1746年にイタリアで生まれ、パドヴァ大学で物理学を学んだ。 18世紀末から19世紀初頭にかけて流体の運動を研究し、ベンチュリ管の実験から流速と圧力の関係を明らかにして「ベンチュリ効果」を発見。この現象は航空工学や化学プラント、医療機器など幅広い分野で応用されている。教育者としても後進の指導に力を注ぎ、多くの物理学者を育成。 1822年9月10日にその生涯を閉じた。

1822年ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴェントゥーリ英語版ベンチュリ効果 1746年

天保11年8月15日

藤井高尚

(1764 - 1840)

国学者、歌人、神官

国学者歌人神官

江戸時代後期の国学者・歌人。神職を務めながら古典研究を行った。

1764年に美濃国（現岐阜県）で生まれ、国学を学ぶ。古事記や万葉集の研究を通じて日本古来の文化や精神を探究した。自身も和歌を詠み、自然や人生観を題材にした作品を残す。神官として地域の祭祀や神事にも深く関与し、学問と信仰を融合。後進の指導にも力を注ぎ、1840年9月10日にその生涯を閉じた。

1840年天保 8月15日藤井高尚国学者歌人神官 1764年

1865年

クリスティアン・パンダー

(1794 - 1865)

動物学者

ドイツの動物学者・胚生学者。三胚葉説を提唱した。

1794年にリガ（当時ロシア帝国領）で生まれ、ゲッティンゲン大学で医学を学ぶ。 1817年から1820年に鶏の胚発生を研究し、内胚葉・中胚葉・外胚葉の三胚葉説を提示。この発見は発生学の基礎となり、生物発生の理解を大きく進展させた。解剖学や心臓研究でも業績を残し、その功績は後世の科学者に受け継がれる。 1865年9月10日に没し、発生学分野の礎を築いた。

1865年クリスティアン・パンダー動物学者 1794年

1892年

志田林三郎

(1855 - 1892)

物理学者、電気工学者

物理学者電気工学者

明治期の日本で物理学と電気工学の研究に尽力した学者。

1855年に生まれ、物理学者として自然現象の解明に取り組みました。電気工学者としては電気通信や電力技術の基礎研究を行ったとされます。明治期の欧化政策の中で、日本の科学技術近代化に貢献しました。学術教育や研究体制の整備にも携わり、多くの後進育成に寄与したとされています。詳細な活動記録は限られているものの、国内での学問の発展に欠かせない存在でした。

1892年志田林三郎物理学者電気工学者 1855年

1956年

ロバート・トランプラー

(1886 - 1956)

天文学者

星団の研究で知られるアメリカの天文学者。

1886年にスイスで生まれ、のちにアメリカに移住。カリフォルニア大学バークレー校で研究を行い、星団の性質を体系化。「トランプラー分類」により散開星団を距離や組成で分類。銀河系の構造解明にも貢献し、星間吸収の研究を進めた。多くの学術論文や講義を通して後進の育成にも力を注いだ。 1956年に没し、その業績は現代天文学の基礎となっている。

1956年ロバート・トランプラー天文学者 1886年

1975年

ジョージ・パジェット・トムソン

(1892 - 1975)

物理学者

イギリスの物理学者。電子の波動性を証明し、1937年にノーベル物理学賞を受賞した。

1892年、イギリスに生まれ、父はノーベル物理学賞受賞者J.J.トムソンです。ケンブリッジ大学などで学び、電子の回折現象を発見しました。1937年には電子の波動性の研究によりノーベル物理学賞を受賞しました。第二次世界大戦中はイギリスのレーダー研究に貢献し、戦後は学術界で教育活動を行いました。数多くの後進を育成し、物理学の発展に大きく寄与しました。

1975年ジョージ・パジェット・トムソン物理学者 1892年

1983年

フェリックス・ブロッホ

(1905 - 1983)

物理学者

スイス生まれの物理学者。核磁気共鳴法の研究でノーベル物理学賞を受賞した。

1905年スイス・チューリヒに生まれ、若くして物理学の道に進みました。スタンフォード大学で研究に従事し、核磁気共鳴を応用した実験で成果を挙げました。1952年に核磁気共鳴法の開発によりノーベル物理学賞を受賞しました。戦後はアメリカ物理学界の要職を歴任し、多くの研究プロジェクトを指揮しました。基礎物理学の発展に大きく寄与し、後進の育成にも尽力しました。1983年に亡くなりました。

1983年フェリックス・ブロッホ 1905年

1984年

ジェローム・クラーク・ハンセイカー

(1886 - 1984)

海軍士官、航空技術者

海軍士官航空技術者

アメリカの海軍士官・航空技術者。海軍航空発展に貢献した。

1886年アメリカに生まれ、マサチューセッツ工科大学で航空技術を学びました。第一次世界大戦中は海軍航空隊員として飛行研究に従事しました。戦間期には米海軍技術局で航空機の設計・開発を指揮し、艦載機の性能向上に寄与しました。その後も海軍省航空本部長などを歴任し、アメリカ海軍航空技術の基盤を築きました。科学者としての見識と海軍士官としての経験を融合させた業績が評価されました。1984年に逝去しました。

1984年ジェローム・クラーク・ハンセイカー英語版 1886年